表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/100

飲んだら乗るな

制限時間:15分 文字数:443字

警官が手を挙げて近づいてくるのに気付いて停車した。俺は内心びびりながら窓を開ける。

「なンすか早くしてほしいんれすけれろも……」

早口で捲し立てようとしたが、呂律が回らなかった。警官が僅かに顔を歪めた。

まずい、感づかれたか? 俺は慌てて口元を抑えた。ビールの臭いがプンプンしているであろう息が、指の隙間をすり抜けていく。

「具合でも悪いんですか?」

警官がそう尋ねる。分かってるさ、そうやって誘導して吐かせるつもりだろう?

その手には乗らない。今にもアルコール検知器を出そうって言うんだろう? 俺は警官が不審な動きをしないか睨みつけるように観察した。

「俺ぁ急いでんだよッ」

「ちょっと車の外へ出ていただけますか?」

「行かねえよ!」

俺は警官を振り切ろうと無理やり車を発進させようとした、が、車はびくともしなかった。

「おっ、おお……?」

よく見ると、俺の手は何もかもすり抜けるようになっていた。

「さあ、諦めて早く天国へ行きましょう」

警官の制服を着た天使が、俺の肩をぽんと叩いた。

お題:奇妙な冤罪 必須要素:ビール

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