35話 金貨十枚
世界地図の南側に位置するロザリオ王国。その中の北側に位置する、冒険者達からは"世界の中心"と言われる街、アルテミス。
その街を十字に走る大通りの東端にある大門。そこにアルとシオンはいた。
刻は昼前。茹だるような日射しが髪を熱し、首筋を焦がさんと照りつける。人さえ殺しそうなそれは、本格的な夏の到来を証明していた。
「見送りなんて良かったのに………」
「そう言う奴ほど嬉しいくせにのう」
珍しく大荷物を背負ったアル、対して手ぶらのシオン。
二人の前にはミアさんと、それからルイさん、おまけにロバートさんまでいた。ミアさんはいつもの制服で、シオンと二人で周りの視線を集めに集めている。
「まぁまぁ、私達も愛しい君達二人のためなら時間を割くのは厭わないよ。君達の成長には大いに期待してるんだからねぇ。
あ、あと。これは私からの餞別だ。これは大いに役立つ本だ。私からの愛の印に…」
ルイさんがくれたのは一冊の本だった。内容はともかく、本自体がかなり高価な物であるため受け取るのは気が引けたが、その本のタイトルを見て有り難く頂く事にした。
ルイさんの愛のなんちゃらは聞かなかった事にする。
「ギルドマスター、アル君が怯えてますからやめてください。
アル君、シオンちゃん。二人が本拠点をここに置く限り、私は貴方達の専属だからね。待ってるから。
あと、クープのギルドに着いたらこれを渡して。うちのギルドは世界中の支部で顔が利くから、少しでも助けになるかも。あと、何か権力問題に巻き込まれそうになったらギルド長からの使者だと言いなさい。その旨もこれに書いてあるから」
ミアさんはロバートさんにも聞こえないように、二人に近づいて囁いた。ふわりとミアさんの香りが頬を撫でる様に香っては離れていく。アルの手には、しっかりと封蝋で留められた手紙が残されていた。
「二人とも、気を付けてな。何かお土産物買ってきてくれよ」
ロバートさんからは、彼らしい言葉を貰った。
また会えると言う事を疑いもしていない様な口ぶりに元気づけられる。彼とはひょんな事から仲良くなった訳だが、既に出会った頃の面影は無い。少し弛んでいた腹はしっかりと引き締まり、腕だって筋骨隆々と言っても良い。
アルは彼等に向かって、深く深く、頭を下げる。
「皆さんありがとうございます!
意外とすぐに帰ってくると思うので、その時にはまたよろしくお願いします!」
少し怪訝そうに手を振る三人に見送られ、アル達は東門を後にした。
「拍子抜けするほどまたすぐ会うであろうの」
「だろうね………」
アルとシオンは意味深な苦笑いを交わす。レベルが23に上がったことで獲得した、新たな【空間魔法】の一つが関係しているのだが、彼等にはまだ話していない。
巨大な門を抜けると見えてくるのは、視界一面に広がる草原。そして東に向かって果てしなく続く道だった。それはアルのこれから進む道程の果てしなさを現している。
目的地はサラン魔法王国にある、クープと言う街だ。そこにある23~30レベル帯のダンジョンを目指す。
クープと言う街は、サラン魔法王国の中でも西方に位置するため、真っ直ぐ馬車で行けば十日程で行けるらしい。
しかし今回アル達は、乗せてくれる馬車を探しながらのヒッチハイクの様な旅路を予定していた。少なくとも二週間はかかるだろう。
アルは腰の両側に差してある、二本の剣の柄に触れる。一本はこれまでずっと使っていた愛刀。そしてもう一本は、武器屋のマルコムさんにオーダーメイドで作ってもらった新しい短剣だ。迷宮主からドロップした魔鉄を素材に、今まで使っていた短剣に長さと重さ、振りやすさを似せてある。
「なぁにをニヤニヤしとるんじゃ。早う依頼主を探せ。置いて行かれてしまうぞ」
「はいはい。分かってるったら。えーっと依頼主は………行商人のアイザックさんって人だ。赤い荷馬車が目印って書いてるけど………。
あ、アレかな?アレだよね?」
門の近くには、いくつか荷馬車が並んでいる。多くが冒険者との待ち合わせらしい。しかし、赤い荷馬車は一つだけだった。間違えようがない。
何と言ったって、全てに真っ赤の塗装をしてあるのだ。正直言ってかなり目立つ。その荷馬車の横には、ひょろっと背の高い青年がキョロキョロしながら立っていた。
「あの、アイザックさんですか?僕達、護衛の依頼を受けたEランク冒険者の者です」
「あぁ!君達が!依頼を受けてくれてありがとう!ゴールドナイツの街までだったな!すぐに出発しよう!早ければ明後日の夜には着くはずだ!」
アイザックさんは陽気な青年だった。
決して強そうには見えないだろうアル達を、護衛として嫌な顔もせずに受け入れてくれた。商人として危機管理能力が乏しいのではないかと、逆にこちらが心配になる。好い人なのは間違いないだろうが。
