唇から死臭
死の山と恐れられる極北の山クラウディフィルで命を落とし、吸魂鬼として蘇ってから早百年……ようやく一人前と認められたダイソンは、族長から番いを探すように命じられた。
呪い糸で唇を縫い合わせ、フードを目深に被った彼は、悠久を共にする花嫁を求めて麓の町に下りる。そんなダイソンが一目で恋に落ちたのは、市場で競売にかけられていた女奴隷タマラだった。
ダイソン「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛っ(君が好きだ)」タマラ「済まんが、何を言ってるか分からん(うっぷ……こいつ、腐った臓物の臭いがする)」……そんなお話。
呪い糸で唇を縫い合わせ、フードを目深に被った彼は、悠久を共にする花嫁を求めて麓の町に下りる。そんなダイソンが一目で恋に落ちたのは、市場で競売にかけられていた女奴隷タマラだった。
ダイソン「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛っ(君が好きだ)」タマラ「済まんが、何を言ってるか分からん(うっぷ……こいつ、腐った臓物の臭いがする)」……そんなお話。
プロローグ
2015/08/16 05:54