鴉が見るのは空か、猫か
今日も朝から紅葉の様子がおかしい。
今日『も』朝か 大事なことなので√2回言いました。
登校中は付かず離れず一定の距離を保ち、俺が止まれば止まって動けば動く。 自転車に乗れば平然と並走する。 新種の化け物かと思った。
教室までの道のりも、教室でも同様。 監視役を免罪符にするヒロインみたいにじっと見てくるし、必ず一定の距離はとる。 近付くとその分離れるから検証済みだ。
そしてそれは授業中でもお変わりなく。
この日は数少ない五教科の座学だと言うのに、紅葉は黒板ガン無視で教師の言葉は右から左へ受け流し、こっちを食い入るように余所見している。
なのにノートはちゃんととってるの怖い。 目線はこっちなのにペンだけガリガリ動いてるの怖い。 ノールックでよくそんな綺麗なノート作れんな。
それはそうと、せんせーい! もみじちゃんがよそみしてまーす! クソガキやめろ。
「えー、ではこの問題を…………花伝、解いてみろ」
「……x=5、y=3」
「……正解だ」
授業中に余所見している紅葉を当てたつもりの数学担当だが、紅葉にあっさり解かれて歯ぎしりしている。 こんなにギリギリしたら擦り減りますよ? 毒手でも作ってるんですか?
「…………ではこの問題を────柳」
えぇ俺に来た。 普段なら俺素通りされるのに。 緊張してきた。 心臓がドキドキして頭の口から飛び出そう。 二口男じゃねぇか。
「前提条件が成り立っていないので解無しです。 但しBが7であるならα=15が成り立ちます」
「なぬっ?!」
先生が慌てて数式を見返している。 大丈夫大丈夫、誰にも間違いはあるんだからそう落ち込まない落ち込まない。
「…………」
そんな些細なことより紅葉の件だったか。 すっかり忘れてた。 授業より普通にラ○センが好きとも言えない。 おいちゃん頭良いけど芸術は分からないんだ。 あれ感性次第だし。
『世界一の名画より、美少女のパンチラ画像の方が美しいんだなぁ』 SOUJI-YANAGI これもう社会の教科書に載るべき名言だろ。 この先何も無くてクソ暇だったとしても載ったら世紀末だろ。
「…………」
そんなことより、遂に横目とかチラ見じゃなくて頬杖ついてガン見してるけど、紅葉ちゃん授業はちゃんと受けよ? たとえ担当教師が授業そっちのけで数式組み直しててもさ。
「…………」
そうですか。 あくまで無言を貫きますか。 まぁ授業中だしね。 よく考えたら普通は喋らないわ。
『チラチラこっち見ないで』
紅葉からメッセが来た。 なんかガン見してる奴から言われたんだけど何これ。 授業中にスマホ弄るんじゃありません! ドライバーとかしまいなさい! 機工的な意味で?
「……」
「 (サッ)」
顔を上げて紅葉の方を見ると、紅葉は即座に黒板へと視線を移した。 お前今更その取り繕いはキツくないか? こっちもう全部知ってんだから。
「…………」
チラチラこっち見んな! 今おいちゃん忙しいんだから!
今真剣に「授乳プレイ」について議論してるんだから! これが場面切りかえ前のセリフなの嫌だ。
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んでもって昼 ランチタイムだ。 流暢に言うとルァンチティム。 ボケが薄すぎるって。 連続5発目かよ。 なんかツッコミがリアル。
普段なら紅葉に食堂へと連行されて付き合わされるが、最近の紅葉はそういったことが無いのでね。 自分の席でチャチャッと食って残り時間は有意義に過ごそう。 イヤホンを耳にドッキーング! 弁当箱パッカーン! これでムーテーキー! うるせぇな今日。
「……奏「あ、居た!」」
食いながら見る動画選んでたら呼ぶ声が聞こえた。 窓から飛び降りた方がいいかな?
「はいはいそうやって逃げようとしない」
弁当を保冷バッグに戻してたら目の前にミニスカートが。 何だこの黒ニーソ。 絶対領域見せつけやがって。
それでも無視して立ち上がろうとしたらイヤホンを抜き取られた。 俺の「遠出した時に寄った専門店で売ってたから買ったけど地元の近所の店で5000円安く売ってて後悔した」ワイヤレスイヤホン! これほぼ作者の実話じゃね?
