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猫とにゃんことライバル登場!?

少し遅れました。 それもこれも全て消えたデータが悪い。

青い空 白い雲 ポカポカ陽気


なんて事よりも目の前の建築物の方が凄いです、はい。


「……でけぇな」


「……東京ビ○グサイトと比べたらまだマシ」


「比較対象おかしくね?」


学園と国を代表するイベント会場比べんなよ。 あ、でもあれと比べたらなんかマシに思えてきた。 やるじゃん紅葉。


「……これ、場所あってるよな?」


「……あってる」


も助がくれたメモを見る。 あの野郎クソみたいな地図書きやがって。 なーにが『ココ!』だよどこだよ。


さて、と。 スケールに驚く庶民アピールはこれくらいにして、と。 看守とお話しないと。


……1学園の校門に看守いるのすげぇな。 流石お嬢様学園。 看守、いい筋肉してやがる。


「すぁっせん、宿木学園学生会の者ですが」


「……学生手帳と許可証の提示を」


「へい」


凄い強面な上に服を押し上げる筋肉モリモリマッチョマンに睨まれて小物になっちゃった。 奏士君パンツとズボン変えてきていい? 漏らしたんかお前。


「……確認取れました。 どうぞお入りください」


「あ、はい」


「……どうも」


お話イベント終わって一息。 あー怖かった。


「……奏士、ビビりすぎ」


「うるせぇ」


隣の煽りは流す。 お、俺は繊細なんだよ。


「んで、も助は?」


「……先に行って先方と打ち合わせとか挨拶してる」


「珍しっ」


も助が真っ当に仕事してるなんて……なんだ? 魔剣でも降るのか? もしくはグングニル。 魔剣or神槍ってマジ? 魔剣がなんなのか気にならない。


「お待ちしておりました」


昇降口に着いたらめっちゃ礼儀正しい人にお出迎えされた。 制服着てるし、向こうの生徒会の人かな?


それにしてもすげー なんか育ちの差を感じる。 ピシーっとしてるし。 女子校の夢は夢のまた夢って言うけど、お嬢様学園となるとそれすら乗り越えるんだな。 少なくとも表向きは。


「宿木学園の方々ですね。 会議室までご案内します」


「っも」


「どうも」すら言えない奏士君。 メンタルが既に限界近い。


「……今の奏士は不審者」


「男女比バグってる環境に放り込まれると消えたくなる」


視線が凄い視線が凄い! ミナイデェ!


案内ガールの後ろを着いて歩くだけで周囲の女学生からチラチラと見られてヒソヒソと内緒話。


一応腕章はちゃんと着けてるし、相手側にも話が通ってるはず。


だがしかし、お嬢様学園という無菌室に入り込んだ俺というウイルスは嫌でも目立つそんなに見つめるなよ……興奮しちゃうじゃないか……♥ 何だこのヒ○カダセェ。


「あら、殿方ですわ」


「ホントですわ。 この学園に殿方が……」


「とても背が高いですわ」


「目つきが悪いですわ」


「髪が長いですわ」


「でも髪質は良いですわ」


「肌も殿方にしては綺麗ですわ」


「どんなお手入れしているのか気になりますわ」


……なんか……うん。 凄く……


「……小百合が増えた」


「言うなよ俺が言わなかったのに」


あの人入る学園間違えたんじゃなかろうか。 神鳴は……なんかこう、上手い具合に? もしくは性転換させるとか。


「お連れの方はとても可愛らしいですわ」


「ホントですわ。 銀髪が煌めいてますわ」


「凄くスタイルが良いですわ」


「ふつくしいですわ」


…………


「……(ドヤァ)」


「なんだお前腹立つ」


というより今社長居なかった? コーポレーションの。


「……事実しか言われてない」


相変わらず猫被りが上手いこって。 猫のくせに。


……いや違うわ。 紅葉は猫じゃなかった。


──────────────────────────────


「こちらです。 どうぞお入りください」


「あ (りがとうございま)す」


そうこうしてたら会議室に到着。 見た感じ普通の会議室。


中に入ると注目と視線のガトリング。 嫌! 俺の視聴率上げないで! 見るなら紅葉だけにして!


