表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/187

17

 ブレスはぼくに追いつけない。

 その間にぼくは分身する。

 ぼくは2匹になり、4匹になり、8匹になる。

 その8匹に属性を付与する。

 火、水、風、光、闇、地、無、回復

 それぞれ、光につつまれる。

 空を駆け、八方から竜王に襲いかかる。

 

 分身は自分で考えて攻撃してくれるのだ。

 そう、ぼくと同じくらい頭がいいのだ。

 ぼくの頭の良さは人間のおかあさんのお墨付き。

 いつもドラちゃんは賢いねっていわれていたのだ。

 この攻撃は竜王の弱点を探るためだ。

 さっき、いろいろ耐性があるってでてたけど、よくわかんないから、試してみるのだ。


 竜王の攻撃は大きいだけに遅い。

 ぼくの分身は速度アップもしているし、すごく速いのだ。

 竜王の隙を見て、自分に属性をまとって突っ込んでいく。

 分身たちは弾丸となって竜王を射貫く。

 そう、意思をもった弾丸。

 外れるわけはない。


 しかし、分身たちは次々と竜王のバリアにはじかれる。

 竜王は全属性に対して弱点はないのか。

 完全に化け物。

 分身たちはぼくのところに戻って消える。


「わたしに小手先の技は通用しない。

 命をぶつけてこい」

 竜王は吼えて、爪を振るってくる。

 ぼくはそれをまっこうから受け止める。


 竜王の爪はぼくの肉球で静止する。

 確かに力は強いけど、ぼくを吹っ飛ばすほどではない。


 僕は前足で爪を押し返す。

 力くらべだ。

 でも、力は同じくらい。

 まったく動かない。

 

 ぼくたちは目をあわせて、爪を外す。

 力比べは互角。


 つぎに竜王は、魔法を展開する。

 炎、地、氷、雷、風。

 次々と魔法を打ってくる。

 でも、ぼくにもすべての魔法は効かないよ。

 ぼくは身体に魔法防御をまとってはねかえす。


 今度はぼくが竜王の懐に飛び込む。

 ぼくと竜王の真向からの勝負が始まるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