第37話〜元魔王が仲間になった!
紅月白夜
元魔王Lv ???
現仔猫Lv 1
…………。
『くはははは!ゴブリンなんぞ、我が輩の前では塵芥にすギニャ⁉︎』
「びゃっくん!」
「ぴょ〜!(あちょー!)」
ーーーグギベッ⁉︎
わたしたちは順調に旅を続けていた。
…………。
『くっ!先程は油断しただけだ!喰らうがいい!《闇より出し混沌にょわ⁉︎』
「びゃっくーん⁉︎」
「ぴょ〜!(ほわちゃー!)」
ーーーギギュア⁉︎
時に笑いあり、悲しみあり、涙ありの旅。
…………。
『ちまちま呪文など唱えてられるか!喰らうがいい!ネコぱーんにゃわ⁉︎』
「びゃ、びゃっくん…」
「ぴょ〜!(ちぇすとぉ!)」
ーーーギャベシッ⁉︎
そんな、1時間の旅。
…………。
『なぜ勝てぬ!』
「びゃっくん…」
「ぴょ〜(前口上が長過ぎるからじゃないかな)」
出会ってから1時間ほど。
白夜ちゃんの首には紅いチョーカーがはまっていた。
『テイマーと契約したからといってすぐ様元通りとはいかないか。仕方がない、地道に行くとしよう。何せ我が輩は不滅の吸血鬼!』
「今は、にゃんこだよね?」
「ぴょ!(にゃんこだね!)」
『ええい、うるさいぞ!娘っ子よ、契約は契約だ。最後まで付き合ってもらうからな!』
「うん」
返事を返すルナちゃん。
その首と足にはあの痛々しい枷はない。
なんと白夜ちゃんが契約を条件に外してくれたのだ!
…………。
『ふん、あのような低位の隷属契約など我が輩にかかればあってないようなものだ』
おかげでルナちゃんも心を開いて契約したんだよね。
「ぴょ〜(本当によかったよ、枷が外れて。それに傷痕とかも綺麗になくなってきたし)」
白夜ちゃんと正式に契約したことで、ルナちゃんにも一部の能力が使えるようになったんだって。
その一つが【再生】。
これは吸血鬼の能力で、どんな傷でも生きてさえいれば再生することができるすごい能力なんだって!
え、生きてさえいれば大概の傷なんて治るだろって?
(°△°)ノンノン!
治癒じゃなくて再生!
これの凄いところは傷痕も残らない、じゃなくて傷ができる前の状態にまで戻るってとこなの!
これでアザとか細かい傷痕とか、後に残りそうだった鞭の痕とかも全部なくなるよ!
『くははは!腕が千切れ飛んでも時間はかかるが再生するぞ。ちなみに傷口は塞がらず、剥き出しのまま再生するので地獄の苦しみが続くがな!』
そ、それはなんて恐ろしい…。
ある意味大怪我出来なくなっちゃったような…。
けど白夜ちゃん曰く、世の中には回復薬とか治癒のポーションっていうゲームのアイテムみたいなのもあるみたい。
【再生】も意識すれば発動しないようにも出来るみたいだから、いずれは手に入れて使うようにしないと。
白夜GAMEsさんの動画はこちら↓
https://m.youtube.com/channel/UCPCAH0Y_Qbn8cwKTuvE_5dA




