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第165話〜もふもふのシラタマ

…………。


さて、こうして森の中を延々と進んでるわけだけど…


全くもって飽きる事はなかった。


なぜなら目の前に¨可愛いもふもふ¨が必死に歩いているから!


ルナちゃんの目の前、ほんの数メートルの位置を転がるように白いまん丸な毛玉が進んでいる。


「わふっ!」


その正体はスノウさんの眷属召喚で召喚されたスノウウルフ。


名前はシラタマ!


呪いのせいで力が出せないスノウさんが、仲間を探すため、ルナちゃんの旅の役に立つために頑張って召喚してくれた赤ちゃん狼。


今回はわたしが命名したんだよ!


白くてふんわりとしていてまんまるだからシラタマ。


つぶらな瞳がキリッとしていてカッコ可愛いよ!


ちなみにルナちゃんはウル、白夜ちゃんはハティ、ライムはしろたま。


シルはまだ念話で話せないから仕方ないけど、やっぱりルナちゃんの名付けは安直だね。


ライムはいい線いってるけど、しろたまよりはシラタマの方が可愛いよね!


狼ってもっとすらりとしたイメージだけど、スノウウルフは寒い方にいる種族だからか毛が長くてモコモコ!


最高だね!


…………。


「シラタマ、つかれてない?」


まだ赤ちゃんで手足の短いシラタマを心配して声を掛けるルナちゃん。


それに対して元気に「わふっ!」と鳴いて答えるシラタマ。


ぱたぱたぱた


狼も犬みたいに尻尾を振るんだね。


動いてないと他の毛に埋もれて分からなくなっちゃうけど。


(♡▽♡)ラブリー!


白夜ちゃんのほっそりとした尻尾もいいけど、シラタマの太くてもふもふした尻尾もいいね!


…………。


狼は1日に何十キロも移動する事ができるんだって!


普通の狼でも1時間に50キロくらい移動することができて、長時間移動し続けることもできる。


最高速度が普通の車並みってすごいね!


ちなみに一匹狼なんて言葉を聞いた事あると思うけど、これは一匹だけで孤独に生きている狼って意味じゃないんだって。


そもそも狼は群れで生活する生き物で、連携して狩りをしたりする頭のいい生き物。


家族で群れを作って生活して、規模が大きくなったり大人になった狼が独り立ちすると、それを一匹狼って呼んだりするんだとか。


一度の食事で大量に食べて何日も食べないでも大丈夫だったり、狼は本当に忍耐強い生き物なんだよ!


…………。


とはいえ見た目はもふもふだし、まだ赤ちゃんだし、小さなあんよでとてとて歩くし、小さな段差は抱えてあげないと降りれないし登れないし、鳴き声がまんまワンちゃんだしもう可愛すぎておかしくなる!


(♡▽♡)ぴょ!!


まだ念話とかもできないからお話できないけど、「ごしゅじん、おまもりします!」って感じに休憩の時とかふんふんしてるからもう、もう、たまりません!


シルやライム、ミコたちとも仲良くなったし、わたしがもふもふしても素直に喜んでくれるから目一杯可愛がる所存である。


「わふ!わふ!」


『ふん、うるさいぞ、犬っころ。貴様はその短い手足をせかせか動かして歩いているがいい』


けど白夜ちゃんとは少し仲が悪いみたいなんだよね…。


シラタマはまだ赤ちゃんだからルナちゃんが抱えながら進もうとしたけど断って歩いてるんだけど、ルナちゃんの頭の上でくつろぐ白夜ちゃんも歩かせようと休憩の度に吠えてるんだよね。


真っ白なシラタマと真っ黒な白夜ちゃん。


色も性格も正反対みたい。


どっちもまだ子供だし、仲良くしてくれたら最高に可愛いのになぁ。


まぁちょっかいかけたりかけられたりする姿は、これはこれで…


(°▽°)ふふふ

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