ホラ吹き鴉は抗い続ける
どうしたものかと悩んで垂れる頭とは逆に、我こそはと服を貫くかの如く聳え立つ我が愚息。
久しぶりの再会に歓喜したいところだが、どうにも様子がおかしい。
こんなにも我が子は元気なのに、俺は全く興奮もムラムラも来ていない。
いや、疲れ○○ならまだ分かる。 あれは興奮と関係無くおっ勃つモノだ。 本人の意思は関係無い。
だが、俺の体力精神共に安定。 疲弊するほど消耗していない。
疲労の蓄積と考えるか? いや、だとするならもっと早くに返り咲くハズだ。 疲労のレベルからして。
現状で考えられるのは3つか。
1.本当に疲れ○○
2.一服盛られた
3.偶然の産物
2の場合はどこだ? 朝と夜は違うな。 俺が作って食卓に運んだ。 大皿から取る方式でもない。 食材の管理も俺で、使う前に安全確認もしてあるから、混入は不可能と見るべき。
となると昼か……あ〜そういや紅葉の弁当食べたっけ。
しかし紅葉が盛る理由が────結構ある。 前々から興味を示していたし。
だが、それだけで犯人と決めていいものか……予想の1つなだけで無実の可能性もある。 決めつけは視野を狭めるからよくない。 他の2択の可能性もある。 どれだ?
どないしよ。 マジのマジで理由が分からん。 今だってエロいモノに一切触れてなかったし、考えてすらいなかった。
ただ積みプラモ組んでただけなのに……どうしてだ!
いや、落ち着け俺。 落ち着いて一句読むんだ(?)
オベリスク
モンスターではない
くァみだァ! 海馬
ふう、落ち着いた。 落ち着いたら思考が冷静になってきた。
そうだな。 考えるだけ無駄か。 第2の脳みそ相手に第1の脳みそで何しても基本無駄だ。
いや〜あまりにも突然過ぎて焦っちまったぜ。 おかえり我が子。 後で歓迎会してあげるから今のうちに製造ライン整えといてね。
さーてそうと決まれば、どうせ時間が経てば落ち着く愚息の事は忘れよう。 変な動画でも見てりゃ萎えるだろ。
そう決めて畳の上にゴロンと横になり、スマホをポチポチ。 片手で重政を撫でようと思ったけど重政居ねぇや。
あんにゃろ飯食ったら消えおって。 子猫ちゃんと夜にランデブーか? 重政老猫なのにそんなことしたらほぼパパ活じゃねぇか。 売春だ売春! 取り締まれ! 猫に負けるってどういう事だ!
────────────────────────────── それからどしたの
「……新作出てんじゃん」
動画見たり音楽聴いたり、ネットサーフィンしたりサルバド○ル・ダリ。 休日の夜を優雅に過ごしましたとさ。 めでたしめでたし
「…………」
紅葉がノック・声掛け・事前連絡全部無しで襖開けて入ってきた。 めでたしめでたしつったんだから終わってくれよ。
「……」
紅葉は廊下を確認する様に見渡してから襖を閉め、開かないように内側からロックまでした。 あれは『外部からの介入を防ぐ』のか、『逃がさない』のかどっちを目的としてるかで色々変わってくる。
そのままこっちに来るかと思いきや、紅葉は俺素通りで縁側の障子も閉める。 本格的に逃げ道を塞ぎ始めた。
完全密室にされる前に逃げようにも、襖のロックを外してる間に紅葉に落ち着かれて終わり。 庭に逃げようにも障子の前に紅葉が立っていて終わり。 隠し通路は論外。
…………詰んだか。
いやいやいや、これまで何度もこんなことがあって結局無事だったんだからまだ早いでしょ。 早計でしょ。
Q.早計なの?
A.早計です。
A.そうけぇそうけぇ(相槌)
く〜っだらね
今ここで立ち上がると紅葉を刺激しかねないので、あえて寝転がったまま考える。
まぁそれは半分で、もう半分の理由は立ち上がると勃ち上がってるのが丸わかりだからなんだけど。 流石に見せられないよ? 今後の対応面倒臭いし。
こうしてる間も紅葉は密室殺人計画を遂行している。 弁当で殺せなかったからって夕飯後に殺るとは。
「…………これでよし」
紅葉の呟きを俺は逃さなかった。 さてどうやって切り抜けよう。 命乞いから始めてみるか。
「…………」
何やら紅葉は神妙な面持ちで近くにしゃがむ。
おれしってる! 紅葉が回りくどい時って毎回面倒な要求するって! なんどもあじわったもん!