「そーうじっ! 一緒にご飯たーべよっ!」
顔を上げるとニッコニコの、正直引くくらい笑顔の眩しい焔が。 なんだよ野郎の絶対領域を解説しちゃったじゃん。 ち○こ、見せて持ってもよろしいですか? このブル○ク性別の壁越えてやがるし色々終わってる。
「……誰と?」
「とってもキュートなボ・ク・と☆」
「お前と? 2人で?」
「そ、奏士が望むなら2人きりでもやぶさかじゃないよ」
「気持ち悪いから頬を赤らめてモジモジするな。 せめて次元を落としてから来い」
「あ、口が足りないとかじゃないんだ」
いやだって……なぁ? 2次元なら見た目が刺されば性別なんて些細なことじゃないですか。 この場合は属性か?
あと口なら数は一緒だろ。 ほら、男でも下に鈴が。
「まぁ2人きりは冗談だけど。 ほら」
焔が廊下を指差すと、わらわらと見慣れた野郎共、もとい彼女持ちクソ野郎が来た。 つまり外敵だ。 処分しなくては。
「1名様ごあんなーい!」
「運べ運べー!」
焔の掛け声で簀巻きにされてわっせわっせと担がれた。 ご丁寧に俺の弁当と水筒を運ぶ係も居る。 神鳴お前楽したいからその係になっただろ。
「という訳で、奏士の事借りてくね紅葉ちゃん」
「…………」
教室を出る直前、弁当(重箱)を持った紅葉がしょんぼりしていた気がするのは気のせいだと思う暇もなかった。 恐ろしく早い拘束術に驚いちゃったよ。
「貴様ら、俺をどこに連れていく気だ」
「まぁまぁまぁそう怒らないで。 奏士がよく行くあの場所だよ」
「……家か」
「貴方は昼時に帰宅するのですか?」
莇にマジレスされた。 なんだコイツ俺は昼じゃなくて朝から帰宅を所望してるぞ。 登校前だ。 起きた時から帰宅願望が強い。
しかし、家じゃないとすると生徒会室か? だがあそこの鍵は職員を除けば俺と紅葉しか持ってない上、基本的に一般生徒は入れない。
となると……校舎裏か? 俺最近ちょいちょい校舎裏で穴に落ちてるし。 それに当たり判定は無いだろ。
とか考えていたら階段を登って屋上に続く扉へ。 勿論、施錠されているし、立ち入り禁止だ。
「開きました」
そりゃそうだよね。 莇が居るんだからピッキングくらい余裕だよね。
「おー 流石青葉!」
「いえいえ。 この程度の鍵でしたら2秒もあれば十分ですので」
お前はもう薪姫じゃなくて鍵開け業者に就職したら? テレビでよく見る開かずの金庫とかRTAしてろよ。
「誰も見てないよな?」
「大丈夫だと思うよ。 ここら辺は人通りも少ないし」
「じゃあチャチャッと入ろうか」
皆はそう言うと、真っ先に簀巻きの俺を屋上に投げ込みました。 とても酷いと思います。
「これイジメで告発したら勝てると思うか?」
「司法はそこまで暇ではありませんよ」
莇から遠回しな完敗宣告された。 これ俺じゃなかったら屋上の硬い床に後頭部いってるぞ?
