貴女ー神戸行きの電車は何番ホームー
格好をつける前に
鏡には臆病者
花を摘む
あの子は
今
幸せであろうか
俺
夕暮れ
右左
歩く
さよならした
臆病者は
今
怒りを力に変える
鼓動
聴いてみる
音
毎日
違う
音色に
花よ
咲け
鼓動の音がする
人を好く
貴女のやさしさに応えたい
俺
独り
傷跡は誰にでも
此処
何処かへ
何時かは
幸せを感じられるように
と
少しのわがまま
聞いてくれ
と
臆病者は
堂々と
行く
この街の匂いと
一緒に
作られた台詞を読む
だから
器用になれない
冬の音
砂丘で抱き合う
二人
俺は行く
少しの
わがまま
聞いてくれ
時が進んだら
貴女へ
ただ
素直に貴女に喜んでもらいたい
俺は言葉を刻む
臆病者は
少し
焦ってしまうから
いつも
二人で
生きて行けたなら
鐘は鳴るのだから