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前世は拾われた猫だったので転生したら人間を拾っています  作者: PYON
第2章 S級冒険者炎王アッシュ
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「おまえら、G級だよな」


「はい。G級です」


「じゃあ、その剣技はなんだ。

 それに魔法剣士ってどういうことだ。

 それからミリアの回復魔法。

 疲れと傷が全回復だ。

 これって上級の回復魔法だろ。

 ミリアは魔導士だよな。僧侶じゃないよな」


「はい。魔法使いです。

 それも水魔法の使い手です。

 でも、水には癒しの効果もあるんですよ。

 それを使っただけです」


「回復魔法ならぼくでも使えます。

 ブラックウッドさんに教えてもらったんですけど、火にも癒しの効果があるって。

 身体を温めることで治癒力をあげるんです」


「ブラックウッドさんって、もしかして元ロラン王国の魔導士団長か」


「あのおじいさん、そんな人だったかな」

「あ、そういうの聞いたことあります。

 でも、そんなのなんの価値もないって言ってました」


「しかし、剣の腕も相当のものだ」


「それは練習しましたから。

 ランスロットさんに教えられて」


「ランスロットさんって、エクレール王国の騎士って言ったなかったか」


「ええ、イグレーヌさんに仕えてました。

 イグレーヌさんが逃げてきた国ってそんな名前だったような」


「わかった。

 アッシュ、ミリア、力を貸してくれ」


「はい」


「いまから、赤オーガを倒す。

 あそこにはもう一体の青オーガと魔法を使う緑オーガがいる。

 そいつらを倒せば、あとは烏合の衆だ。

 町は救われる。いいな」


 ぼくとミリアはうなづく。


「アッシュは青オーガをミリアは緑オーガを倒してくれ。

 俺は赤オーガを倒す」

 ぼくはライオネルさんと並んで赤オーガのほうに走り始めるのだった。

 


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