「会長、お客様をお連れしました」


「あ、はーい」


返事と共に会長と呼ばれた女学生がやってきた。 も助のワイフとご対面か……緊張しそう。


「どうも初めまして〜」


「……っすも」


「……どうも」


聞いて驚け見て笑え! 挨拶すらまともに言えないシャイボーイとは俺のことだ。 止めて見ないで! なんだコイツ多重人格か? そうだろ。


「生徒会長の射干うちほし飛里とうりです。今日はよろしくお願いします〜」


「っも」


この人凄いコミュ力なんだけど。 初対面なのに握手しちゃった。


「…………」


紅葉が何故か足の甲をグリグリしてくるけど俺は華麗に堪える。 何? 俺の足はゴキブリじゃないぞ?


「えーと、お二人のお名前を伺っても宜しいですか?」


「……宿木学園学生会長の花伝・ヴァンダライズ・紅葉です」


「副会長の柳です」


「花伝さんに柳さんですね。 はい、改めてよろしくお願いします〜」


相手側の生徒会長さんは紅葉とは対照的に凄く感情表現が豊かな様だ。 ニッコニコだし。


「ふむふむ……花伝さんはハーフかクォーターですか?」


「……一応、ロシアと日本のハーフ」


自分で「一応」って言っちゃうんだ。 ほぼ息してないハーフ設定を。


「なるほどなるほど……で、君が柳くん……」


うわ急にずいっと来た。 顔とか身体とかが凄く近いかな。 こんなに近いと毛穴とか見えそう。


……紅葉が威嚇してるのが見えた。 君一応学園の代表なんだから大人しくしてなさい。


「ほ〜 へ〜 ふむふむ?」


クルクルと俺の周囲を回りながら観察している。 俺は未確認生物か何か?


「ほぉ〜 本当に髪長くて隈が凄いんですね〜」


どうやらも助には後でお話がある様だ。 あいつどんな説明してんだ?


「も助さんからお話は色々聞いてるんですよ〜 私、貴方のことがすっごーく気になっちゃいました」


会長問題発言。 他の役員には聞こえなかったらしいが、この場にいる俺と紅葉には聞こえている。 何故なら紅葉が臨戦態勢に入ってるから。 何やら今日の紅葉はご機嫌ななめ。


「では気になったまま熟す前にそこら辺の蟹にでもぶつけといてくれると……」


「お話通り独特な言い回し……捻くれてるって話は本当だったんですね」


「すいません、ちょっとそいつに話がある」


どこじゃも助ゴルァ! てめぇ1回話あんぞオラァ!


「会長、お時間です」


「あ、はーい。 ではまた後程」


「バイバイ」と手を振って学院側の席に戻る干物会長。 名前忘れたけど確かそんな名前だった。


「時間だってさ」


「……私も後で奏士に話がある」


え何? 仕事の話? それとも「戦友、悪いが……金を貸してくれ」とかそういう話? トイチで貸すぞ。 10日で1割じゃない、10日で1万割だ。 桁がバカ。


「……」


紅葉は少しムスッとしながら渋々席に座る。 俺は「君は床に伏せていたまえ!」ってムスカっとしながら席に座る。 シンプル不審者。


「はいっ! では交流会を始めます。 えーと、最初は自己紹介からですか?」


「そうですね。 ホストの我々からにしましょう」


「では改めて、私は生徒会長の射干飛里。 3年生です」


「副会長の伊豆です」


「会計の不破ふわです」


「書記のやいばです」


「庶務の天津あまつです。 よろしくお願いします」


ぺこりと綺麗に頭下げられた。 お嬢様学院恐るべし所作。 女子校とは違う。


それにしても凄く凄い名前。 ラインナップに趣味を感じるよね。


「……宿木学園生徒会長の花伝です」


「副会長の柳です」


「はい。 よろしくお願いします」


お相手の会長さんは手をポムンと叩いてニッコニコ。 凄くご機嫌だ。


「あの、1つよろしいでしょうか」


庶務の天津さんがそっと手を挙げた。 下の名前はなんて数字ですか? 数字確定かよ。


「はいっ。 那由多ちゃんどうぞ」


あ、本当に数字だった。 俺らをここまで案内してくれたメガネさんそんな名前だったのか。


……ねぇどうせ1話限りのゲストキャラにフルネームつけるのやめない? 準レギュの神鳴にすら名前ついてないのに。


え、ある? マジで?


