表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/100

お嬢様は小説家

制限時間:15分 文字数:370字

初恋もまだなのに、恋愛小説を書くように勧められた。

私が黙っていると眼鏡の彼はじっと私を見つめて言うのだ。

「お嬢様の理想を描けば良いのです」

眼鏡の奥のその瞳は本当に澄んでいるの?よく分からない、そして知りたい。

私は私自身をお姫様に、執事の彼を騎士に置き換えて小説を書いた。これは習作、これは習作と自分に言い聞かせて…。

原稿用紙に向かう私の元に彼がやってきた。

「出来はいかがですか?」

と微笑み、手袋をはめた指先で原稿に触れ……

「だめっ……」

腕で囲むように彼から原稿を隠すと彼は言った。

「おやおや。それではわたくしの作品を先にお見せしましょうか?」

「!あなたも小説を書いているの?」

「はい。ずっと書いていましたよ。最も小説と言いますか、恋文になってしまいましたけど」

「それは……」

「読んでいただけますか?わたくしの処女作を」

お題:経験のない小説家たち

主従萌えを入れ込んでみました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