閑話休題
「んで、急になんだこの集まりは」
屋上には、円卓を囲むかのように4人の彼女持ちクソ野郎と一応独り身の野郎と独り身の微青年の計6人。
いや待て、俺の字がなんか違う。 誰が微妙な青年だ。 確かに、設定上はイケメンでもフツメンでもブサメンでも無い、「悪くは無い顔」だけども! 微妙では無い! 多分! 目の前のイケメンが多数で自信無くすわぁ……
でもこの状態だと俺の顔は最下位なんだよな。
学園を代表する爽やかイケメン(隠れオタ)、クール系イケメン(アリコン)、ムードメーカーな天パ(多分イケメン)、細目でミステリアスなイケメン(ドS)、性別の枠を超えた美少女に近いイケメン(女装)
それに比べるとなぁ……俺ってば目つき悪いし髪長いし肌綺麗だし髪質いいし、伸び代しか感じないね。 珍しくポジティブだ。 奏士くん比較対象はちゃんと考えるタイプなんだ。
イケメンじゃなくても、泉ちゃんが「この顔が好き」と言ったから毎日が俺記念日。 短歌じゃないし毎日はやり過ぎ。
まぁね、負け惜しみに聞こえるかもしれないけど、イケメンかどうかじゃなくて好きな人が自分の顔を好いてるならそれでいいんじゃないの? 重政とか俺以外の野郎相手だと警戒するし。 も助? あいつはタバコ臭がなぁ……重政嫌いみたいでなぁ……
そうだ、後で焔の顔写真見せてどうなるか確かめよ。 男ではあるけど見た目は美少女と変わりないからな。 真実を知った時に重政の脳が破壊されるのか知りたい。
あれ、なんの話ししてたっけ?
「ままま、またには皆でお昼食べようってだけだよ」
「偶には男同士仲を深めないとね」
何これデジャブ? 前回もこんなことあったような……
「ココ最近は紅葉ちゃんが奏士の事独占してたから、こうしてフリーになったタイミングでドナドナゲフンゲフン、ドナドナしたって訳だよ☆」
「あ、訂正の咳払いじゃないんだ」
てことは全て理解の上で誘拐したと。 簀巻きで。 逃がさないように万全の準備をして。 怖ぁ……
「でもほら、奏士もなんだかんだ言ってお弁当食べてるし」
「流石にここまで来たら諦める」
この人数相手に逃げても面倒だしな。 優雅な昼時は諦める。
そんでもって雑に飛ばす訳ですが。 奏士くんにだってモノローグ出すの面倒い瞬間がある。 ざっと24時間×365日くらい。
「相変わらず意外だけど、奏士のお弁当って結構ちゃんと作ってあるよね。 ボクの中じゃ未だに『面倒だからゼリーで十分!』てイメージ」
「俺はそれでもいいんだけどな。 食う奴が3人────今は2人か。 2人居るからそうもいかん」
「私は華さんのお弁当ですからね」
莇青葉は今日も愛妻弁当を食べる。 塵と化せばいいのに。
「皆もお弁当派みたいだし」
焔が4人の野郎を見る。 莇は勿論として、ほか3人も愛妻弁当だ。 控えめに死ねばいいのに。 こいつらに増えるワカメ大量に食わせてから沖に投げ込みたい。
「ボクだけ購買パン……いーなーお弁当」
「学食のおばちゃんが愛情込めて作ったワンコイン弁当があるだろ。 あれ買えよ」
「あれ野菜多いからヤだ」
ガキかコイツ。 そういや紅葉も嫌がったな。 性質というか、舌が近いのか?
「あれ、滝鞠君料理はできるんじゃなかったっけ?」
「一通りできるっちゃできるけどさぁ……登校前に早起きして作る程時間に余裕無いし、何よりめんどい! 女の子の作ったお弁当が食べたい!」
「これどっちだ? カスか普通の意見か」
「半々ではないでしょうか」
莇に聞いたら厳しめの意見が返ってきた。 俺はカス寄りだと思う。
「そんなに言うなら、やっぱり学食のおばちゃん手作り弁当を食べたらいいんじゃないかな」
「女の『子』って言ってるじゃん! ボクそこまで守備範囲広くないよ!」
えー 見た目若いけど実年齢数千歳とかだから人間の老婆でも年下とか、そういう類無いの? 幼女と老女の違いは頭文字だけとかそれ系。
「料理が上手な女の子かー…………誰かボクに紹介してくれない?」
「俺女友達は居るけど料理上手かどうかまでは分からないしなー」
焔を抜いてこの中で1番交友関係広そうな不知火がお手上げの様子。 じゃあ無理じゃね? 残り4人はフレンズ大貧民よ?
