03.この世界のチュートリアル[1]
「ここが…異世界…」
俺はゴクリと唾を飲んだ。というか、まず何をすればいいのかすらさっぱりだ。
「あの、チュートリアル的なの無いんですか?」
「うーん、無いこともないんですけど…」
「ならやってくださいよ」
「じゃあまずこの国の情報を送信しますね。」
エアがそう言うと、脳内にたくさんの情報が送られてきた。急すぎてわかんないよ!!!なんか本とかゲームの主人公的なメニューみたいなのないのかねこの世界は!!
「メニュー、欲しいんですか… じゃあ作ります。」
「え、あぁ、はい…」
エアの落ち込んだような声を聞いて少し返事に戸惑った。というより、脳内に送られた情報が多すぎる。脳内で読むというのは意外と難しいぞ… そして、あれこれ思ってるうちにメニューが完成したみたいだ。
「メニュー出来ましたよ。メニュー開けぇ!的な感じで思ってください。あなたの意思で開くので。」
(メニュゥーッ 開けぇっ!!)
[ヴジョン]
「うぉおおっ!!」
開いた。メニューだ。ちゃちゃっと作ってもらった割にはちゃんと出来ている。えーと、上から名前等、友好度、持ち物、情報、討伐履歴…ちょいとまて、名前。なにこれ。
【PROFILE】
Name: │Fea Croga (フェア クロ-ガ)
Age: 15
Friendship: 50
フェア…クローガ…!?
ちょっと短いです(o*。_。)o