「会長正式な場でちゃん付けは控えてください。 それよりも……見たところ、そちらの学園の参加者はお2人だけの様ですが、他の役員の方々はどうなされました?」


「……ウチは私と彼の2人だけで運営しています」


「なんと」


無量大数さんが目を丸くする。


ついでに俺も。 紅葉ってこういう場でそういう言葉遣いできたんだ。 普通に普段通りの対応されるかと思った。


「宿木学園は我々より遥かに忙しいと聞きます。 それをたった2人で回すとは」


「……彼が優秀なお陰です」


褒められちゃったでへでへでへへ


いや、うん。 分かってるよ? お世辞だよ? そういう話の流れだから言っただけだよ? なんなら俺じゃなくて紅葉の方が優秀だよ?


「おっ、これはいい流れです。 ではこのまま質問タイムと行っちゃいましょう。 お互いの学園のことを聞きあっていい所を取り入れたり改善案にしちゃいましょうか」


「会長、思いつきの進行は控えてください。 お相手側の意見もあります」


「では聞いちゃいます。 2人はそれでもよろしいですか?」


「……構いません」


「右に同じく」


「だそうです!」


「はぁ……了解しました。 ではホワイトボードを準備します。 刃は議事録をお願いします」


「はい」


「伊豆ちゃん、毎度ありがとうございます」


どうやらあちらの生徒会は会長のリーダーシップが強いらしい。 振り回すけどなんだかんだ人に好かれそうなタイプの会長だ。 会長を慕い、支える他のメンバーの連携も見事。 例えるならライバル側のチーム。


一方、宿木学園生徒会は会長のリーダーシップもクソもない。 それぞれが強烈な個を持つ、所謂主人公側のチーム。


それから少し慌ただしくなって色々と準備。 ホワイトボードを出して議事録も準備して。 ウチは紅葉が内容全部覚えてるから問題無い。 万一に備えてボイレコあるし。 俺は古文書よろしく達筆なので議事録書いても誰も読めん。


「では始めます。 質問は言い出しっぺの会長からで」


「うーん……あっ、じゃあ気になってた事があるのですが」


「真面目な質問なら答えます」


「お2人は付き合って何年目ですか? ABCで言うとどこまで行きました?」


「真面目じゃないんで答える義務ないですよね」


「はい。 無視して結構です」


「そんな〜」


「そんな〜」じゃねぇよなんだその質問。 交流会舐めんな。


「てか何故に? 勝手に人を相思相愛にしないでくれます?」


「……違うんですか?」


「ワンチャン名誉毀損で訴えたら勝てる」


「そうなんですか〜」


残念そうに机にべしゃッとうつ伏せになる干物会長。 名前忘れたけどそんな名前だった気がする。


「では、いつ付き合うとかそういう未来図はありますか? その方が盛り上がる気がするのですが」


「失礼だけどこの人って相当なバカ?」


「いえ、会長は究極のアホです」


「不破ちゃんも失礼です!」


何故だろう、この干物会長とベルがリンクした気がする。 絶妙に慕われてない所とか。 恋愛脳な所とか。


「…………」


紅葉に服の裾を引かれた。 隣の席なんだから普通に話しかければいいのに、何故周りから見えない机の下で引いた?


「何?」


「……相思相愛?」


「百歩譲って、絵に関してならそうだろうな」


なんせお互いがお互いの最推し且つ古参ファンだ。 その点ならそうと言える。


「……なんかムカつく」


「知らんわ」


紅葉の事だからどうせ「奏士程度が美少女の私に惚れてないのはおかしい」とかそんなだろ。 自意識過剰乙。


「はいっ、私は質問したから次はそちらです。 なんでも質問してください」


「なんかある?」


「……特に無い」


「無いらしいっす」


カンカンカーン! 交流会・終了!


