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幼女転生  作者: デブリ
七章・黄昏編
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第百話 『狩猟温泉生活 後』


 蒼水期第四節に入った。

 寒さに拍車が掛かり、昨日は新しい上着を購入した。


 キングブルは一向に姿を見せず、今日も今日とて空振りのまま、俺たちは町に帰り着く。

 だが、俺に焦りはない。

 特に何のペナルティもないと言っていたので、気楽なものだ。

 とはいえ、言語学習は欠かしていないし、町の外では毎日一時間ほどユーハと剣術の稽古に勤しみ、自己強化を怠ってもいない。

 あまり気を抜きすぎると、それはそれで不安になってくるからな。


「日が沈むと屋内でも寒いですね……」

「お姉ちゃん、寒い? 温める?」


 相も変わらず感情の乏しい様子で言い、ルティが背中から抱きついてきた。

 ちなみに二人とも全裸なので、密着感がやばい。

 

 現在、俺たちは温泉の更衣室にいる。

 夕食を終えて、腹ごなしにのんびり散歩をしながら共同浴場へと来ていた。

 更衣室には幾つかの棚が並び、そこに衣類を入れる編み籠がある。

 この辺はあまり前世と代わり映えしないな。


「やはり違和感が凄まじいの、お主。さすがの妾も近頃は混乱してきたぞ」

「とか言いながら覗き込まないでくだ――ってぅひゃ!?」


 ゼフィラが俺の前に屈み込み、我がクレバスを覗き込んできた。

 かと思えば、触ってきた。

 

「ルティカよ、そのまま腕を回して抑えつけておれ」

「うん」

「いやいや、うんじゃないですよルティ、ぁ……ッ、ん、ちょっ、ほんとやめ……てぇ……」

「フフフ、気持ち良いのか小童? いやしかし、やはり小娘なのかの? 中身と器、どちらに比重を置いて見るべきなのか……」


 なんかブツブツ言いつつも、ゼフィラは下から俺の顔をニヤニヤしながら見上げてくる。

 尚、このセクハラ美少女も既に衣類は取っ払って全裸なので、あられもない姿を晒している。全身の肌は傷一つなく新雪の如く真っ白で、その上を長い銀髪がはらりと流れ、少しだけ膨らんだ胸元が妙な女らしさを醸し出している。

 綺麗すぎて人間味がなく、ある意味不気味とさえ言えるが、それ以上に芸術的な美しさが際立ち、そのくせ俺の中に潜む獣性を刺激してきやがる。

 そんなファンタスティックな銀髪美少女から、やけにいやらしい手付きでクレバスをまさぐられる。


「お、お願ぃっ、んふぅ……もうやめっ……ぃイヴ助けて!」

「ゼフィラさん、八歳の女の子を相手に何をしているのですか」

「ふむ、今回はこのくらいで勘弁しておいてやろう。あまり過ぎると、こやつもこの歳で性に目覚めかねんしの。いや……この反応の良さからすると、既に目覚めておるのかもしれぬがの」


 サディスティックに艶然と微笑みながら立ち上がり、ゼフィラは一人でそそくさと更衣室から浴場の方へと行ってしまう。

 俺は少しだけ息を乱しつつ、羞恥と屈辱がごっちゃになって、それを溜息にして吐き出した。もうお嫁に行けない……。

 いや行く気なんて毛頭ないけどさ。


「……ルティ、放してください」

「寒く、ない?」

「もう熱いくらいです……」


 ルティが離れると、全裸のイヴがタオルで身体の前を隠しつつ、軽く膝を曲げて顔を覗き込んできた。

 

「ローズさん、大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫です」


 最近になって、俺は思い知った。

 いくら女同士だからって、子供だからって、人の身体を色々まさぐっちゃいかん。たとえ冗談だろうと、嫌がる相手にボディタッチをかますのはマナー違反だ。

 歴としたセクハラなのだ。

 

「……イヴ」


 俺はイヴに抱きついた。

 タオル越しとはいえ、推定Dカップの柔らかさを顔面で堪能した。

 本人が嫌がっていなければ、問題はないのだ。

 というより、上はいいけど下は触っちゃいかんよ、さすがにね。

 身をもって痛感したわ。


「えーと、そろそろ私たちも行きましょうか」

「うん、はやく、行く」


 傷ついた心をヒールした俺はイヴとルティと共に浴場へと繰り出した。

 更衣室とを隔てる引き戸を開けると、そこには夢の世界が広がっている。

 野郎なら誰しもが夢見る女湯パラダイスだ。

 うっすらと湯煙の漂うそこは屋内にありながら広々としており、館の風呂場より何倍も大きい。床も壁もやや古びた石造りで、所々に篝火が灯り、暖色の光が浴場を柔らかに照らしている。

