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勝つために
制限時間:15分 文字数:448字
後輩は真面目そうな顔をして俺の子分になりたいとか言い出すおかしな奴だったんで放置しておいたら鬱陶しいことになった。
「じゃあ先輩、TOEFL受けて、就職に有利になりましょう!」
「とい……なんだって?」
俺は聞きなれない単語に首を傾げた。
「英検の社会人版みたいなものです」
「エイケン? そんな奴いたっけ?」
「あー、その、外国語の試験を受けに行くってことです……」
「試験だあ?」
俺は椅子を蹴り飛ばした。後輩が風圧に後ずさる。
「ざっけんなよ、こんな時にベンキョーなんてやってられっか」
「で、でも先輩は進学しないでしょう? だったら、学校以外のところで資格を取ってですね!」
「……それで、あいつらに勝てるってのか?」
俺は校庭を見下ろした。
毛唐が日本軍と戦っている。相手はワケの分からない言葉をペラペラ喋り、日本軍にダメージを与え続けている。いわゆる「舌戦」だ。トイフルとやらを受ければ、軍隊に入った後彼らに応戦出来るというわけだ。
「はん」
俺はぺっと唾を吐いた。
「やってやるか」
お題:うるさい善 必須要素:TOEFL