アル達が荷馬車に乗り込むと、三人を乗せた赤い荷馬車は出発した。きぃきぃと音が鳴るのはご愛嬌だろう。
ゴールドナイツまでは大きな街道をひたすら進むらしい。
しかし途中で森を突っ切るので、そこで時折、魔物や山賊に襲われる事があるとか。
「君達は兄弟?」
「いえ、同じ村の出身なんですよ」
「へぇー?君達みたいな若い子が二人だけでパーティ組んでるなんて凄いなぁ。レベルはいくつなの?」
無邪気な顔で問い掛けてくるその様子は、アルの警戒心を見事に薄れさせていた。これがもしも演技であれば、大した役者だ。
「二人とも23ですよ」
「23だって!?凄いな。君達まだ十代だろ?その歳でそのレベルって事は、もしかしてどこか良い家柄の出とかだったりするのかい?」
アイザックさんの驚き様に、逆にこちらがポカンとしてしまう。確かに同世代はだいたい15レベルがいいとこだ。でもセシリアさんなんかは、この頃には既に30レベルを越えていたのではないだろうか。
「いえ、僕達は田舎の出ですよ。それよりも、何故良い家柄の出だとレベルが高いんですか?」
「そりゃそう言う人達はお金があるからな。武器や防具も良いスキルがついた物が買えるし、パーティも御付きのレベルの高い人達で固めるから、レベルが上がるのも早いらしい。
まぁ商人にはあまり関係の無い話だけどな」
そんな暢気な事を延々と話しながら、初日の陽が暮れた。
街道沿いの草地に荷馬車を止め、今晩はこの少し傾いた場所で野宿だ。
「わぁ、凄いな。君達本当に貴族じゃないのかい?【浄化】のアクセサリーを持ってるなんて」
「違いますよ。これはアルテミスで稼いだお金で買ったんです。何せシオンは年頃の女の子ですからね」
「妾のせいにするでない。お主が買うと言い張ったのであろう」
草原の夜は暗かった。
焚き火を起こして明るさを確保するが、その火の届く範囲はほんの少しで、すぐ先は暗闇だ。ここらは障害物も無く見通しの良い場所で、昼間は死角が出来にくい。しかしその分、夜は遠くからでも明かりが見えてしまう。
アルとシオンはアルテミスから持ってきた食べ物を食べながらのんびりと過ごしているが、アイザックさんの方は少し落ち着かない様だ。
アル達はそんな彼を尻目に、寝袋を広げた。シオンはもぞもぞと寝袋に入り、アルはその横に胡座をかく。
「難しいかも知れませんが、アイザックさんもゆっくり寝てくださいね。詳しくは言えませんが、このシオンのスキルで近付いてくる人や魔物はすぐに解りますので安心してもらって大丈夫ですよ。火だけは消しますね」
「あ…あぁ、それじゃ任せたよ…」
焚き火を消火すると、アイザックさんはすぐに横になった。少し寝付けない様子だったが、三十分程で寝息をたて始めた。案外剛胆みたいだ。
アルは暗闇の中でこの三週間ずっと練習してきた事を思い出していた。辺りが暗かろうと関係ない。逆に好都合だった。
あの周囲の全てを知覚するあの感覚には視覚は関係ない。むしろ集中しやすいくらいだ。
翌日、朝日が昇る前にアイザックさんは起きてきた。
アル達は夜の間にグラスコブラやビッグマウスと言う魔物を仕留めていた。決して強くはないが、低レベルの者が寝込みを襲われたら、死もあり得る魔物だ。それ等を見たアイザックさんは、驚いた様な安堵した様な、複雑な表情を見せた。
今日の行程としては昨日と変わらない。数十キロを移動するというものだ。午前中は良かった。天気も良く、昨日寝てない分アルとシオンは荷台で仮眠を取った。
しかし午後からは雨が降った。午前中の天気が嘘のように、あっという間に暗雲が立ち込めたかと思えば、池の水をひっくり返した様な雨だった。
「君達は荷台にいてくれて良いよ。ただ、荷が濡れないかだけ見といてくれないか?」
結局、雨は夜まで降り止まなかった。少しだけ街道を外れて村に寄り、宿を取ることになった。とても小さな街で、なんとなくミレイの村を思い出す。その村の中に、宿は一軒だけ。寂れた雰囲気を隠そうともしない所は、逆に清々しい。
その翌日は、板張りの壁の隙間から洩れる朝日で目が覚めた。
今度は昨日の雨が嘘だったかの様に、空には雲ひとつ無い。だれか偉大な風魔法の使い手が、雲をどこかへ飛ばしたのかもしれないと、真面目な顔でシオンは言ったが、本気で言っているのかの判断は出来ない。
今日は護衛任務最後の日だ。今晩にはゴールドナイツへと着く予定だからだ。アイザックさんは商人と名乗ったが、決まった商品を扱っている訳ではないらしい。世界中を巡りながら、その場その場で気に入った物を買い、他に行って売るとか。旅商人とも言うらしい。
「ここからが、君達の出番だ。何かあった時には頼むよ。何もないのが一番なんだけど」
