嵐ネタがそろそろ突きそう
朝
何度巡っても夏の朝は不快だ。
起きたてはまだ良いんだ。 身体が暑さを感じるまでラグがあるから。
でもそれすら無くなった途端、底無しの熱波に予定が『潰れる!』 汗が『流れる!』 愚痴が『溢れ出る!』
重政がいるから空調オーバードライブの我が家でもこの暑さ。 節約を愛する一般家庭はもっと暑いのではないか? まぁ今現実世界の季節冬だけど。 季節感真逆過ぎて共感できないだろこれ。 もっと早く書けや。
「…………」
ふと、部屋を見渡す。 どこか違和感。
「zzz……」
重政はいつも通りおねむねむ。
エアコンは不具合無く稼働している。
部屋にゴッキー・ブリ子が出た気配も無い。 ブリ男でも無い。
…………ふむ
成程。 今日は紅葉が忍び込んでないのか。
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一通りの朝のことを済ませ、4人と1匹が揃って朝食。
だが────
「…………」
「…………」
普段の賑やかな食卓とは一変。 『カチャカチャ』と食事の音しか聞こえない。
「……Heyアオバ」
「はい」
「なんか……今日は静かデス」
「そうですか? 普段も度々こんな感じだと記憶してますが」
「いやいやいやちっちっちっ。 普段はもっとこう……食卓に飛び交ってはいけない単語の羅列みたいな感じデス」
「それは九分九厘お嬢様の下ネタでは?」
「正論NO! 今はそんな話をしてる場合じゃ無いデス!」
「えぇ……」
なんか向かいで2人がヒソヒソ話してる。 ついでに莇がご主人様に向けて「マジかよこの馬鹿女」みたいな目をしてる。 今更ドン引きするほど珍しいことでもなかろうに。
「……ごちそうさま」
一足先に食べ終えた紅葉が席を立ち、食器を流しに持っていく。 相変わらず早いけどちゃんと噛んでるんだよなコレ。 げっ歯類より早く咀嚼してんのか?
「アオバアオバ! あのクレハが一回もおかわりしなかったデス!」
「これは一大事ですね……昨日の夕餉もおかわりは3回でしたし、確実に何かありましたね」
「……ダイエットデスか?」
「それなら多少は空気が柔らかくないですか? 今の空気、鉄球より硬くて重いのですが」
そんなカッチカチか? 飯は黙って静かに黙々と食う派の俺からすると今日は居心地いいんだが。
紅葉が変に関わらないからそこら辺気を使う必要も無し。
自分で起きてたから起こしに行く手間も無し。
ついでに俺のドクペの在庫も無し。 後で買ってこよ。
「ふーむ…………これは後で問いただす必要がありそうデス」
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「おはようございます紅葉さん。 今日で勝負は一旦お預け。 夏休み明けに化けた私をご覧に入れて差し上げますわ」
「……頑張って」
「ま、まぁ? 紅葉さんがどうしてもって言うなら夏休みでも度々あって一日を過ごすくらいはしてあげなくもないですわ! そう! 丁度私の家が所有するプライベートビーチでバカンスをする予定がありますの! 紅葉さん1人くらい……なんなら、荷物持ちでそこの男合わせて2人くらいお誘いしてもよろしいですわ」
「素直に『夏休みも遊びたい』って言えばいいのに」
「前から思ってたけど、このお嬢様俺の事人間扱いしてるか怪しいな」
「……考えとく」
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「……夏休みだとしても、宿木学園の学生であることを忘れず〜〜」
「はぁ……今日も会長が美しいわぁ」
「でもあれね。 何だか元気が無さそうにも見えるわ」
「最近暑いからな〜 会長様もそれで参ってるんだろ」
「ばっか! あんたあの会長がこの程度の暑さでやられると思ってんの!?」
ヒソヒソ話聞こえてまっせー
「学生らしい健康で健全な生活を心掛けて〜」
終業式早く終わんねぇかなー
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『はい、会長ありがとうございました。 続きまして、理事長挨拶……ですが、理事長は本日不在故にお言葉を預かっています。 えー……「私も休みが欲しい」だそうです』
なんだそりゃ
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「は、はいっ! それでは、ここにいる皆が夏休み明けも元気に揃うことを願います! そ、それでは解散!」
担任の『解散』によって一気に賑わう教室。 それどこも同じな様で、廊下の方から似たような騒がしさが届く。
「終わった終わった〜」
「ねぇどこ行く〜?」
「お昼まだだよね? 折角だしこの後さ〜」
いいなぁみんなそんな選択し持ってて。 俺には無いってのに。
「紅葉さん。 この後お時間ございまして?」
「……何か用?」
「これからご一緒にお食事でも如何ですの? まぁ、来たいなら貴方同伴でも構いませんわ」
成程一応人間扱いはされてるのか……それでなお俺を『金魚のフン』としか見てないのか、シンプルに好かれてないのか。 まぁ多分後者。
「……これから生徒会の用事がある」
「あ、ああ…………そう、ですの……………」
うわ〜見るからにしょんぼりしてる。 すごくいい気味だ。
な? お前もそう思うだろ? 腹抱えてるドS。
「いや〜残念でしたねお嬢様(笑) 」
うわぁ今日一いい顔してる。 どんだけ恋人の不幸が美味いんだよ。
「仕方ありませんわ。 今日は神鳴をタコ糸で縛ってから火炙りにして五右衛門風呂で煮込むだけにしますの」
「え?」
「なんかチャーシューの作り方みたいな処刑だな」
「それでは紅葉さん、お先に失礼。 ほら神鳴、さっさと行きますわよ」
「お嬢様? そんな首根っこ掴まなくても僕歩けますよ?」
「何言ってますの? こうでもしなきゃ逃げられてしまいますの」
「あれ? お嬢様? お嬢様!?」
南無 さらば神鳴。 お前のことはなるべく忘れないよ。 名前も思い出せないけど。 神鳴って確か苗字だった気がする。
さーて、行くか。
勿論、夏休み前最後の大仕事に。
あとついでに昼飯食いに学食に。 今日は午前中で終わるからね。 普段は弁当だけどたまには学食も食べてみたい。
知ってるか? ウチの学食って、フードコートみたいに呼び出し端末採用してるんだぜ? そんなの知ったらちょっと楽しみになるじゃないか。
フードコートってさ、飯の美味さとか種類よりも、あの呼び出しの端末が鳴ったあとどれだけ早く端末の「消」ボタンを押せるかどうかの試練が一番の楽しみだと思うんだよね。
ちなみにレギュレーションとして、『店員が呼び出し端末を鳴らす瞬間を見てはいけない』というものがある。 何時鳴るか分からないからこそ、反応と正確さが決め手になる。 ちなみに競技人口は俺1人なので年中金メダルだ。 悲し。
はいどーも皆さんこんにちは
急激な冬の寒さを感じて「そういえば冬服持ってないな」と思い出した作者です。 冬は冬服買うより着込むタイプだったので。
気がついたら日が落ちるのも恐ろしく早く、夜の気温は1桁
暖房を入れないと寒さで指が動かず、お風呂から出た途端に全身が冷え冷え。 冬って、怖いですね
でも虫いないので私は好きです。 暑いよりは寒い方がまだどうにかなりますし。
でも流石に夜中に夏服で外出るのは不味かったなと反省しています。 ちなみに気温は3℃でした。 翌日風邪をひきました。 バカ丸出しのロクデナシとは私の事です。
ではこの辺で
次回もお楽しみに




