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第7話〜恐怖!ウネウネの親玉

ドナドナド〜ナ〜


わたしの頭の中で、そのフレーズだけが何度もリピートされていた。


だって他のとこ分かんないんだもん。


それにあれって曲名なんて言うんだろう?


あと連れていかれるのって牛さんだっけ?


(°△°)ぴょ〜


…………………………。


ちなみに今もおおかみさんの背中の上。


おおかみは何回か見かけたことがあったし、巣の近くまで戻ってかないかなって期待してたんだけど……。


全然戻る気配がない!


まあ落ち着いて考えてみると視点が低くなったせいでここがどこだか、そもそもどこに巣があったのかも分からない。


しょんぼり。


巣立ちには早過ぎないかな?


わたし、まだお空も飛べないんだよ?


それどころかまだまともに地面を歩いたこともないヒナ。


赤ちゃんでいうなら、まだ首がすわってないようなもの(ちょっと違う?)。


弱肉強食の食物連鎖の最底辺にランクインを果たしたばかりのわたしに、この厳しい自然をどう生き残れっていうのー!


わたし、どうなっちゃうんだろう?


ママン、心配してるだろうな…。


…………。


はい、修羅場ですよー!


(°△°)


わたしの目の前にはおおかみさん。


そして向こう側にはおっきなワーム。


ウネウネ。


わたしがおおかみさんにドナドナされていたら地面からいきなり現れたの。


おっきなって言ってもイメージがわかないかな?


大体全長5メートルくらい。


想像できた?


口なんておおかみさんどころか人だって丸呑みにできちゃいそう。


ママンが狩ってきた小ミミズサイズとは比べ物にならない大きさ。


はい、絶賛ぜっさん現実逃避中でーす。


ぴよぴよ。


というか見た目は同じだけど、大きすぎてちょっと、いや、ものすごく気持ち悪い!


口の中とかも掘削機くっさくきみたいな牙がたくさん生えてるし!


あんなのに食べられたら口に入った時点でひき肉になっちゃうよ!


うっ、想像したら気分が……。


…………………………。


おおかみさんはワームが現れた瞬間、一目散に逃げようとしたんだけど、思ったより動きの早いワームに回れこまれちゃった。


Σ(°△°)


よくよく考えたら地面の中を自在に動けるってことは地上じゃもっと速く動けるってことだよね。


というかワームって呼んでたけど、あれって地球のワームとミミズのどっちに近いんだろう?


あのサイズまで大きくなってるってことはワームじゃなくてミミズ?


ワームって虫とかの幼虫だって聞いたことあるし。


いや、けどワームって虫の幼虫とかミミズとかの総称とか聞いたことも…。


友達にそういう雑学ばっかり言う人がいたせいで妙なことばかり気になっちゃう。


今はそんな時じゃないのに!


(>△<)


あ、ちなみにワームは脚がなくて細長い動物の総称でもあるから、蛇とかドラゴンとかのも含まれることがあるんだって!


……あのワーム、火を吐いたりしないよね?


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