「なんでもいいですよ? 私の事、とかでも。 同じ生徒会長として、花伝さんとはお友達になりたいですし」


「……」


「すいませんあんまグイグイ来られるとウチの子苦手意識持っちゃうんで」


「猫ちゃん?」


まぁはいそうっすね。 紅葉は猫ですね。 耳としっぽが無いタイプの。 あと発情期。


いやでも重政の発情期も見たこと無いな……外で発散でもしてんのか? 野郎やっぱり内緒で女作ってやがったか!


「……じゃあ、何故生徒会長に?」


「やってみたかったから、ですかね」


「…………」


紅葉とは対極だぁ。 これ会話持たないだろ。


「なーんて冗談です。 本当はお父さんが「やれーっ!」って煩くて……ですが、やってみたら楽しいので後悔はしてません。 皆優しく、私の無茶振りにも応えてくれますし」


「自覚があるなら止めてください。 無茶振りにも限度があります」


「唐突に『校内ハロウィンやりたい』と言い出したり」


「図書室を大改造して漫画を大量に追加したり」


「講堂で恋愛の素晴らしさについて語り始めたり」


「あれあれ〜? いつの間にか私の愚痴大会になってますね」


なんか色々やらかしてるそうで。 とことん紅葉とは対極だ。 紅葉は最低限の仕事しかしないし。


「と、とまぁ、素敵な部下に囲まれて楽しくやって……ます」


「……物は言いよう」


「言ってやるな。 あの人達もストレス溜まってんだろ」


「聞こえてますよー」


おっとこれは失礼。 じゃあ記憶消すから頭殴らせてくれ。 サイコかコイツ。


「ではこちらの番ですね。 みんなもどんどん聞いて良いんですよ〜」


「では失礼して。 ご存知の通り、当学院は女子校なのですが、近々共学化を考えております。 しかし、当学院の学生は大半がこれまで女子校一貫故、共学というものが具体的にどういうものか分かりません。 ですので、宿木学園のお2人には共学について色々とお教え願いたい」


「だってさ」


「……それなら別に構わない」


「感謝します」


それにしても由緒正しきお嬢様校が共学化、かぁ……


「少子化の波ってのはどこも悲しいねぇ」


「……共学化して初めての男子学生となった人達の境遇が気になる」


どうやらここにゲスい想像をしてる人がいるようで。


アレだろ? ハーレム生活と思ったら百合が蔓延しるとか、異性ばかりで肩身が狭いとか。 夢だよ夢。 見るだけ不幸になる夢だよハーレム学園は。


「ちなみに共学化はいつ頃に?」


「詳しくは分かりませんが……数年以内には共学化するだろうと」


「ほーん」


少なくともこの場の全員は関係無さそうだ。 とっくに卒業してる頃だろうし。


「温室育ち、って言ったらアレだが、女子校一貫のアンタらに異性耐性あんの?」


「どう、でしょうか。 身内を除けば外部講師くらいしか接する機会が無いのでなんとも」


「中には恋人や他校の友人など、異性と関係がある者もおりますが……大半が箱入りですので、無いと言わざるを得ないでしょう」


なにこれ天然記念物? ここまでの箱入り娘のサナトリウムって存在したの?


「……この学園に男性の教師とか、用務員とかは」


「居ません。 警備員を除き、職員は全員女性です」


「……ここまで来るとちょっとワクワクしてきた」


「だな」


こうなったらどこまで箱入りなのか徹底的に調べたくなってきた。 その後はもちろん魔改造。


「女の園、か……どうする? 宿学ウチの野郎を何人か見繕って交換留学みたいにぶち込むか?」


「……例の委員会の人達を入れそう」


「いやアイツらは良くも悪くもリアルな男だから刺激が強すぎる」


何度でも言おう。 黒は一滴垂らすだけで全てを染める。 万一、アイツらが問題起こしたら責任取りたくないし。


「……じゃあ誰?」


「……よくよく考えたら、俺もお前も知り合い共通だし全員妻帯者だった」


「…………」


だってしょうがないじゃん! なんだよ全員揃いも揃って! 1人くらい独り身は居ないのかよ! 焔は枠が特殊だからノーカン。


「一応提案なんだが、他所の学園から男子学生を数人、そっちは女子校生を数人、交換短期留学みたいに入れ替えて生活させてみるとかはどうだ? もし行けそうなら入学で数を増やして……とか」


