ガングリフォン
お約束、ご都合的なヒーローモノです。パクリ感が所々にじみ出てるかもしれません。
色々ごめんなさいな感じ。
でもまぁ、読んで貰えたらこれ幸い。
繰り返す日々…。
流れてく時間…。
今夜も夜の街を愛車で駆け抜ける。
「静かだな~…」
そう、静かな夜。"平和"そのものだ。
"愛車"から無線が入る。聞き慣れた声だ。
ちょいと偉そうな女の子の声。
「…反応が出たわよ。直ぐに向かって。」
「りょーかい(-.-)」
軽い口調で返事をした後に溜め息一つ。
「ふぅ…‥ガン!グリ!フォン!」
全身から力が湧き上がる
アドレナリンの分泌量が増える。
俺の身体は鋼のスーツに包まれた。
"GGFsystem"
ナノマシンやらなんやらを駆使して造られた。
対"オーガ"全滅用白兵戦兵器。
難しいことはあんまり理解してない。
…ので、簡単に説明。
"オーガ"ってのは人喰いの化け物。
そして俺はそいつらを狩ることのできる
この世で唯一無二の兵器
そして"GGF"開発者の娘にして無線の向こうの主は…
日本で知らない人間などまずいない
"西条財閥"
その財閥を若干17歳にしてまとめて上げている。
"西条 まどか"その人である。
「…ポイントまで後少しよ」
「りょーかい(-.-)」やっぱり軽い口調で返事する。
夜の街を駆け抜ける
黒い鋼のスーツを月明かりが照らす。
数分後…‥
人気の無い廃工場の入り口に俺はいた。
「…間違いないわ、レーダーに強い反応が出てる。警戒を怠らないで、」
頭の中に通信が入る。
「りょーかい」
言われるまでもなく既にオーガの存在をとらえていた。
くそったれなことに奴さんお食事中。
夢中に肉片を喰い漁る。
「ドンッ!!!!!」
左足でタイルの床を踏む。
「…始めるぜ!」
奴がこっちを振り向くより早く駆けだす。
そのまま勢いを殺さず、殴りつける。
「ゞ%£≠仝!」
吹っ飛ぶオーガは反転し、直立した。
キョロキョロとあたりを見渡し、その視界に俺をとらえた刹那…
「ファイナルジャッジ!!」
俺のかけ声と共に左手のガントレッドから光が溢れ出す。
「仝%ゞ≠£!!!」
オーガが爪を立てて
俺目掛けて飛びかかってくる。
鋭い一撃。
…が、俺は姿勢を低くして、
奴の懐目掛けて右アッパーをお見舞いする。
オーガは無防備で宙に浮く。
追い討ちをかけるように俺もジャンプ。
そして…
「ライジングサン!!」
光を帯びた左で殴り抜ける。
「£%£ゞы!!!」
ドテッ腹に風穴を開けられたオーガは、断末魔を出しながら灰になって消えた。
「‥‥終わったわね、ご苦労様。後は処理班に任せて帰還してちょうだい。」
"まどか"から無線が入る。
「あいよ。」
気の抜けた返事をした後、
犠牲者の亡骸に手を合わせる。
"…‥ごめんな"
バタンッ!と車のドアが開け閉めする音が聞こえた。
処理班が到着したのだろう。
溜め息した後、入り口へ歩き出す。
穴だらけの屋根から月明かりがまた俺を射していた。
あざっーす(^人^)