つまりほぼ毎回断りきれてないって事ですね。 今回もギリ許容できる要求であってほしい。
「…… 具合はどう?」
「別に体調不良では無いが?」
横になってることを体調不良と見たのか、それとも締め切って換気最悪にした事を気に病んで気遣ったのか。
「…………どう?」
「どう? とは?」
合言葉? 元素記号を返せばいいのか? Cu?
はっ!
Cu→シーユー→see you→またね
つまり合言葉は『またね』! なるほどよく考えられてる。
「またね」
「……は?」
あれおかしいぞ? 合言葉が違うじゃないかどうなっている我が脳内会議よ! お前ら役員報酬渡してんだからちゃんとやれ!
「…………『また』は無い」
どうやら間違えたら死ぬデスゲームだったらしい。 紅葉が腹の上に馬乗りしてきた。
「…………」
しかし、紅葉は両手を床について顔を近付けるだけで何もしない。 じーっと無言で見てくる。
「……何用?」
できるできないに関わらず一刻も早くそこから退いて欲しい。 ギリギリ範囲外だが、紅葉の後ろではオベリスクの巨神兵が召喚されている。 結構ギリ。
「……効果が出てない」
「貴様俺に何をした」
「…………」
しかし紅葉はだんまり。 口を割らないなら力ずくも止む無し。 今の俺は重りが無いから手加減しなけりゃ紅葉に勝てる。
「…………」
紅葉は更に顔を近付けてじーっと見てくる。 サラサラの銀髪が顔にかかって鬱陶しい。
「……奏士はゲイ?」
「唐突になんだ」
急に男色か否か問われたんだけど。 今のご時世的にアレコレ言いにくいぞこれ。
「……薬盛っても全然興奮してない」
今気になるワード聞こえたけど続けてもらおう。 毎回反応してたらキリない。
「……女の子より男の子の方が好き?」
「いや普通に異性が好きだけど」
なお、おとこの娘等は除く
「てかお前薬盛ったつったな。 何時どこで何を盛りやがった」
「……お弁当に媚薬と精力剤」
そう言いながら、紅葉は小さなスプレーボトルを取り出した。 何やらピンク色の液体が入っている。
「それは?」
「……ベルの親の会社の試作品。 直接摂取すると即効性に、食べ物に吹きかけると遅効性になる」
つまり、それを弁当にちょちょいのちょいってやったって事か。 遅効性だから、夜になって効果が出始めた、と。
……シンプルに毒では? 効能がまだマシなだけで毒と変わらなくね?
「……あくまで切っ掛けを作るためのものだから効果そのものは強くない。 ちょっと興奮させるだけ」
「要するに危ないお薬じゃねぇかよ」
万一副作用とかあったらどうすんだよ。 それ以前に主作用と副作用の区別つかねぇよ。 両方毒と変わんねぇだろ。
「……ちゃんと向こうで検査は突破してる。 人体に悪影響は無い」
じゃあ俺が1時間おっ勃ってるのは悪影響じゃないと? どこが「ちょっと興奮させるだけ」だよ1時間は立派な違法薬物だよ。
「……まぁいい。 それもあの人妻からの指示か」
あの人ならやりそう。 興奮剤なんておもちゃ見つけたら嬉々として言いそう。
だが、俺の予想を裏切って紅葉は首を横に振る。 縦に降って欲しかった。
「……これに天音さんは関わってない」
「……じゃあベルか」
「……ベルも違う。 薬くれただけ」
それは関係者でいいんじゃないか? 立派な共犯では?
「じゃああれだ。 あ〜〜〜〜頼金!」
「……千聖でもない」
じゃあ誰だよ犯人! 月曜日に血祭り開催するんだから主役が分からないじゃないか。
「……私が自分の意思でやった」
あ、本人が犯人でしたか。 じゃあ紅葉ちゃんを血祭りにするためにエレベーター用のワイヤーロープとか鉄筋買わないと。 縛り付けるのに普通のロープじゃ逃げかねないし。
「一応、理由を聞いておこう」
「…………」
紅葉は無言でスプレーを噴射してきた。 こいつ粘膜である鼻と口に直接……!