「うーん…………悪くは無いと思いますけど、色々問題は多そうですね……」


「そう、ですね。 お互い慣れない環境の中で生活する訳ですし。 何よりこちら側は男性側の設備が殆ど無い」


「トイレとかは来客用がありますけど、更衣室とか色々準備しなきゃだし……いや、でも将来やる事の試運転になるし……」


何やらブツブツ呟きながら考え事。 意外と真面目に考えてる。


「────よし。 この件は一旦保留。 後で纏めて会議に出してみます。 そちらは、話が通った場合に備えて学園の許可を。 それと、誰を送るかだけ決めておいて貰えますか?」


「あ、はい」


思ってたよりサクッと終わった。 選別は紅葉に任せよう。


その後も意見交換は続いて流石にネタも尽きてきた頃、乾物会長が箱を取り出した。


「会長、それは一体」


「ふふっ……じゃーん」


ウッキウキで箱に書かれた名前を見せびらかしてきた。 側面にはデカデカと『oh die back on』と書かれている。


……意味が分からん。 直訳すると『おお! 死ぬ 戻る』になるんだけど。 die back onなんて用語は聞き覚えが無い。 となると、意味は『何度でも死ね』とかそういう感じか? いやクソ物騒。


「会長、それは……」


「ふっふっふっ……これは中に話すお題が書かれた紙が入っています。 1人ずつ引いていって、お題の内容を包み隠さず話す、という事です」


「はぁ……して、何故そのようなことを?」


「仲良くなるにはさらけ出す事が1番ですから。 羞恥心で何度でも悶え死ぬのでこの名前をつけました」


「ご乱心?」


「いえ、平常運転です」


Heyジョージ運転くらい狂ってやがる。 この会長本当に大丈夫?