 半地下状の湯船はバスケットコートほどもあって、中心部には背もたれ用の大きな石が幾つか鎮座している。

 他には源泉に天然炭酸水を混ぜた炭酸泉と立ち湯の二つ、そして奥の扉を出ると露店風呂がある。


 まず俺たちは洗い場で身体の汚れを落とす。

 これは前世でも異世界でも変わらないマナーだ。


「遅い、何をちんたらしておるのだ。さっさと妾の背中を流すが良い」

「うん」


 偉そうに命じるゼフィラに対して、ルティカは子供らしく素直に頷く。

 俺はイヴの翼を洗っていく。


「いつもありがとうございます、ローズさん」

「それは言わない約束ですよ」


 既にこの町サースナにある温泉は全て回り、俺たちは温泉の常識を知り得ている。どうにも翼人はきちんと翼を洗わないと、他の客たちから嫌な目を向けられるのだ。

 空を飛べば否応なく翼には埃が溜まり、老廃物だって出て汚れていくので、よく洗わないまま湯船に入ると湯が汚れる。源泉掛け流しなので湯船の汚れはどんどん排出されていくが、それでも汚いものは汚い。

 館でもセイディの翼は湯船に入る前にしっかり綺麗にしていたので、今更といえば今更な話だが。


 客層は幅広く、俺やルティと同年代やそれ以下の幼女から背中の曲がった老女まで様々だ。ざっと見回す限り、だいたい二、三十人くらいいて、屋外の露店風呂も合わせるともう少しいるだろう。一人でのんびり浸かっていたり、数人グループで姦しくお喋りして、和やかな雰囲気がある。

 尚、料金は大人も子供も一人300ジェラだ。

 貧乏人でない限りは毎日来られる良心的な価格だな。


 さっさと身体を洗い、俺たちは中央の広々とした湯船に向かった。

 幼女には少し湯温が高くて入りづらいが、俺もルティも魔女だ。

 湯に手を突っ込んで、俺たちの周りだけ水魔法で湯温を下げてから入浴する。

 あとは次第に慣らしていき、熱いと思えば水魔法で調節すればいい。

 もちろん、感染症防止のために特級解毒魔法を行使しておくことも忘れない。


「あ~、気持ち良いですね……一日動き回った後に入ると生き返ります」

「温かい」

「そうですね、最近は毎日この時間が楽しみです。これもローズさんもおかげです、本当に感謝してもしきれません」


 イヴは感慨深く言いながらも、気の抜けた顔で一息吐いている。

 俺も全身の力を抜き、両足を伸ばしてリラックスする。


 やはり風呂はいいものだね、本当に。

 ときたま老婆の全裸姿が視界に入ってくるのが玉に瑕だが、運が良いときは美女や美少女も見掛けるし、みんな全裸なので目の保養になる。

 湯は透明なので、今も隣のイヴの全裸姿が丸見えだ。

 が、もう女体は見慣れているので、いちいちハッスルしない。

 たまにしたくはなるけど、今はしない。


「ふむ……やはり良いものだな。これで酒があれば尚良いのだが」


 ゼフィラは背中を湯船の縁に預け、ついでに両腕を乗せて、どこぞの王侯貴族さながらの態で悠々と寛いでいる。

 尚、浴場での飲食は禁止なので、酒は持ち込もうにも持ち込めない。

 

「お姉ちゃん、話」

「あ、はい、昨日はどこまで話しましたっけ?」

「戦乱期、歴代獣人王。次、翼人王」


 イヴのおみあしの上に座ったルティが淡々とした口調で答える。

 が、俺の見間違いでなければ、少しは期待している……ように思う。


「翼人王の話は……そうですね、まずは浮遊双島と呼ばれるアヴィアン島のことから話しましょうか。その方が後で話を理解し易いですし」

「うん」


 最近、俺はルティに歴史を教えている。

 言葉や文字、算学はこれまでジークが暇を見て教えていたようだが、歴史はほとんど教えてこなかったらしい。実用的な知識や世間の常識などは生きていく上で必要だが、歴史は知らなくても特に困らず生きていける。

 しかし、どうせなら知っていた方がいいだろう。だからこうして、風呂で一日の疲れを癒しながら、毎日少しずつ簡単に歴史を教えていく。


「ルティも知っていると思いますが、浮遊双島はその名の通り、二つの島が空に浮いています。それぞれ高度が違って、高い方がレギウス島、低い方がトリム島といいます」

「どうして、浮いてる?」 

「歴史書なんかには、聖神の力で浮遊しているとか何とか書かれてますね」

「どうして、神様、浮かせる?」


 質問するのは学習意欲の表れとはいえ、さすがに神の考えまでは知らん。俺が勉強したときは、神という超存在の思考など一考するだけ無駄だと思っていた。


「イヴはどうしてだか知ってますか?」


 ローズ講師の歴史講座には美人の助手がいる。

 助手とはいえ彼女は博識なので、俺の知らないことを知っているときもある。

 これまでの講座でも幾度か注釈を入れてもらっているし。


「エイモル教会の教えによれば、アヴィアン島にはかつて聖神アーレが住んでいたとされています。この世界を創造した際に滞在したらしく、天と地の狭間から世界を見回し、世を調整したとされていますね」