吸って感知すると徐々に身体が反応する。 落ち着いてきた血流が一気に加速し、血圧と体温が上昇。
仄かな苦味……これは薬草。 漢方に近い。 脳が知覚してビリビリ痺れる。
それにこのクセのある味。 爬虫類のエキスも入っている。 全身に力が入る。
心臓がドクドクと血を巡らせる。 脳から足、足から脳へと、嫌でも隅々まで。
「なるほどな。 即効性を謳うだけはある」
「……効いてる」
「お前のせいで治まってきたのがパーだ。 これから落ち着かせるから、イタズラが終わったなら出ていけ。 邪魔だ」
「……悪戯なんかじゃない」
紅葉はムッとした顔でスプレーを連射してきた。 一吹きで結構な効果なのに何度も直接は死人出るぞ? 心臓が耐えきれなくなる。
「む」
何やら違う。 さっきはただの血流促進だったのに、今度はムラムラしてきたというか、別の意味で興奮してきた。
「なるほど……1発だとただの興奮剤だが一度に多く摂取すると媚薬になるのか、もしくは直接摂取でも即効性の興奮剤の後に遅効性の媚薬成分が効き始める……みたいな感じか?」
「……奏士はよく分かってる」
紅葉は特に驚いた様子も無く答える。
つまり、今の俺は色々法的に危ない人間という訳か。 普段なら路傍の石と変わらないはずなのに、薬の影響か目の前の紅葉が上質な雌に見える。 好みだとか種の保存だとかそんなもの関係無い、純粋な性欲を刺激されてる感覚だ。
「……ちなみに、空気に触れると効果が薄まるからスプレーしないで液を摂取した方が効果出る」
そう言って紅葉はスプレーのポンプを栄養ドリンクの蓋の様に親指で取り、ボトルに残っているピンク色の薬液を1口飲んだ。 1口でも元が小型スプレーだから相当な量だ。
効果が弱まった一吹きでも相当な効果なのに、それを弱めずに大量摂取したらどうなるか。 答えはおしまい。
「……ふーっ♡」
小柄故に元から血の巡りが早い紅葉が協力な媚薬を摂取したらどうなるか。 答えはマジでおしまい。 マジで。
「……これで準備完了」
そう呟く紅葉の目はどう見ても正気じゃない。
白い肌は紅葉し、息も荒い。
あと妙に手つきがエロい。 服を捲って腹を指先で触れるか触れないかのギリギリで撫でてきたり、紐を解いて前を全開にしてきたり。 奏士くん為す術なく作務衣の上解かれちゃった。
「……いや準備完了じゃなくて」
次の段階に移るために顔を近づけて来た紅葉の両肩を掴んで制止する。 どこに向かおうとしてんのかは知らないけど顔に行かれたら止めきれる自信ない。 さすがに馬乗り相手に勝つのは難しいって。 相手半暴走状態だし。
「……何で止めるの?」
「何でもかんでもあるかよ。 お前何しようとしてんのか分かってやってんのか?」
「……分からないほど子どもじゃない」
そりゃそうだよねなんならそこら辺の人より詳しいよね。 俺も人の事言えないけど。
「それにお前がこんなことする理由も聞いてねぇぞ」
流石に理由無くして身を委ねる気は無い。 理由を聞いても委ねる気は無いが。
「……ちょっと確かめたいことがある」
「何を」
「…………それは言えない」
そう言って紅葉は俺の両手首を掴む。 こいつとんでもねぇパワーだ。 俺が紅葉の肩を離すか否かで未来が変わってしまう。 そんな気がする。
「少しは落ち着け。 第1、お前初めてだろ。 こんな所で失っていいのか」
あれこれ前にもやった気がするな。 確か東京のラブホでやった気がする。
「……別に守りたくて守ってた訳じゃない。 流石におもちゃで破るのは嫌だったから残ってるだけ。 おもちゃに興味があるから今ここで卒業した方がお互いに得」
淡々と答えてるように見える紅葉の目は既にイッてる。 発情しすぎて部屋がむわっとするというか、目がハートになってるというか。
「……それに、そう言う奏士も準備万端」
そう言いながら、紅葉は座る位置を後ろにずらす。 丁度、俺がどうに可能にか隠していた懐刀の上へ。
「…………」
紅葉は初めての感触に興味津々な様子。 あ、いやコイツ舌舐りしやがった。 ヤバいロックオンされてる。
「……もう殺せよ」
服の上からとはいえ、男としての砦をぶち壊された気がして奏士くん半分投げやり。 この投げ具合はオリンピックで金メダル取れる。
「…………腹上死なら」
どう足掻いても行為は決定らしい。 嫌じゃ! これ以上トラウマ増やさない為にも奏士くんは生涯童貞を貫くんじゃい!