「ふふっ、これで皆さん仲良し、ですね♡」


やべぇよ……あの人だけすんげぇ楽しそう。


「会長、没収です」


「あーん!」


当然の如く副会長に箱を取られた。 これには満場一致。


「もうっ、しょうがないですね……じゃあこっちにします」


そう言って新たな箱を取り出した。 机の下にあと何箱あるのか気になるけど下覗こうもんならセクハラ扱いされそうだしやめとこ。 紅葉見てるし。


「……一応聞きますが、その箱は?」


「あーちゃん、安心してください」


あーちゃん? 天津さんの事? ごめんだけど会長以外似てる見た目だから見分けつかないのよね。 口調も同じだし。


「これは書かれたお題についてみんなで話し合う箱、名付けて『wow die box』です」


結局死んでんじゃねぇか。 と思ったけど口には出さなかった俺偉い。 べた褒めしちゃう。


「これなら何も問題無いですよね?」


「内容次第で大問題です」


「ちゃーんと健全なことしか書いてありませんよ〜 それともあーちゃんは不健全だーって言い張る気?」


「うぐっ……」


パワープレイだけど言いくるめたな……確かに中身が分からない以上、却下出来ない。 許可も出来ないと思うけど。


「はいっ、じゃあ早速引いてもらいましょう。 初手は柳さんにお願いします」


「えあはい」


急に振るのマジでやめて欲しい。 一言テレパシー飛ばしてよね。 俺送受信出来ないけど。


「えーと……はい」


「では、内容を読み上げてください。 はいっ、せーの」


え、えちょ待っ


「…………『兄妹恋愛について(兄弟・姉弟・兄弟妹等も可)』…………これ破いていい人挙手」


すげぇ干物さん以外全員が挙げた。 て訳でビリビリに破いた。


「皆さん、本日は良い茶葉が届きますので、お茶にしましょう。 お茶請けも用意してあります」


「あ、では遠慮なく」


「……ゴチになります」


ゴチになりますはやめろ紅葉。 意味合い変わってくる。


「あれ〜? 皆さんどうしてお茶会の準備を始めているんですか? 私抜きで」


「それはご自身の胸に聞いてみては如何ですか?」


「? う〜ん…………」


そう言って胸に手を当てて考える干物さん。


そして自分の胸と伊豆さんの胸を交互に見る。 あ、嫌な予感。


「……伊豆ちゃんのお胸は可愛いですね」


「この人ひん剥いて門の外に出しましょう。 宿木学園のお2人はここで暫しお待ちを」


あれなんか副会長さんの素が見えた気がする。 怖い。


「そもそもあなたもそこまで豊かではないでしょう! 凡乳のくせに!」


「あ〜凡乳って言いましたー! ならその平凡すらない伊豆ちゃんはどうなんですかー!」


「私のはスレンダーです! 会長のように贅肉の無い理想体型なんですよ!」


スレンダー、というワードが出て隣の紅葉をチラ見。


「……何?」


「いやなんでも」


スレンダーとは遠い紅葉はどうなるんだろうか。 程よくムチムチ? 言うて贅肉まみれな訳では無いからムチムチも若干違和感。 健康的健康的。 痩せてるし。


まぁ俺の肉体美には及ばないけどな! 脱いだら凄いエクセレントボディ。 首から下限定だからエクセレントじゃなくてグレート、いや、ティエルグボディだ。 うわ嫌な響き。


「誇るなら彼女くらい立派になってから言ってください! 会長はどう見ても平均的です!」


「……巻き込まれた」


「わ、私はこう見えて着痩せするタイプなんですよ! 脱ぐと凄いんです!」


うーん服の上からじゃ分からん。 スタイルは良いんだろうけど、如何せん泉ちゃんという完全完璧テネレスケ美少女を見てるから普通に見える。


「……これどうする?」


「俺に聞くなよ」


等々に始まった女同士の言い合い。 デリケート故に男の俺は入れない。


そして紅葉も別の意味で入れない。 いや巻き込まれてるから強制参加ではあるか。


「お待たせしました。 お茶の用意が出来ましたので、部屋までご案内します」


「え、あれ放置していいの?」


「ご心配なく。 どうせまた会長が惨敗して終わります」


負けるじゃなくて惨敗なのか……しかも日常茶飯事っぽいし。 あの会長ホント情けない。 さっきまでの『大人しそうに見えてお茶目』なイメージが消え去った。


「お茶菓子にはお菓子工房carinキャリンのタルトを用意してます」


「……♪」


紅葉はタルトと聞いてご機嫌。


ほう、carinですか……いいチョイスだ。 俺もお気に入りの店じゃないか。


「だから、会長はいい加減……」


「あーあー! 聞こえませーん!」


まだ言い合いしてる向こうの会長と副会長を放置して席に着く。 うん、良い香りだ。


「どうぞ、最高級の紅茶とフルーツタルトをご堪能ください」


「ありがたく」


「……いただきます」


手を合わせて暖かい紅茶を1口。 あ、この紅茶あのポニテさんの所のだ。


茶葉もそうだが、紅茶の入れ方が上手いのだろう。 二つの意味で茶葉の持ち味を活かしている。


「……♪」


紅葉もご機嫌。 これは後でタルト作って見返したくなりますね。 紅葉専属パティシエ(仮) として。


……プロの腕に勝てるか? 俺は少し経験があるだけのパンピーだぞ?


いや、俺は食べ慣れてる味というメリットで勝てる! よし勝った! WINNER俺!


ふぅ……タルト食って落ち着こ。


あ〜……美味いなぁ畜生。


────────────────────────────


「ふぅ……あれっ? 私たちはどうしてお茶会をしてるんでしたっけ?」


「交流会が終わったからですね」


「そうなんだ……ねぇ柳さん、連絡先を交換しませんか?」


「!」


「え、嫌ですけど」


個人的に嫌50%、普通にまだ信用に足りない50%、隣の紅葉がガチ威嚇してるから交換したら怖い50%だ。 限界突破してますよ。


「フーッ」


紅葉が必死に威嚇してる。 しかしお相手に効果は無い。 獅子に威嚇する子猫を見てるみたい。 メスライオンって家事、もとい狩りするらしいし。 も助との関係性みたい。


「え〜 怪しいことはしませんよ〜? お隣さんとして連絡網があると便利だな〜って話です♡」


はいダウト。 それもあるけどもっと他にあるね。


「それと、個人的にお話したいこともありますし〜」


はいビンゴ。 何この人怖い。 距離の詰め方が小悪魔。 奏士くんまた人間不信深まっちゃう。 もう限界のその先超えてんのに。


「……個人的な連絡先の交換は認められない」


干物さんと俺を遮るように紅葉が立ちはだかる。 表面上落ち着いているが、よく見れば警戒心MAXで威嚇してる。 諦めろお前の威嚇は通用しないぞ。 あとお前人としての何かを忘れかけてないか?