「ベルちゃん! は断られるし、小百合ちゃん! もお断りされるしなぁ……」
「しれっと人妻に頼もうとしてんの強いな」
「そこんとこ未来の旦那さん的にどう?」
「お嬢様の負担が増えるから却下かな。 僕の対処で手一杯だろうし」
それ分かってんなら辞めたれよ。 とは思いつつも神鳴が真人間になったらなったであのお嬢様の調子が狂うんだろうなと思ってしまった奏士くんであった。
「うーむ……紅葉ちゃん、は1度見てるから嫌だし……」
「紅葉なら最近料理の腕が上がってきてるぞ。土下座して靴舐めればワンチャン────」
「ホント!?」
「ワンチャン、ゴミを見る目で顔に渾身の蹴りを入れて終わってくれるかもしれない」
「何がワンチャンなのさ!」
何がって……そりゃあそれ以降も何かしらの制裁されるだけだろ。 音を置き去りにする拳とか、見えない手刀とか。 インパクトノッキングとか音速釘パンチの可能性もある。 怖いだろ? 連携技なのに一人でやるんだぜ?
「流石に命と引き換えは厳しいよ! でもあと料理上手って言ったら…………」
頭を抱えてうんうん唸ってる焔がこっちをチラ見した。 何? 俺は女じゃないぞ。ク口コダイルじゃないんだから女説は流れてない。
「ねぇ奏士、女の子になる気は無い?」
「良い笑顔で何言ってんだこいつ」
焔はその美少女の様な顔で見事な笑顔を見せてくる。 発言がアウトすぎて萌えない。
「タイとか如何ですか? お安く済みますよ」
「渡航が心配なら、日本でも受けれるところはあるみたいだね」
「柳が女の子になるのか〜 名前は何にすんだ? やっぱ元の名前弄って奏ちゃんか?」
「僕は君が手術しても友達だと思ってるよ」
どうしよう俺以外の全員が手術に向けて動いてる。 2人くらい受けたあとの話してるし。
「え〜ダメ〜?」
「お菓子買って貰えないガキみたいに言うな。 訳が違うだろ」
「でもボク、君が女の子になったら相当似合うと思うんだ。 性格の悪さはこの際飲み込むから嫁いでよ」
「これ喧嘩売られてるよな?」
「腹パンくらいは許されるんじゃないですか?」
よーしそれなら顎出せ顎。 KO狙いに来てんじゃん。
「てか似合う云々ならお前程適任はいないだろ。 下の汚物取るだけじゃん」
「汚物言うな」
でもぉ、焔は見た目だけは美少女と変わりないし〜 服も基本女性物だし〜 女性の生活は知り尽くしてるし〜 簡単だと思うんだよね〜
「まったく……ボクの相棒になんてこと言うのさ。 折角立派なのに」
「俺と比べたら小さい。 取れ。 さすればマネキンとして使ってやる」
「ボクの尊厳を大事にして欲しい」
でも俺の尊厳大事にしなかったやつだしなぁ……因果オホォッ!?って事で。 なんで今オホ声出した?
「大体奏士大きすぎるんだよ……これで何人の女の子を泣かせてきたのさ!」
「ずっと俺だけが泣いてるんだか?」
「まぁ相手いないもんね」
「これはもう顎やって良いよな」
「鼻の骨折るくらいは構わないのでは?」
やった焔縛り付けて全裸写真ばらまこう。 こう、見えそうで見えないチラリズムを撮りたい。
「逆に聞くが、お前は何人泣かせた?」
「25人」
「これは鼻折っていいやつか?」
「お好きにどうぞ」
よっしゃコイツの自慢のブツを二度と使えなくしたろ。 えーと確か蔵に不能ナイフがあったはず。 いやあれ没収されたままだったわ。
「てか、数えてんのか」
「そりゃあ勿論! 誰と何処でどんなことしたのかファイリングしてるよ!」
「第2の校長目指してる?」
だとしたら余りにも端数。 最低でも660人超えないと。
「すげぇ格差だな」
「何が?」
「女泣かせの遊び人と、自分以外泣かせたことの無い賢者」
「あの天パのメガネを叩き割る権利を寄越せ」
「そこになければ無いですね」
なんだあのクソメガネ二度と愛する人と子作りできないようお前を愛人形にしてやろうか。 この閣下なんか嫌だな。
「てかお前らはなんだよ。 俺より圧倒的上みたいに言ってっけど、どうせお前らも経験人数1人だろ」
「奏士殿、0と1は大きく違いますよ」
何だこの言葉のナイフ切れ味凄いぞ。 どんな名工が作ったんだ? 回避不可性能まで付いてやがる。
「童貞を下に見やがって裏切り者共がよぉ……」
「下に見てるって言うか……」
「柳が自ら下に行ってるだけだよな」
おっと今度はグングニルが如き槍が降ってきた。 必ず当たるとか凄い名手だな。
あーヤダヤダ。 つい最近まで同類だった筈の禍塚まで裏切ったし、焔は1番の業物と来た。 怖い怖い。 宝の持ち腐れで根腐れ起こしそう。 いやもう性根腐ってだろ。 あ?
