戦場学園ワンウィーク
神鹿暦(しんろくれき)2218年。ここは、レーベンと名付けられた惑星の、大帝国と呼ばれる国「ファイヴァリー」。名前の由来は、国の中心にある巨大なブナの木であり、そのブナの木の周りから領地を拡(ひろ)げていったからだという。その名残(なごり)か、この国の形は十層にも及ぶ壁によって同心円状になっており、中心に向かうほど富裕層で、一番外側は領土を拡げる為(ため)に、戦場となっている。
魔法の登場によって戦争は「剣が交差し、爆弾や銃弾が飛び交う」ものから「近接魔法のぶつかり合う火花が散り、遠隔攻撃の魔法が飛び交う」ものへと移り変わった。
そして今日、一人の少年が訓練所へ足を踏み入れた。
魔法の登場によって戦争は「剣が交差し、爆弾や銃弾が飛び交う」ものから「近接魔法のぶつかり合う火花が散り、遠隔攻撃の魔法が飛び交う」ものへと移り変わった。
そして今日、一人の少年が訓練所へ足を踏み入れた。