第100話〜【母なる魔樹の森】に到着!
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「ぴょ〜!(うわー!おっきい!すごい!)」
「すごく、おっきいね」
私たちは【母なる魔樹の森】に到着した。
トレントの森を抜けて、普通の森も抜けて、いきなり拓けて一面の草原が広がってたけど、何より視界に飛び込んできたのはとにかくものすっごく大きな大きな樹!
一瞬山と間違えちゃったくらい!
前世の日本一大きな山と比べても遜色ない大きさ、というか雲の位置、葉っぱの位置より下にない?
どれくらいの高さがあるんだろうね!
ここに来るまで1日近くかかったけど、ようやく着いたー!
と言ってもその外縁部だけどね〜。
ルナちゃんの目がキラキラしてる。
見たらシッポもピン!としてるし、ワクワクしてるんだね!
…………。
「ぷっ!」
「あっ……ミコ?」
ルナちゃんの手から抜け出して、ミコが走り出しちゃった!
「(…………)」
「(…………)」
あれ、シルとライムも出できちゃった?
なんかみんなのびのびと走り回ったり日向ぼっこしたりし始めちゃったよ?
「カカカカ!(ここはもう【母なる魔樹の森】の範囲内だからね。モンスターにとっては心地いい場所なんだよ。あんまり中心に近寄り過ぎると逆に弱いモンスターにはきついかもしれないね)」
なんと!
『ここは、ある種のダンジョンと同じなのだ。周りを見てみろ、あまりに綺麗に森と草原が分かれているだろう?それにあれだけ大きな樹があるのに、街や道中は見つける事ができんかったろう。トレントの持つ【擬態】が周囲に影響を与えておるのだ』
(°△°)ぴょー
なんかよく分からないけど、トレントってすごいんだねー。
まだ赤ちゃんウサギのミコはここでシルたちとお留守番する事になったよ!
周りには弱いモンスターがたくさんいるけど、悪いモンスターとかは無意識に近寄らないんだってトレンさんが言ってたから安心!
ミコのことはシルとライムが守るってプルプルしながら意思表示してたし、任せたよ!
テイマーの繋がりがあるから、帰りはルナちゃんがすぐ見つけられるもんね。
…………。
そうそう。
トレントの苗木の件は冒険者ギルドがなんとかしてくれるって確約してくれたよ!
なんでもギルド長のお師匠様で、Sランク冒険者の人が動いてくれるんだって!
Sランクって言ったら冒険者ギルドでも一番すごい人の一人なんだよね?
さらわれた苗木たちも見つけたら返してくれるって約束してくれたから、それまでにトレンさんと一緒に【母なる魔樹の森】に行ってモンスターたちがスタンピードを起こさないようにしてほしいんだって。
と言うわけで、わたしたちはトレンさんと一緒に【母なる魔樹の森】に来たんだよ。
(°▽°)ぴょ!
「カカカカ!(大き過ぎて距離感が変になるけど、麓まで半日くらい歩くからね)」
うへ〜…
まだまだ遠いね。
『ふん、また無駄に育ちおって』
「ぴょ〜?(白夜ちゃんはあのおっきなトレントさんとはお友達なの?)」
『まだ奴の背丈が雲よりも低かった頃にな。配下に加えてやろうと思って出向いてみれば、孤独を嘆くばかりでまともに会話もできんかった。毒にも薬にもならんようだったからそのまま放置したが、ここまで大きくなるとはな』
それって一体何百年前のお話なんだろう?
「カカカ!(母はたまに訪れる貴方の事をたまに話してくれましたよ?彼もまた私とは違った孤独を知る者だって)」
『ふん』
わぉ、なんか色々あったんだね〜。
おっと!
とりあえず日が暮れるまでに根元の辺りには着きたいから急がないとね。




