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白猫と黒烏と決戦前夜

前回のあらすじ。 超次元剣道でジャッジスルーされたであろう剣道部員を保健室まで輸送しました。 マッドジャグラーかもしれない。 作者の推し技はブーメランフェイント。 誰も聞いてないです。


「簡単に見ただけですが、ただの打撲ですね。 骨に異常は無いと思いますが、痛みが酷いようであれば病院に行ってください」


「ども」


養護教諭の先生(老紳士)の報告を聞いてほっとしている付き添いの2人。 これ打撲かぁ……


感覚麻痺してたけど、あれだけ吹っ飛べばそれなりのダメージになるわな。 自分が無事だから忘れてた。


「んで、何があった?」


吹っ飛ばされた本人はベッドで横になってるから付き添いの2人に聞く。 そういや名前知らない。


「……名前は?」


平井ひらいです」


布貝ふかいです。 ボロボロのこいつは未来みらいです」


ふむふむ平井、布貝、未来、か……3人合わせてひいふうみいトリオか。


「……ひふみん説明して」


紅葉が棋士みたいなあだ名つけやがった。 トリオだっての。


「実は……」


平井と布貝から説明を聞いた。 要約すると、

『なんか知らんけど先週から主将(部長)の様子がおかしい』

ってことになる。 付け加えると、

『異様に当たりがキツくて稽古が厳しい』

だそうだ。


なるほどなぁ


「……どう思う?」


「どう思うも何も、その部長の普段って奴を知らねぇからなぁ……」


言っちゃなんだが、武道系の部長はどこもこんな感じなんじゃなかろうか。 ストイックというか体育会系というか。 とにかく真面目〜なイメージ。


「以前までの部長は強さを追い求めるだけの人ではありませんでした。 剣道に関しては自分にも周囲にも厳しいですが、その分優しく接してくれていました」


「俺たちみたいな弱い奴らでもそれに合わせた鍛錬メニューをアドバイスしてくれたり」


なんだその究極の部長は。 過労が限界突破して死ぬぞ。


「それが今じゃ、ただただ力任せに剣を振るうだけに……」


「とにかく、あんな主将は見てられないっす!」


布貝がそう言うと、2人は突然椅子から降りて床に頭をつける。


「お願いします! どうか! 部長を元に戻すのを手伝ってください!」


「お願いします!」


こんなシーンなのに、2人が未だに防具を着てるせいでいまいち伝わってこない。 とりあえず面を取れよ。


「んで、どうするよ」


「……本音と建前、どっち?」


「ここは建前で行こうぜ」


紅葉おまえどうせ本音だと「それくらい自分たちでどうにかして」って言うでしょ。 生徒会長らしく貢献しなさい。


「……学生の更生も生徒会の役目。 引き受ける」


「──!! ありがとうございますっ!」


「このご恩は一生忘れません!」


「明日にでも忘れた方がいいぞ」


これそんな感謝されるような話題じゃないし、まだ何も解決してないし。


「……これからどうする?」


「とりあえず、剣道部行って話聞くか現場見るしかないだろ」


「……なら、明日の監査は私がやるから奏士は剣道部に行って」


「別に構わんが……明日の監査は運動部だろ」


大丈夫か? 主に運動部側が。 紅葉に心折られたりしない?


