第113話〜そう、それはまさにどこでもド…
…………。
「ふははははは!可愛い仔猫だなぁ、おい!」
『やめ、止めろ!撫でるな!こねくり回すな!気安く触るんじゃあない!』
「白夜王ともあろうもんが、ふははっ、仔猫にのぉ」
『いいから、HA、NA、SE!』
(°△°)ポカーン
△△
( ゜д゜)ポカーン
U・x・Uポカーン
(__)ポカーン
(__)ポカーン
わたしたちは、白夜ちゃんとトコハルさんの戯れ合う姿に、呆然としていた。
何でこうなったんだっけ?
そう、それはほんの数分前…
わたしたちがトコハルさんの魔法?でマザートレントの麓までやってきて…
…………。
「ま、色々と疑問はあるだろうし、こっちも話しておきたいこともある。悪いようにはせんから、ついておいで」
そう言ってトコハルさんが指を鳴らすと、目の前にトンネルの入り口みたいな、黒いモヤみたいなものが現れたよ!
「マザートレントの麓に繋がっておる。魔王化の魔法陣はすでにメテオで壊してあるし、魔王軍もそろそろ撤退済みだろうよ。今行けば【魔樹の加護】がもらえるかもしれん。こういうイベントは滅多にないから、ついでに参加していけ」
(°△°)え?え?え?
なんか一気に情報が…!
もしかしてさっきの隕石ってトコハルさんがやったの⁉︎
それに魔王軍?加護?イベント?
「それじゃ行くぞ。付いておいで」
そう言っていつの間にか持っていた杖をつきながら、黒いモヤの中に入ってっちゃった。
これは、ついていくしかないかな。
「ぴょ〜(行こっか、ルナちゃん)」
「う、うん」
ルナちゃんを安心させるために、わたしから先にピョンと黒いモヤに飛び込む。
すると、モヤをあっさり越えて着地、特に何も変わったことは…
あれ?
景色が全く違う!
目の前にある断崖絶壁みたいなの、もしかしてマザートレント⁉︎
すごい、一瞬でこんな近くまで移動したんだ。
まるで国民的アニメに出てくるどこでもド…
(°△°)ハッ!
とん!
「ぴょ!(おっと!)」
「あ、ま、マール⁉︎ごめんね」
危ない危ない。
真上から気配がして避けたけど、踏まれる所だったよ。
後からルナちゃんたちも来るのに立ち止まってたら踏まれちゃうよね…
みんなも放鳥してる時とかは気を付けてね!
鳥は意外とどこにでもいるし、人と鳥の目線は違うからね!
…………。
なんてことをしてるうちにみんな黒いモヤを通ってきて、そしたらすぐそばにトレンさんと白夜ちゃんの姿があったんだよね。
そして白夜ちゃんがトコハルさんに向かって話しかけて、知り合いだったトコハルさんが白夜ちゃんを猫掴みして…
みたいな流れで冒頭だね!
あれ?
白夜ちゃんて長い間封印?されてたんだよね?
それなのに知り合いって…
トコハルさんはどれくらい生きてるのかな?かな?