「てか、そんなに卑下しなくても奏士だって卒業確定したみたいなもんなんだから別にいいじゃん」
「微塵もしてないんだが?」
どこで掴まされたそのガセ。 ワザ○プ?
「え? いやでもほら、九分九厘恋人がいるじゃん」
「……重政か?」
「それ君の猫じゃん。 人だって」
えー? もしかして泉ちゃんのことー? いやいや困るなー 相思相愛だけど恋人なんて言われちゃうとドキドキしちゃうよー くっそ棒読みじゃねぇか。
「も〜いい加減素直になりなよ〜」
「俺以上に清廉潔白で素直な男は居ないだろ」
「それがもう嘘じゃん」
は?
「いい加減はっきりしようよ! 毎回はぐらかすけどさ!」
「何を」
「奏士は! 紅葉ちゃんのことを好きなのか! 嫌いなのか! どっちなんだい!」
「きんに君?」
あれ俺もしかして焔似のきんに君に恋バナ仕掛けられてる? 筋肉と言えるものは無いのに。
「そうだそうだー! いい加減明言しろー!」
「僕らはまだはっきりされてないぞー」
「説明責任があるのではないですか?」
「早く告白して振られろー」
おい最後のドS後で校舎裏来い。
「え、何これ魔女裁判? 嘘でも肯定しないとダメなやつ?」
「いや嘘は言わなくていいよ。 ただ肯定してくれればいいだけだから」
「その場合全力で冷やかすけどな」
「コイツらやばくね?」
分かってたけどさ。 頭おかしいヤツらだってのは知ってたけどさ。 ホンママジでヤバい。 怖い。 こんなの彼氏にするとか男運無さすぎるだろあの人達。
「どうなんだー! 黙りかー!」
「上の口くらい正直になれー!」
「下の口は正直になるなー!」
「(ズズズズ……)」
「付き合いたいとは思わないのかー!」
「ついでにボクにお弁当作れー!」
今なんか1人だけ食後の茶でサボって不参加居なかった?
あと焔、お前だけ2週目行ってるし最後はなんか違うだろ。 なら看板娘のいる弁当屋にでも行けよ。
「はいっ! では回答をどうぞ!」
焔がエアマイクを向けてきた。 あ、ネイル綺麗だね。 色合いがいいセンスしてる。 銀河っぽい。
それにしてもしつけーな。 朝から中華食ってる気分。 これ嫌でも肯定しないと先進まなそう。
「付き合うとか付き合わないとか、そういう話ではない。 真っ当な男なら紅葉が誰と恋仲になろうが俺の関与する話じゃない」
「「「「「けっ!」」」」」
なんだこいつら性格悪いな。 人のこと言えないだろ。
「だから何度も言ってんだろ。 好き嫌いの話じゃないって。 単に俺が────」
はいどーも皆さんこんにちは
最近久しぶりにハーゲンダッツを食べた作者です。
小さい頃は祖父祖母の家に行くと用意してあったのでよく食べましたが、久しぶりに食べると味が増えたように感じます。
そして安舌故に普通のアイスとの味の違いは分かりません。 猫に小判とは正にですね。 猫に小判、馬の耳に念仏、私にダッツ。 次からは「アホ面男にダッツ」を使うよう心掛けてください。 世界中のことわざ辞典の改訂はアク○ーマにでも任せましょう。
ちなみに次回はこの回の続きです。 2話構成の理由は来週新作ゲームの発売日なんですよねぇ……つまりそういうことです。
ではこの辺で 次回もお楽しみに




