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名無しの勇者様  作者: 葉月。
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序章だぞ!

勇者と言えばなんの取り柄もない村人Aとか異世界から召喚された学生とかニートとかが国を守るべく、旅をして仲間を集め魔王と戦い勝利する。とかことが一般的なのだろうが····。

「どうして、名前を人質にとられなきゃいけないんだよ!?」


人でもない名前を人質といってしまっていいのかわからないが、今俺は18年間共に過ごしてきた名前を取られてしまっているのである。しかも、魔王討伐依頼をしてきた国王に。


「いつまで文句を言っておるのだ!早く魔王を倒さぬとお前の名は返されず、もといた世界にも帰れないのだぞ!!」


「はいはい。でも、いきなり召喚されて魔王倒してきてー。って言われただけでもビックリだってのに、名前を言うと死にますとかさ自己紹介の時とかどうするんだよ。」


国王の言い分としては、

名前とは個人を表すもの。故に特別な祝福を受けているため滅多なことがないと明かすことはさけたほうがよいらしい。また、この世界では魔法を使うのに精霊との契約をするときや、奴隷を買うときなど色々な場面で必要になるため悪用されたいようにするためらしい。


全部【らしい】 なのは、もともそ俺がこの国の、この世界の人間ではないからだ。俗に言う異世界トリップというやつである。


「なんで俺も名前を隠さなきゃいけないわけ?別にこの世界の人間じゃないんだから良いじゃないか!」


「だから!何回言えばいいのだ!お前はただてさえ異世界から召喚された身。複数の者に命を狙われる可能性があるのだぞ。それに、お前の名前が魔王に知られたら遠隔魔法でピンポイントで狙われて消されるのだぞ。」


「え?魔王ってそんなことできんの?」


「そりゃあ、魔を極めしものだからな。それくらいなら寝ながらでもできると思うぞ。」


寝ながら人殺し。ナニソレコワイ。


「だからそうならぬように気をつけるんだぞ。」


「わかりましたー。えーっと....。」


「ピクシーだぞ。これからお前のサポート役をするのだぞ。ピクシーは個体の名前ではなく種族名だぞ。個体の名前はないから好きに呼んでくれればいいぞ。」


と、全長20cm位の妖精さんは俺の頭の周りをふわふわと漂いながら言った。


「んじゃ、ピーちゃんって呼ぶわ。」


ピクシーや妖精さんと呼ぶのはこれからいろいろサポートしてもらうのに少し他人行儀だったからだ。ピーちゃんはただの愛称なので他人に知られたところで何かが起こったりはしない。


「ピーちゃんか..。斬新だけど悪くはないぞ。では勇者よ、魔王を倒しこの旅が終わるまでよろしく頼むぞ。」


「おう!まかせろ!!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


初投稿。

緊張した......。


感想などいただけたら幸いです。

のろ更新になりますが頑張ります。


よろしくお願いします。














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