プロローグ
人生って本当に何があるか分かんない。
私の今までの25年の人生を振り返ってみて、他人に胸張って自慢できるようなことと言えば、特に道を踏み外すこともなく大きな怪我も病気もせずにこれたことくらい。
宝くじが当たったとか、芸能人の恋人が出来たとか、実は音信不通になっていた家族が富豪の一族ですごい莫大な遺産の相続人になったとか、そういうネタになるような話は一切無い。
宝くじは社会人になってから年末に買うだけで、それも4桁の金額すら当たったこと無いし。
恋人は学生時代にはそれなりにいたけど、今は仕事忙しいし出会いも無いし。
家族は曾祖父の時代から同じとこに住んでるってだけで父親は普通のサラリーマンだったし。
日本中を探したらそれこそ同じような人生なんて、ごろっごろ転がってると思う。
そんな一般的な現代日本の25歳女子である私が、何故に冒頭のようなセリフを吐いているかと言うと。
答えは簡単、予想もしてなかった『何か』が私の人生にコンニチハして来たから。
自己紹介が遅れましたが私、妻木立花と言います。
そして現在地、知ってる方が居ましたら私がお尋ねしたいです。
ココハドコ?
拙い作品ですが、頑張って続けて行きたいと思います。
誤字脱字等ありましたら遠慮なくご指摘下さい。