「いい加減離せ。 お前が薬盛ったせいでこうなってるんだから今夜は一人で歓迎会するんだよ」
「……そんな寂しいことしなくても私が歓迎する」
「入ってくんな」
「……いれるのは奏士」
「黙れ」
こいつの発言に余裕を感じる。 さてはまだ正気だな?
「未成年淫行で捕まるのは嫌だ。 同業者がどれだけ捕まったと思ってる」
「……私はもう結婚しても問題無い年齢。 未成年淫行にはならない」
「責任問題とか」
「……今日は安全な日。 万一妊娠してもあと半年で自由登校だから問題無い」
いや問題しか無いが? あと避妊はしようね。 いやそもそも行為自体しないけど。
「……奏士はゴチャゴチャうるさい」
紅葉はそう言うと、ワンピースの前のボタンを引き剥がすように外した。
ワンピースの前が上から下まで開放されたことで、中にこもっていた熱気や紅葉のフェロモンが辺りに充満していく。
それと同時に、紅葉の下着が露になる。
上を見れば大きな胸をフリルの着いた白いブラが覆い、細くくびれた腹を通り、下に向ければこれまた白い紐パンが秘部を隠している。 心做しか、ブラに突起が生まれており、紐パンも少し湿っているように見える。
「……これでもまだ断る?」
流石に発情しても恥じらいは残っているのか、より一層顔を赤くした紅葉が問いかける。
しかし、その問いに対しても俺は変わらない。
「何度も言うが、俺はお前とはしない。 何度言われても答えは変わらない」
そう冷静に告げながらゆっくりと紅葉を引き剥がす。 いつの間にか、紅葉は俺の手首を離していた。
「そんで、お前はもっと冷静に考えて相手を選べ。 『誰でもいいから捨てよう』なんて考えると痛い目を見るぞ。 二重の意味で」
ゆっくり語りかけるように言う。 ここが正念場だ。
「……誰でもいい訳じゃない」
紅葉の返しは無視した。 そんな事は分かっているが、それでもというものだ。
「……奏士は冷静」
「精神構造がお前とは違うんだよ。 薬程度で正気を失くすほどマトモな頭は持っちゃいない」
こちとら常軌を逸したイカレポンチだ。 表の精神が犯されても控えはまだある。 常に誰かしらが俯瞰で見てる限り、俺はいつでも冷静だ。
「……どうしてもダメ?」
「ダーメ。 分かったらさっさと風呂入るか部屋に戻れ」
「……むぅ」
紅葉は不満気な声を出す。 その目は普段通りの目に戻っている。 いつの間にか俺の身体も落ち着いている。 説明通り、効果時間そのものは短い様だ。 俺のアレはレアケースなのだろうか。
「……奏士のフニャチン」
「うるさい黙れ」
色々ツッコミどころ満載のセリフを吐きながら紅葉は服を整える。 と言っても、ボタンを閉めるだけだが。
「……べーっ」
チロっと舌を出して捨て台詞を吐き、襖のロックを外して部屋を出ていった。
「……はぁ」
台風一過……とまでは行かないが、嵐が通り過ぎたあとのようなスッキリ感だ。 先までのアレコレが嘘みたいに静まり返っている。
「にゃ」
タイミングを見計らってか、丁度重政が帰ってきた。
障子は閉じたままだしすり抜ける隙間も無い。 さてはコイツ最初から隠れてやがったな?
