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after 1〔新代社会の少子高齢化と諸事情〕

記号等で区切るなどし主観を変えたりもしています。

※作者は文章力が拙いので。予め、ご了承ください。m(_ _)m ヒラニ




この作品はフィクションです。

実在の人物や団体など、現実的体制や根拠仕様とは一切の関係がありません。


ご理解の上、ご覧ください。

 







 ――西暦20××年の某日、全人類は肉体年齢を五歳に一律された。

 その一年後、迎えた現代社会は今も尚、歯車を回し続ける……。


  ※


 老若男女を問わず全ての人間が五歳時と同じ肉体になってから一年後、日本及び世界中の人々は現代社会を維持し続けている。その幼い身体に人類の叡智と生きとし生ける者の悩みを抱えて日々あくせくと、――働いているのだ。

 ちな私は今年高等学校に入学したばかりの、いわゆるJKというやつだが。

 初年度とはいえ今や何処の生徒であっても日常の悩み事は尽きることがない。

 一つ例を挙げるとすれば。


「ねェー聞いたァ? 明日から体育、バスケを再開するんだってェー」


 例えるまでもなく、実例が目の前の友人から発せられる。


「ぇマジ……」


 嘆くのは別の友人。

 ちな二人とも高等(この)学校で親しくなった現在の友人(JK)関係である。


「ねェ、籬琉(マセル)はどう思ゥー?」


 一応言うとマセルとは私の名である。


「……どうって、何が?」

「バスケ、てか話聞いてたァ?」


 モチロン分かっているし聞いてもいる。問題視すべきは――。


「――質問の意図を明確にすべし」

「なにソレ武将? 超ウケるー」


 言うまでもなく心から笑ってはいない。――偏差値が60を超える我が校で真弥華(マヤカ)の態度は外見を含めて異質だが、本物の馬鹿ではないからだ。


「……個がどう振る舞うのかは自由だけど、親しい友人と居る時くらいは、能動的にしたら? 貴重な昼休みで話が終わらないのも生産的じゃないし」


 さすが。――私の言いたかった事を確りとした尺で代弁してくれた。


千恵(チエ)、アタチのコト親しい友人って思ってくれてるの……?」


 ついでに確認しておくと二人は“中学”からの友人だったはずで――。


「……幼馴染でしょ」


 ――期間の表現、一部訂正しお詫び申し上げます。


「アタチ、嬉ちい……!」


 そのビジュアルでやられるとツッコミが難しい。


「……――で、ゴールはどうなるの? ここのって前の公式規格しかないでしょ……」


 確かに。入学式の時に見た感じだと、身長の三倍くらいはあったと思う。仮に下げれたとしても倍は優に超えるし、何より。


「だよねェー、てかボール重いしィ超萎えるゥー」

「そもそも誰も届かないでしょ……」


 確かに。


「なんかァ3号球、使うらしいよー」


 女子とはいえ一般的な高校の体育授業(バスケットボール)史では、前代未聞の試みかもしれない。


「逆にやりづらい気がする……」


 さすがの着眼点。


「て言うか、マヤカなんでそんなコト、知ってるの?」

「昨日ヤった男子から聞いたー。ァ、そういう意味じゃないよー」


 分かってる。

 今の人類に精通した者は、世界中誰一人として居ない。もし行為は可能でも、何が出てくるのやら……。


「てか今朝のトレンド見たァ?」

「見ない日とか無いでしょ」

「だよねー。去年の出生数が世界中で0人って、ヤバくなーい」

「問題ないでしょ、今や少子化の心配は全く無いってテレビでも言ってたし」

「テレビ? メディアも見てるとかチエ、良妻賢母じゃん」

「何言って……、というかSNSもメディアの一つでしょ……」


 要は、何を信じるかは個人の自由。責任も兼ねてね。


「――マセルはどう思ゥー?」


 さっきの焼き直しだろうか……。


「……私、運動はあんまり得意じゃないかな」

「うわァ天然炸裂じゃん、超引くー」


 初めて聞くわ、そのスーパーアウト。

 ――ただそれよりも。


「……引くと言うかは、私は学習机(コレ)を早く低くしてほしい……」


 モチロン今現在使っている椅子も、同様に。

 と、日々尽きない日常の悩みを告げたところで、午後からの授業が始まる前の予鈴が教室――校内に鳴り響く。


「サイアクー」

「毎回の事でしょ……」


 そう、私達は日常的に身の周りで起こる出来事を若干傍観気味(リビング)で語らう今風の女児(若者)

 但し全人類が肉体年齢を五歳にされた現代社会、言わば新代社会では誰もが現代的風俗に――該当する。


「ネー、この待ち受け超可愛くない? 中学生のアタチ、将来有望で待ち遠しィじゃん」

「……もう知ってる」


 ちなその頃には私達の精神年齢は、二十を超えている……だろうか?


「今から二重のクセ付けは必須(ひっちゅ)っしょ」

「それ本当に意味あるの……?」


 これから先の将来(ミライ)、全ては叡智を持った上での努力次第。

 ――しかしながら、人類が肉体的には平等となった事を――忘れてはイケない……。








  新代社会の少子高齢化と諸事情/了







 

【女児情】の【ep.1】をご一読くださり、ありがとうございます。m(_ _)m

 作中の話は基本短いオムニバス的な内容となっております。

 ※感想では今後のテーマ、各話で扱う主題の募集――質問等も承ります。

 注:テーマの募集は万が一多数になった場合、中止する事があります。m(_ _)m



 投稿を安定させる為、マイペースに公開をしております。

 ※執筆が遅いです。更新(投稿)は、不定期です。

 ――但し人気や意欲のある時には、より頑張っていると思います。

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