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リツイート

制限時間:15分 文字数:515字

ツイッターを見てたら妹が後ろにいた。

「お兄ちゃん、この伏字は何?」

妹が無邪気に指差した個所はフォロワーによるリツイートで、「10000RTでフォロワーに○される」と書いてあるツイートだった。

「何って……」

何気なくそのツイートをスルーしかかっていた俺は考え込んだ。

「”殺”される? いや、まさかな」

「お兄ちゃん、怖い」

妹が怯えたのか俺の腕に掴まった。

「いやいやそんな、リツイートされただけでこの人が殺されるわけないだろ」

そう思いながらも俺の脳裏には、このツイート主を脅して「10000RTでお前を殺す……」と喉元にナイフを突きつけている犯人の姿が思い浮かんだ。

ツイートを開くと、9999人が既にRTしたようだ。9999人が、10000人目を待っている。

俺は生唾を飲み込んで、リツイートボタンにカーソルを合わせた。

俺一人の行動で、この人の運命が変わるかもしれない……。

カチ。

「そんな陳腐な発想しか思い浮かばないんだね、お兄ちゃん」

妹のため息が喉元にかかった。

「だいたい伏字が”殺す”とか下品な言葉だと思うなんて安直よ」

俺は妹に”貶”され始めた。俺の他の9999人も、今頃きっと貶され始めたことだろう。

お題:とてつもない話 必須要素:フォロワーの誰かに○される

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