草原から森へと入った時に、アイザックさんは苦笑いで言った。
この森には、特に名前は無いらしい。ゴールドナイツに住む者からは"騎士の森"や、"鏡の森"とか呼ばれているとの事だが、その由縁はあまり知られていないみたいだ。
道はある程度整備されていた。アルテミス、サラン魔法王国間の移動にはこの森を通るのが早い。きっとロザリオ王国がお金を出して整備しているのだろう。
森を抜けるには馬車を一時間ほど走らせる必要があるが、三十分程入った所でアル達は足止めを食った。
道を阻むように木が横倒しで倒れているのだ。
「これ多分、罠だね」
「臭いもわからんのによく分かったの」
「でも人数はわからないな…」
「右の茂みに二人、左に一人じゃ」
不自然にならないように左右を確認するが、やはり目視では確認できない。シオンの気配察知は本当に上位に位置する魔物のそれだ。
「右」
「妾は左か」
アルとシオンは木に近付く。武器も構えず、あたかも木を動かしに行きます。と言った様に。
ほんの僅かに右の茂みが音をたてた時。アルとシオンは地面を蹴っていた。お互いから距離を取るように森に向かって突っ込む。木を二本越えると目の前にはすぐに敵が現れた。大小二人だ。二人ともナイフを慌てて振りかぶる。
遅い。全く慣れていない様な手つきで突き出された刃は、それでもアルを的確に捉えている。しかしアルは両手の短剣で、それらを二つとも弾いた。
「諦めた方が良いよ。あなた達のレベルとスキルじゃ勝てない」
一人は中年男性。もう一人はアルより少し歳下くらいの男の子だ。その二人を馬車の前まで連れていくと、シオンも一人引きずって来ていた。今度は中年の女。三人を並べて座らせると、その男の子の顔立ちからすぐに分かった。
「え、まさか………」
「お主ら、もしや親子か?」
中年の男女が顔を伏せる。しかしその間に居る男の子だけはじっとこちらを睨み付けていた。男達の身なりは薄汚れてはいるが悪くはない。もともとは裕福な家庭だったのではないだろうか。
「ど、どうする?」
後ろからアイザックさんの震えた声がする。
「どうしましょうか?」
それを逆に質問で返した。アイザックさんは眉が下がり、明らかに困っている。
「いえ、すみません。質問を質問で返すべきではないですね。正直に言えば、僕達が今までで盗賊に出会ったのは一回だけです。しかもその時は全員殺してしまいました。こんな風に生け捕りにした場合、普通はどうするんですか?」
殺してしまったと言う言葉が出た時に、三人家族は揃って頭を上げた。その表情は、まさに恐怖で一色。そしてアイザックさんはと言うと、アルの言葉を聞いてかなり不思議そうな顔を作っていた。
「今日で二回目?こんなに手際良く捕らえたのに?
まぁそれは良いとして、こう言う犯罪者は奴隷商人に売り渡すのが普通だろうな。正規で売ったとしても、この三人なら合わせて金貨十枚は貰えるだろうよ」
奴隷とはつまり、金で買われ、物の様にやり取りされる人間。
アルテミスの一件で学んだことだが、奴隷にも二種類ある。国に申請した上で魔法的な契約で縛られる、いわゆる正規奴隷。そして国に申請しないままに裏取引で売買される裏奴隷だ。
おもむろに、シオンが剣を抜いた。彼女がその純白の剣を抜くのはあまり見たことがない。シオンが刃物を持って三人に近付くと、真ん中に座っていた男の子を胸ぐらを掴んだ。そしてその怪力で、木の枝を運ぶかのように荷馬車へと引きずって行く。
「止めてくれ!」
「あなたっ!」
「アルよ。女を連れてこい。ゴールドナイツの裏商人に売るとしても、ガキと女だけじゃ。男は殺していけ。どうせ大して金にならぬであろう」
「頼む!俺は殺しても良い!二人は見逃してくれ!」
一家三人が慌て出す。しかし内心ではアルもかなり慌てていた。シオンがそんな事を言い出すとは夢にも思わなかったからだ。あのダリウスを殺そうとした時でさえ止めたシオンが、考え無しにこんな事をするとは思えない。
「………男よ。良いじゃろう。
何故この様な事をしたのか、洗いざらい話してみるのじゃ。もしも妾の興味を引くことが出来れば、それを代金としてお前らの命はくれてやる」
そこでやっと、アルはシオンの思惑をぼんやりと理解した。
中年男は息を飲んだ。苦いものでも噛み潰した様な表情の彼は、ぽつりぽつりと話し始める。
「お…、俺達家族は、ロザリオ王国の東の端、ガリアの街にいたんだ…です。そこを治めるガリア家はかなりタチが悪くて、権力に物を言わせてやりたい放題をしてる奴等なんです。俺達一家はそいつに目をつけられて、不敬罪とかで家財全てを没収されたんだ。
"お前の家を壊してそこに娘のペットの家を建てるから出ていけ"だと?