「……そのくらいの加減はする」


「…………」


大丈夫かなぁ……クマはじゃれてるつもりでも、人間側から見たら脅威でしかないし。


「んじゃ、そうするか。 明日の放課後は剣道部に邪魔するぞ」


「はいっ! お願いします!」


「道場の隅で見学だけさせてもらう。 顧問には…………『監査の一環』とでも言っとけ」


「うす! 分かりました!」


なんとも元気の良い返事だこと。 凄くうるさい。 保健室やぞ。


「……ガンバ」


「……へいへい」


今から気が重いなぁ……明日話しかけられたりしたらどうしよう。 紅葉バリアが無いと怖いよぉ……


「……そういえば」


「あん?」


「……まだ、飛ばされた理由を聞いてない」


紅葉の一言で「ああ、そういえば」と気づいた。 部長のことしか聞いてないわ。


「なんで?」


「あれは……未来が部長との練習組手で負けまして」


「……大丈夫そう?」


「さすがに超次元剣道の使い手はキツイ」


これ本当に大丈夫そう? イナズマ────いや、宿木学園だからミストルイレブン……11でもないな。 とりあえず剣道だからミストルブレイドでいいや。


そのミストルブレイドは事実上の殺人スポーツでないことを祈る。 ホワイトハリケーンとか人死ぬて。 多分1番殺傷率高いのはマッドジャグラーとど根性バット。 ジャッジスルー系統はなんだかんだで当たってるのはボールだからまだマシ。 これ何の話? 趣味の話だろ。 帰ってからしろ。


──────────────────────────────

翌日 翌日って、翠日って書いてもバレなさそうだよね。 馬鹿な! ナレーションの意思は消したハズでは!? お前一人で何やってんの? 暇なんすよ。


約束通り、放課後に剣道部へお邪魔しています。


それはもうじっくり見学しています。 プールの授業で女子のスク水を見てる男子生徒くらいじっくり見てる。


もちろん、俺が見ているのは部長だ。 話し方から対応の仕方、剣を振るう動き、癖、何もかもをじっくりと見ている。 気分はまるでストーカー。 スカートフェチのストーカーは名称がややこしくなりそう。


「……奏士」


「お?」


気が付けばジャージ姿の紅葉がいた。 程よく身体を動かしたからか、どことなくご機嫌。 ちゃんと手加減はしましたか?


「終わったのか?」


「……2、3ヶ所問題のある部があったけど解決した」


「何それそっちの方が話題性ありそう」


俺もそっち行けば面白かったかも。 こんなうるさくて汗臭い空間に居たくないよ。 しかもここ床硬くて冷たいし。


「……どう?」


紅葉はしれっと隣に座る。 ちょっと汗かいてますね。 俺は制服だから触らないでね?


「んー…………」


何となくの話になるけど、まぁ何とかいけそうっちゃいけそう。 今日1日見ててだいたい分かったし。 この世界にライダーが居ないって事とか。 じゃあこの世界終わるじゃん。


「あとはどうとでもなるだろ。 明日には解決するんじゃね?」


「……?」


まぁ見てなさんな。 この件は俺ちゃんの専門分野っぽいし。


「あ、そうだ。 剣道部の監査は先に話つけて明日に回してもらったぞ。 明日の放課後は剣道部に直行だ」


「……分かった」


さぁ〜てどうするかね。 部長に問題があるのは明白。 それをどうやってさらけ出すかね。


やべ、ちょっとウキウキしてきた。 心に余裕ができると人ってこんな楽になれるんだな。


「……ところで、男バス行った?」


「……行った」


「皐×禍カプはどうだった? 遥×若も」


「……甘々だった」


うへぇ率直に絶滅すればいいのに。 輪廻転生の輪から外れて欲しいよね。


「……ドンマイ」


「お前今笑っただろ」


「……ドリヤード」


「それは木の精だろ」


「……(ドヤァ)」


なんだこいつ。

はいどーも奏士の事を黒烏と表現したのに髪色が黒寄りの茶髪だから黒では無いバグに悩まされてる作者です。 ちなみにカラスは小学生くらいの知能だそうです。 つまり奏士の知能も小学生……まぁええかと流せる悲しさ


そんなことより私が事実上完全週休1日になった件について泣き叫ばせてください。働きすぎでは? と思っていたら職場に

『昨日が今年始まって初めての休み』

という上位互換がいて何も言えません。 皆さんお仕事は週4が最適です。 なんなら仕事しない方が最適解。 働いて疲れたあとのご飯は美味しいですが、働かずに食べても美味しいです。 地球の飯を舐めたらアカンでっせ。


そんなことより本編です。


今回は2話連続更新ということで、この後にもう1話あります。 更新予約が10分区切りなので、この次の話は予定通り日曜日の00:00に更新されます。 土曜日の24:00と言った方が早いですね。


ちなみに2話編成の理由は、1話で繋げると区切りが悪いと思ったからです。 では

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