「にゃーふ(惜しいことをしたな)」
「何がだよ」
「にゃーん(とぼけるなよベイベー)」
重政は前足で頭をぽふぽふしてくる。 なんだお前肉球ぷにるぞ。
ぷにににににににににににににににに……………………
「にゃ(それ楽しいのか?)」
「めっちゃ楽しい」
「にゃー(俺的に不快なんだが)」
「諦めろ。 肉球を差し出した末路だ」
「なー(なんだコイツ)」
あぁ、癒される。 やはり重政は俺専属のプロセラピストだ。
「にゃ(ところで歓迎会はするのか?)」
「どっからどこまで聞いてんだよお前」
「にゃ(最初から最後まで)」
なんだコイツお前が昔床オナしてた写真ばら撒くぞ。
「……はぁ」
「にゃ?(なんだお前落ち込んでるのか?)」
「いや落ち込んでるというか…………ずっと半勃ち状態だったからあれを全力全開だと思われてないかとか色々心配になってきた」
「にゃー…………(心配するとこそこか?)」
「だってさぁ過程はどうあれそこは男としてのプライドというかさぁ……重政も気になるだろ。 メス猫と交尾しようとしたらずっと半勃ちとか」
「にゃ(そんな経験無いからしらね)」
なんだコイツ自慢か? 確かにこいつ骨あるけどさ。
「……いっそフル勃ち見せた方がよかったか? いやしかしそれだとプライドと引き換えに未来を失いかねないし……何だこの過去最低のパラドックスは」
「にゃ(勝手にしろ)」
そう言って重政は丸まって寝た。
嗚呼! ifの結果を知れる能力が欲しい! こんな事に利用するとは誰も思わないだろうけど。
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momiji side
自室に戻った紅葉は、部屋の扉を閉めるとそれに背を預ける。
「…………」
胸に手を当てて息を整える。 心臓はずっと鳴り止まない。
懐からスプレーを2つ取り出す。 1つは、奏士に吹きかけた本物。
そしてもう1つ。 紅葉が直接飲んだ方は、色を似せただけの水だ。
あの時、飲む直前にすり替えたボトルをゴミ箱に放り込む。
理由は単純。 紅葉だって乙女なのだ。 初体験くらい、薬に頼らず自分の意思でやりたかったし、そもそも紅葉側は薬なんて必要無いくらい準備万端だった。
そんな最初から最後まで素面な紅葉がそれなりの勇気を振り絞って見た結果は散々。 途中までは良く見えたものの、結局は最初から最後まで奏士に断られ続けた。
「…………」
いい加減鳴り止んで欲しい心臓を押さえつけるように手をギュッと握る。
紅葉の確かめたかったこと。 それが何かは紅葉本人しか知らないが、紅葉の中で整理がついた。
それと同時に、認めたくない想いから悔しさだとか腹立たしい感情が沸き上がる。
「……ムカつく」
自分が最後に気付かされた事に否定しつつも、受け入れるしか無いことに、自分を慰めながら夜が明けるのだった。
はいどーもみなさんこんにちは
「こんにち『わ』」と書く人が嫌いな作者です。
まぁそんなことより
今回は短めです。 書くほど体力残ってるか心配だったのですが、木金土としっかり寝て体力回復を優先させたのでギリギリ土曜日は体力残ってました。 日に日に最大値が減っていくのを感じます。 お賃金はボーナスタイム入りました。
私はお賃金、今回の話はおち○ち○ということで、なんていうか………その…下品なんですが…フフ………下品なんで止めておきますね
て訳で次回以降が中編最終章なんですかね? いやなんか予定より大幅に遅れた上に以前まで書いていたプロットノートが行方不明(再び)なのでどこをどうしようとしていたか分からなくなっておりまして。 今現在は半分アドリブな訳で。
そろそろ終盤に行かないとなーと思いつつも、中編最終章に向けてやることが多すぎてちょっと焦ってます。 いくらなんでも放置しすぎでは?
では皆さんこの辺で。 来週はお仕事2日休めると嬉しいです。 人間は週に40時間が限界なのに、計算したら60時間近く働いてました。 労基は何処?




