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第70話〜大型新人?

…………。

…………。


「……なるほど、流れは理解した。一般人に手を出して反撃されたんじゃ完全にあいつらの落ち度だ。ちぃとばかしおいたに対する返しが過剰だが、慰謝料の請求とかはしないから安心して欲しい」


ギルド長のお部屋に通されたけど、内装は想像してたほど変わった所はなかった。


普通の執務室って感じだよ、残念。


けどわたしのもふもふセンサーが、部屋の奥にある扉の向こう側に反応してるよ!


きっと向こう側には猫さんが楽しくなるグッズなどがあるに違いないね!


ワクワク!


わたし見た目はただの小鳥だし見に行っちゃおうかな…


なんてねー。


…………。


それはさておき。


さっきの出来事はバルドさんと受付嬢さんが交互に、ありのままを話してくれたよ。


ルナちゃんはあんまりお喋りが得意じゃないし、ある意味こちら側はバルドさんが一番の被害者だからね。


幸い軽く打っただけで、打ち身とかもなってなかったみたい。


ルナちゃんもちょっとぶつかっただけでアザもできなかったよ。


まぁ簡単なケガなら、白夜ちゃんと契約したことで使えるようになった【再生】のおかげですぐに元通りになるんだけどね。


え?


じゃあさっきのは過剰反応だったって?


それはそれ、これはこれ、だよ!


( *`△´)ぴょ!


治るケガでも痛いし、元通りになるからって怖い思いをしたことには変わりないんだから!


どうせ怪我しても治るだろ!って言って、転んで泣いてる子供を心配しない人は人でなしだよ!


…………。


にしても慰謝料とかなくてよかったよ…


わたしたち、はっきり言って無一文だからね!


さすがにバルドさんに払ってもらうのは心苦しいし。


壁と扉の修繕代なんていくらになるのやら。


むしろバルドさんはギルドの規約違反の話を持ち出して、あの冒険者の人たちから罰則金とかを払わせようともしてるみたい。


さすが商人、抜け目ないね。


まぁ今回は明らかにこっちがやり過ぎたし、規約を持ち出してこちらに追求してこないよう牽制した感じかな?


話はすぐ落ち着いて、話がルナちゃんの冒険者登録についてに変わったよ。


…………。


「ーーーにしてもこんな大型新人が入ってくるたぁな。なりは小せえが、なかなかにいい従魔を連れてるじゃねーか。にゃっはっは!本来ならFランクからだが、もうモンスターを従魔にしてるし、Eランクからでもいいかもな」


しっぽをフリフリ上機嫌そうに振りながらギルド長が言った。


ぴょ?


ランクってそんなに適当に決めていいのかな。


うーん。


あくまで一時的な身分証のための登録だから、別にどのランクでもいいんだけど…


…………。


「ルナさん、当初の目的とは違いますが、登録して冒険者として働いてみてもいいかもしれませんよ?正直貴女の従魔がフォレストウルフの群れを倒せるとは頭では分かっていたつもりだったけれど、実際に見て考えが変わった。あれだけ強いなら私の紹介で働くより、自由のきく冒険者として働いた方がいい」


ぴょ?


バルドさんの考えが変わった!


んー、確かにそうだね。


ルナちゃんには安全な場所で働きながら居場所を作って欲しいけど、お姉さんも探さないといけないもんね。


どうせならランクも上げてもらって、冒険者として有名になればお姉さんも見つけやすくなるかも!


ルナちゃん、冒険者になろう!


「んにゃ?フォレストウルフ?……ちょっと詳しく話してもらっていいか?」


あれ?


バルドさんとの会話が聞こえてたらしいギルド長の雰囲気が変わった?

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