「でも、それならイクライプス教国はアーテル島じゃなくて、そっちに建国しても良かったんじゃ?」

「その頃には飛空船が少なかったですし、なによりアーテル島には《あま御柱みはしら》がありますから」

「あ、そうですね」


 《天の御柱》とはこの世界で最も高くそびえ立つ塔のことだ。

 最盛期の頃から存在する一種の《聖魔遺物》で、およそ三千年経つ今も尚、堅牢かつ壮麗な偉容を湛えているそうな。

 いつか一度は見てみたいな。


「神様、もう、いない。上にいる。でも、まだ、浮いてる?」


 ルティはまだ納得していないようだった。

 俺としてもその点は疑問だけど、神様なんだから何でもありだろう。


「聖神の力は永久不滅ってことでしょう」

「そうですね、そうだとされています」

「うん、わかった」


 なんとか頷いてくれたので、俺は咳払いをしてし切り直し、話を再開する。

 と思ったら、おもむろにゼフィラが立ち上がった。

 ルティが訊ねると炭酸泉の方へ行くというので、ついていくことに。

 イヴはそのまま通常温泉でのんびりしていくらしい。

 俺は移動しながら話を続けた。


「さて、レギウス島とトリム島ですが、この島の名前は人の名前に由来しています。第二十九代翼人王には双子の王子がいて、兄をトリム・アヴィアン、弟をレギウス・アヴィアンといいました。翼人王もたくさんいますけど、どの王様よりもこの二人――《双将アヴィアン》が一番有名ですね」

「だから、浮遊双島、アヴィアン島?」

「そうですね、王様よりも王子様の方が凄かったんです。この二人は《比翼連隊》と呼ばれる最強の空軍を率いて、かつては人間たちが支配していた浮遊双島を手に入れました。ちなみに、このときの戦いでまだ当時は数多く残っていた飛空船の多くが失われてしまいました」


 一人すたすたと歩いて入浴するゼフィラに続き、俺とルティも入る。

 もう何度も来ているので初めてではないが、やはり気持ちの良いものだ。

 無数のシュワッとした極小の気泡が肌に張り付き、全身が妙にくすぐったいような感じになるが、すぐに慣れる。

 ルティと一緒に一息吐いてから、再び口を開く。


「そうして浮遊双島は翼人たちの領土となったわけです。しかし、この後で《双将アヴィアン》は喧嘩をしていまいます」

「どうして?」

「二人は王子でしたからね、どちらが王になるかで揉めてしまったんです」

「フフッ、王座を巡って喧嘩のぉ……」


 ふとゼフィラがおかしそうに呟きながら笑みを零した。

 

「なんですかゼフィラさん、私なにか間違ってました?」

「うむ、奴らは王座が原因で対立したのではない」


 歴史講座には銀髪美少女な教授も気が向けば参加してくれる。

 彼女は自称・不老不死であり、最盛期の頃から約三千年も生きているらしいので、歴史には詳しい。これまでの講座でも、気まぐれに口を挟んでは史実と異なる話を展開させ、しばしば俺と助手を困惑させてきた。

 今回も史実とは別の真実を知っているようだが……信じていいのかなぁ。

 まあ、三千歳のおばあちゃんの知恵袋だと思って聞けばいいだろう。


「おい小童、お主なにかよからぬことを考えておらぬか?」

「い、いえいえ、そんなことないですよ。それより、喧嘩した原因が王座でないのなら、何なんですか?」

「女だ」

「え……?」

「よくある話であろう、一人の女を取り合って対立したのだ。奴ら双子だからか女の趣味まで全く同じでの、小娘の取り合いで国が分裂しおった」


 本当かどうか疑わしいところだが、本当ならある意味凄いことだ。

 まさに傾国の美女だったのだろう。

 俺も一度くらい見てみたかったな……。


「フフフフ、この話の笑えるところはの、その小娘どころか小娘の一族全員が異形として恐れられ、迫害されておったところにある。良くも悪くも変わった一族での、およそ釣り合いなど取れておらんかったし、周りは随分と反対しておったが、それがまた恋を熱くしたのであろう」


 ゼフィラは湯の中で足を組み、一人でくつくつと笑っている。

 俺たちはもう見慣れてしまったが、銀髪紅眼の美少女が浴場にいるとかなり目立つ。今もまた湯を共にしているオバサンがゼフィラをガン見しているが、本人は慣れたもので華麗にスルーしている。