ふざけるなっ!!俺達の家だ!死んだ親父が必死に働いて買った土地と家だ………!………それ以上逆らえば、反逆罪で家族全員処刑すると言われたんだ。仕方なく俺達は街を出た………。嫁がゴールドナイツで働くって言うから、泣け無しの金でここに来た。でもいざ街についたら………俺は間違いに気が付いたんだ。
………頼む。俺を殺してくれ。それでできればこの二人は見逃してくれ。それが駄目なら一緒に死なせてくれ、頼む」
いっそ殺してくれと懇願する男。何故かシオンは、この場で一番困っている人に話を振った。
「アイザックさん。お主この男の言い分をどう思う?嘘だと思うか?」
「………いや、彼は真実を言っていると思う」
アイザックさんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに答える。その顔には自信がある様子だ。二人はそれだけ確認すると、こちらを見た。
"それで、どうするんだ"とでも言わんばかりの目線。
どうやら、アルが決めなければならないらしい。アルは一つだけ、男に向かって質問した。
「もしも僕達を倒せたとして、あなたはどうするつもりだったんですか?
………いいですよ。正直に話してください」
男は一瞬迷ったが、はっきりと言った。腹を括ったその目には、強い意志が宿っている。脅している立場のこちらが気圧されてしまいそうな程だ。
「………まず食べ物を奪います。もう四日もこの森で彷徨っていますが、低レベルの魔物ですら倒せない私達では、逃げることしか出来ず、木の実しか食べてません。あとは荷馬車とお金を奪います。命以外の物は全て奪うつもりでした」
アルはその言葉を聞いてから、アイザックさんへと顔だけ向ける。すると彼はまたもや自信あり気に頷いた。実は彼は【心眼】のスキルを持っている。シオンが言うには、人の嘘を見破れると言う物だ。
そしてアルは彼等の処分をどうするか決めた。短剣を納め、【保管】からアルテミスで買っておいた保存食の山と水を取り出す。保存食はどれも味は悪いが腐りにくい物だ。贅沢しなければ三人でも五日分はある。それを家族の前に置くと、初代リュックサックも取り出して父親に投げ渡す。
そして最後にお金の入った袋を取り出すと、袋の中から金貨を十枚取り出して、男の前に置いた。
「三人とも、ここで死んでもらいます」
アルの言葉で、希望を持ち始めた両親の顔が一気に青ざめる。
シオンが引っ張って行った子供を連れてくると、向かい合わせて座らせる。この男の子が、今どんな顔をしているかを二人に見せる為に。
「良いですか。あなた達の価値は今、この金貨十枚です。これだけ……………。たったの十枚です。
そこで、あなた方の今後の人生。僕が金貨十枚で買いましょう。今日までのあなた達は、今ここで死にました。今までの人生は全て忘れ、後悔も憎悪も、人を襲おうとした決意も全て棄てて。生まれ変わった気持ちで新しい人生を始めるんです。
この子の顔をしっかり見てください。彼の目を。
彼は貴方達のこれからを全て見ています。人から物を奪って彼が幸せになるなら、そうすればいい。
いずれまた、金貨十枚は返してもらいます。野党を続けるのはお薦めできない。そのレベルでもし同じことをすれば、きっと今度こそ殺されます。まぁ試してみるのも良いと思うけど」
シオンは家族を見向きもせずに荷馬車に飛び乗った。アイザックさんも戸惑いながらそれに続く。アルは倒れていた木を蹴り飛ばして、馬車が通れるように端に寄せ、それから馬車に乗り込んだ。
その一家は誰一人として、荷馬車が見えなくなるまで顔を上げようとしなかった。
ここまでお読み下さり、本当にありがとうございます!
もしも、続きが少しでも気になる!おもしろい!まぁもうちょっと続けて頑張ってみたら?と思っていただけたのであれば、感想、レビュー、評価など応援をお願いします!
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あなたのその清き1ポイントが、筆者のモチベーションとなり、ひいてはなろう全体の活性化にどうたらこうたら。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直な感想で構いません!
是非ともよろしくお願いします!