第48話〜小鳥、商人を助ける
マール目線に戻ります。
…………。
たいへん!
狼に馬車が襲われてるって聞いたから急いで向かったんだけど…。
馬車は倒れてるし、男の人とお馬さんは傷だらけ。
10匹以上の緑色の狼に囲まれて、今にも食べられちゃいそう!
「ぴょ〜!(待ってて!)」
わたしは地面や木の幹を蹴って進んで、今まさに男の人に飛びかかっている狼さんたちを大人しくさせる。
…………。
( °△°)⊃メッ!
ーーーキャン⁉︎
ーーーガルッ⁉︎
ーーーグルァ⁉︎
・
・
・
ーーークゥーン…
…………。
一匹、他より大きな子だけ逃げようとしたから、とりあえずメッ!ってやってもふもふわしゃわしゃしたら素直になった。
他の子はメッ!てしたら一度で大人しくなったよ。
今は全部の狼さんたちが仰向けにお腹を出した状態になってる。
あれ、確か犬の降伏のポーズだったと思うんだけど…。
って今はそんなこと考えてる場合じゃなかった!
男の人とお馬さん大丈夫⁉︎
『やれやれ、マルモ鳥とは思えん動きだ』
「マール、すごいね」
『『(…………)』』
「ぴょ〜(白夜ちゃん、この人たちのケガ、治せる?)」
追いついてきたみんなが次々褒めてくれるけど、とりあえず今はこの人たちだよ!
『心配いらん。ティアスライムの【浄化】があれば瀕死の状態でも蘇るわ』
「びゃっくん、シルだよ」
『ふん』
「もう!シル、なおしてあげて」
『(…………)』
シルがふわふわと男の人とお馬さんの所へ飛んでいく。
そして太陽みたいに光だした!
…………。
『(…………)』
お〜あったかい…。
実際は温かいわけじゃないんだけど、なんか胸があったかくなるような不思議な感覚。
柔らかい光って言うのかな?
明るいのに全然眩しくないの。
(°△°)
いつも寝る前とか朝とかに【浄化】はしてもらってるんだけど、怪我人相手だからかいつも以上に明るい。
光が集中していく。
あ、男の人とお馬さんが光に包まれた。
見る見るうちにケガが治ってくよ!
『ふん、さすが希少種。最高司祭クラスの回復魔法を軽く越えているな。おい、街では入れ物を用意して隠しておくんだぞ』
「え、なんで?」
白夜ちゃんの言葉にコテンと頭を傾げるルナちゃん。
猫耳が揺れる。
ラブリー♡
『ただでさえ希少種は狙われやすい。従魔とはいえ攫おうとする輩は出てくるだろう。それに死んでも希少な素材は採れるしな』
「そんな…」
「ぴょ〜(ひどい!)」
『モンスターの扱いなんてそんなものだ。それより、そろそろ目覚めそうだぞ』
そんなこんな話してるうちに、男の人たちのケガはすっかり治って、目を覚ましたみたい。
「うぅ……サリー……」
白夜GAMEsさんの動画はこちら↓
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