沖田役?
高「あのさ・・・・」
高杉が私に何かを言おうとした私は高杉を見つめた
その途端、私の後ろから声が聞こえた
可愛い声が聞こえたけど気のせい?
私は振り返った
あら?綺麗な男の人だなぁ
沖「・・み・・つけ!!!た・・・ゲッ!!!!」
って、、、ええええええ
この人ダンダラ着てるよーすごいなー
誰役でしょう
高「あああああぁあああうわああおお
おい、てめぇ・・・・お、沖田総司ぃいいいいい」
はぁーーーーっ?
この美少年がー沖田総司役か
お、、、、、、おき、、、、沖田ぁあああ役
すんげぇーーーーーーーその前に行き成り・・・・
(高杉になにがあった)
沖「・・・・・・・・チッ」
( 舌打ちしたよね!?)
高「なぜ沖田総司がくるんだぁあああ!!!」
沖「仲間を迎えにきたのですよ、うるさい人ですねぇ」
仲間って私の事?演技についていけません・・・・
高「沖田総司は特にくんな」
手でシッシッとすると沖田は目を細めた
沖「・・・・・・・なんですか」
高「この子は、俺らが送る。そうですよね桂さん」
桂に同意を求める高杉
いつ決まったんだろうかと少しだけ疑問を感じた
桂「まぁ・・・困ってたから」
最初に言ってたね・・・送ろうかと
一体何処に行くんだろうか不安を抱きながら・・・
沖「え?」
沖田は一瞬肩をビクつかせる
そんな様子を桂は無言で見つめた
桂「・・・・・・」
桂は沖田の肩に手を置いた
(話が見えないけど桂は良い人だと分かった
うん、それだけ分かった)
高「お嬢ちゃん送ります」
急に高杉に背中を押される
「ありがとうございま、す?」
背中を押された時点で沖田は殺気を放つ
高「沖田総司、人の顔ジロジロ見てしかもだ
無駄に殺気か喧嘩売ってるのか」
そして高杉も殺気を放つ
ピリピリと痺れる
きっとこれが殺気だろうか・・・
痛い・・・っす
ダメだ私も神経を集中させる
これ以上立ってたらぶっ倒れちゃう
手に力を入れる
無駄にスポーツしてないから
とか独り言を考えながら
殺気を払い除ける
桂「ちょ、ちょっと殺気が・・・
辞めなさい周りの人に迷惑でしょうが」
桂が慌てる
私は手の力を抜いた
周りを見れば女の人は倒れてますけど良いんですか?
私はスポーツしてたから殺気に気が付いたけど
よかった桂さんが止めてくれて今頃
私は倒れてました
沖「・・・・はぁ」
桂「お嬢さんすいませんね」
桂は沖田の肩から手を話すと私の肩にポンポンっと頭を撫でた
「・・・いえ・・・」
これは台本通りなのか?
実は普段はお笑いの人だったりして
それにしても殺気を出さないでくれッ
桂「さて・・・送りま・・・」
高「沖田総司くそー沖田総司くそー」
高杉は桂の言葉に遮って
呪文のように何度も何度も
その名前を繰り返した
沖「もう・・・取られたく無い人に
取られました困りましたねぇ」
沖田は独り言を呟いた
その独り言私にも聞こえたんですけど...
高「なんだ沖田総司聞こえてるぞ」
勿論、高杉にも聞こえていた
嫌いな人の悪口なんて嫌でも良く聞こえる
高杉は嫌気がさした
沖「・・・聞こえましたか良い耳ですね・・・ふふふ」
地獄耳って言うのですよぉって伸びをしながら
言い放った沖田
高杉の扱いわかってる沖田を私は横目で見た
(毎回喧嘩してるなぁ・・・)
高「沖田総司のくせによー生意気」
桂「・・・・ハァ」
桂は2人を見て大きな溜息を着いた
出来れば、2人でしてくれ!などと思いながら・・・
(やっぱり、この人仲悪いのか?)