レベル11 カジノ【施設】
レベル11 カジノ【施設】
大都会だけあって施設も豊富だ。
俺たちは王からの依頼も忘れ観光に勤しんでいた。
そんな中、どうもパーティの資金が減っている事実に気づいた。
浪費グセの俺、戦士の女、物忘れの酷い魔法使いのジジイと誰も財布の管理ができないと、神に仕えるクソ真面目さだけが取り柄の僧侶の女がパーティの財布を管理していた。
俺は僧侶の女を見張ることにした。
すると、夜、皆が寝静まってから僧侶の女が宿を抜け出すのが見えた。
俺は追った。
繁華街を抜け、僧侶の女が辿り付いたのが『ネオン煌びやかなカジノ』だった。
カジノに入るなり、慣れた感じで金をコインに変え、スロット台に。
決して神に仕える者が言ってはいけない汚い言葉を叫び、台を叩いていた。即効でスったらしい。
続いてルーレットにポーカーなど転々としてるが、どうやら負け続けているらしい。遠目にも態度で分かる。
俺は負けが込み、やさぐれている僧侶の女の後ろに立った。
「おい、何をしている」
「ゆ、勇者!? 違うのこれは、パーティのために強い武器や防具を手に入れよ……」
「いいから、どれくらい負けている」
「ま、負けてなんて無いから、ちょっと預けてるだけだから!」
あーあ、負けが込んでる人間が言うテンプレを。
俺は僧侶の女の頭を力いっぱいに殴り、襟元を掴み宿へと連れ帰った。
帰り際、俺はカジノにはこの女を出入り禁止にするように頼んでおいた。
真面目一辺倒で育ち、いざ社会に出て遊びを知りどっぷりはまる。まぁ、よくある話だ。