「それで、その女性はどっちと結婚したんですか?」

「弟の方だの。その後はお主も知って通りの話であろうな」

「その後、どうなった?」

「高く浮かぶ島を弟のレギウスが治めたのでレギウス島、低い方の島を兄のトリムが治めたのでトリム島となりました。兄弟は死ぬまで和解せず、その後も島は二つの国が治め続けましたけど、戦争にはなりませんでした。飛空船も少なくなって他種族から攻め入られることもなくなり、平和に暮らしていったそうです。その状態が続いた後、《覇王》の世界帝国の一部となりました」


 ルティは長い髪を纏め上げているタオルが緩んだのか、巻き直そうとしている。

 ちなみにゼフィラは自らの美髪のことなど気にせず、そのまま湯に浸けて気泡を纏わり付かせている。

 俺はルティのタオルを巻き直してやりながら話を続けた。


「こうして大雑把に纏めると分かると思いますけど、戦乱期の翼人族は《双将アヴィアン》の存在なしには語れません。翼人王より、彼らを中心に歴史を把握した方が分かり易いでしょう。といっても、翼人王にも重要な人は数多くいますけどね」

「うん」 


 一度に話しすぎても覚えきれないので、今日はこのくらいにしておいた。

 まだ六節も時間があるのだ。ゆっくりいく。

 俺は今しがた話したばかりのことをルティに質問して理解度を確認しつつ、温泉を堪能していく。

 十五分ほどしたら、今度は二人で立ち湯の方へと向かった。


 立ち湯の水深はちょうど俺の身長くらい――百三十レンテほどもある。

 が、天井からロープで丸太がぶら下がって湯に浮いており、そこに腕を乗せることで低身長な人でも安心して入れる。

 

「ねえ、ルティ」

「なに?」

「私たちと一緒に行動するようになって、どうですか? 楽しいですか?」

「うん、楽しい」


 それはいいことだ。

 キングブルは見つけられていないが、他の魔物とは色々遭遇して、狩っている。

 ルティは魔法で魔物を狩るのが好きなようなので、キングブルがいなくとも問題ないのだろう。


「お姉ちゃん、楽しい?」

「そうですね、ルティが一緒だから楽しいですよ」

「うん」


 一見すると無表情な顔に淡い微笑みを覗かせて、愛らしい幼女は頷く。

 オルガも昔はこんな感じだったのだろうか。

 ともあれ、この妹分にはもっと笑って欲しいものだ。

 

「…………」


 最近、なぜか仮定の話を考えてしまうことが多い。

 もしあの日――奴隷幼女としての最終日にレオナと別れずに済んでいたら、今頃はどうしていたのか。隣にいるのはルティではなくレオナで、帰る場所も魔大陸の館ではなく、プローン皇国のラヴィ宅だったのではないか。

 そうなっていたら、今頃俺は何を考えて、思って、生きていたのだろうか。

 

 それと同様に、もしルティが《黄昏の調べ》なんかに育てられなければ、どうなっていたのだろうか。今頃はもっと笑っていたはずで、俺はもちろんジークやゼフィラとも出会わず、全く別の人生を歩んでいたはずだ。


 そんなことを考えると、こうして一緒に温泉に入っている今が、とても得難いものだと思える。リーゼやクレアたち然り、一緒に仲良く入浴できるような人との出会いは貴重だ。

 前世では人という存在を軽く見て、引きこもった俺は人との繋がりを断ち切り、孤独になった。今世ではたとえどんなことがあろうと、周りの人たちとの繋がりは大切にしていきたい。


 だからこそ、レオナの件には苦悩する。

 一方を立てれば、一方が立たない。

 どちらも立てることはできるが、どちらも中途半端になる。

 天秤のようなものだ。

 館に帰ってからは上手く折り合いを付けて、みんなを大切にしながらレオナを探す必要がある。


「お姉ちゃん、ぼく、出たい」

「ん……そうですね、そろそろ出ましょうか」


 入浴時間は合計して三十分といったところだが、風呂ってのは浸かり過ぎるとかえって疲れる。

 いつも俺たちが出る頃には男湯の野郎共も出てきて、売店で冷えた酒でも飲みながら雑談している頃だ。炭酸水と果汁をミックスさせた炭酸ジュースも売っているので、俺たちもいつも飲んでいる。

 今日も風呂上がりの一杯と洒落込むとしよう。

 

 こうして、俺たちは今日も今日とて心と身体の洗濯を終え、明日に備えていく。

 白竜島での日々と比べると、なんとも生温く穏やかな日々だ。

 


 遂に百話。

 いつも読んでくれている皆様、どうもありがとうございます。


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