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僕のステータス、平均値ですか?  作者: じゃむす
序章-プロローグ-
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04.この世界のチュートリアル[2]

Fea Croga(フェア クローガ)


なにこれ、誰!? なんで俺のプロフィールに書いてあるの!?


「誰ですか…フェア クローガって…」


「あぁ、異世界に馴染めるようにこっちの言葉で似たような名前にしておきました!」


だそうだ。まぁ助かるのかな、「水神です!」って言って「珍しい名前だな」とか言われると説明が面倒くさそうだしな。というか、チュートリアルが途中だった。メニューを開いて情報タブへ。


(えーと… ドライオット王国…かな?)


[ドライオット王国]

ブライアン暦 725年に建国された比較的新しい国。

王家、ドライオット家が治める国で太陽と魔法の国として有名。エリオット大陸の南東にある。

温度は季節により多少の差はあるものの冬も10度以下になることは珍しく、夏も海流の影響で比較的涼しい。


(なるほどぉ…)


「あの、チュートリアルの続きをお願いします。」


「君の趣味的に大体は予想できると思うんですけど、まぁ冒険者(ハンター)やったり、ほかの依頼を組合(ギルド)で受けたりしてお金を稼げばやってけますよ。」


「剣とかお金とかくれないんですか…?」


「お金は私持ってないのであげられませんね、剣も死んだ冒険者さんが持ってたボロボロのやつならありますけど…」


「何かありませんか、なんでもいいんで!」


「ならモチベーションが上がるようにこの綺麗な石とボロボロの剣をあげますよ。」


エアがそういった途端、ズボンのポケットに違和感を感じた。取り出してみるとたしかに綺麗な石とかなりボロボロな短剣が入っていた。綺麗な石は…売ろう。お金になるかもしれない、いや、絶対なる。


「ありがとうございます!」


「いいえ〜、チュートリアルと言ってもあまり教える事が無いんですよね。ここで終わりましょうか。」


「はい、これで十分です! エアさんは将来、僕に個人的に干渉するんですか?」


「いえ、私はそういう権限は無いので。」


「そうですか、分かりました。異世界連れてきてくれてありがとうございました。」


俺はそうやって挨拶をすると前に見える街に向かって走っていった。


「お気を付けて。」

次回から異世界生活していきます!

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