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そして伝説に、ならない……  作者: 蒲生たかし
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レベル26 青の宝珠【重要アイテム】

レベル26 青の宝珠【重要アイテム】


二つ目の宝珠まではトントン拍子に獲得出来たが、三つ目以降が全く見つからなくなり数カ月後が経っていた。


俺たちは半ば諦め世界中の観光へと旅の目的をシフトさせていた。


今回行くところは「世界の中心」と名乗るたいそうな観光地だ。


なんでも世界地図上中心に位置する場所にその国はあり、さらに超巨大な縦穴があいているそうだ。


その穴は人々が住み着く前から空いていたらしく、底がどうなっているかは未だに不明らしい。



その国に着いた。


観光地の割に人は閑散としており、人も観光客というより冒険者の風貌な者が多かった。


最近適当に船を流しては魔物を狩るという単調な暮らしに飽きていたので、ここは俺が挑戦する事にした。


「少し待っていろ、何か伝説の武器でも持って帰ってきてやる」


地上近くは穴の外円に沿って階段が作られているので、しばらくはただ単に階段を下っていった。


見上げると空の円が小さくなり、階段も雑な岩波になり始め、いよいよこの縦穴洞窟が本領を発揮し始めた。


闇に蠢く魔物や、冒険者が落としたであろうアイテム。


持ってきた松明に火をつけ慎重に進む。


地底だというのに光のある不思議な空間に出た。


そこは光苔が洞窟に光を灯し幻想的な雰囲気だった。


さらに進むとマグマが流れあたりが灼熱とかしてる空間に出た。


寒暖、気圧、流れる空気に色々な物が混ざっている。



突然あからさまな人工的に作られた広場に出た。


地底には違う世界が広がっている。子供の頃に聞かされる御伽話を思い出した。


ここがそこか?


小さな人間が出てきた。


ドワーフか!?


「なんだにーちゃん、あんた新しい鉱夫かい?」


続々と人間が出てきた。


「いやー、今日も疲れたわい」


「さぁ、仕事終わりのいっぱいにいくか」


話を聞くと、この穴は鉱山ならぬ鉱穴らしく、炭鉱夫たちが掘り進みすぎて巨大な穴になったらしい。


掘り進み過ぎて、地上にあがるのが面倒だと穴の中に街を作りあげてしまったらしい。


奥に進むと大規模とは言わないまでも街が存在していた。


俺は炭鉱夫たちと仲良くなり、気が付けば数週間、炭鉱夫生活を送った。


汗をかく仕事は何と充実感のあることか。


もう毎日が輝いている。



そんなある日、仕事中に青く輝く珠を見つけた。


壁をほっていると、現れたのだ。


その珠を見て思い出した。こんな事をしている場合ではない。


俺は魔王を倒すべく、宝珠を集めているんだった。


この輝き、間違いなくこれは青の宝珠だろう。


俺は仲良くなった炭鉱夫たちと断腸の思いで別れを告げ地上に戻った。


戻ると、仲間たちは船と共にいなくなっていた。


待っていろと言ったのに、なんて薄情な連中だ。

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