「花伝さんは私と彼が個人的な繋がりを持つことに何か不満でも?」


「……大事な役員が変なのに引っかからないようにするのも会長の勤め」


まず俺が変なのに引っかかる前提で話されてるんだけど。 俺そんな単純に見える? 君一応1年間一緒に生活してきたよね。


「じゃあ、花伝さんが交換してください。 それなら問題ないですよね?」


「…………」


紅葉は渋々携帯を取り出す。 「連絡網」という前提がある以上、断りにくいのだろう。


「……はいっ、ありがとうございます。 これからいっぱいお話しましようね」


「……」


「私、花伝さんとは仲良くなれる気がするんです。 お友達の第1歩として、下の名前を教えて貰えませんか?」


「…………」


紅葉が目で助けを訴えてる。 だが、他人の交友関係に口出しできるほど立派な人間じゃないので俺は口を閉ざした。 泉ちゃん? いやそれは例外。


「……」


紅葉が干物さんの眼をじっと見る。 紅葉お得意の直感で見定めているのだろう。


それにしても凄い。 お互いに長い銀髪に青い眼の持ち主。 お茶目な姉と無口な妹って感じだ。


それにしても銀髪碧眼……紅葉はハーフだから分かるが、干物さんは特にハーフという感じも無い。 髪染め特有の違和感も無いという事は地毛。 部分的なアルビノか何かだろうか。 肌は白いけどアルビノレベルでは無いし。


なんなら俺と紅葉の方が白い。 不健康的な意味で。


「……紅葉もみじ


紅葉はボソッと呟いた。 相手の熱意に根負けしたのか、それとも今のところ無害だと思ったのか。


「はいっ、紅葉さんですね? それとも、紅葉ちゃんの方がいいですか?」


「……好きにすればいい」


「では紅葉ちゃんで。 同い年ですし」


「同い年」と言った後、干物さんの視線が一瞬下がったのを俺は見逃さなかった。 紅葉は一応同い年だと思う。 あなたより背が低くて、貴方より胸が大きいけど。


てか、あなたは普通に背が高い方では? 170近いんじゃない? 少なくともベルと同じくらいはある。


「……(じ〜っ)」


「……何?」


「なーんでも? 紅葉ちゃんは可愛いですね」


「……至極当然」


「あらあら」


紅葉がかなり打ち解けてる。 ねぇサブタイの「ライバル」って紅葉のライバルじゃなくて俺? 紅葉の懐柔RTAのライバルって事? なら惨敗なんだけど。


「紅葉ちゃん、彼の下のお名前はなんて言うんです?」


「……教えない」


「じゃあ直接聞いちゃいます」


うわこっち来た。 なんでこの人俺が全力で「こっち来んなオーラ」出してても普通に来んの? 特性:かたやぶりなの? もしくはテラボルテージ。 多分ターボでは無い。


「突然すいません。 貴方のお名前なんですか?」


「名無しの権兵衛」


「まぁ『奏士』さんですか。 ではこれからは『奏士さん』と呼びますね。 あ、それとも親しみを込めて『奏士君』の方が良いですか?」


うん、それより普通に名前知られてるの怖いね。 あ、も助の情報が。 あのクソ野郎。


「う〜ん……でもあまり親しくすると紅葉ちゃんが嫉妬しちゃいますし……やっぱりこれまで通り『柳さん』とお呼びしますね」


「どうぞお好きに」


「では柳さん、この後空いてますか? 先程申し上げた通り、個人的に・・・・お話したくて……」


「はぁ、遠慮します」


「そんな遠慮なさらず」


「分かりました。 拒否します」


「あらあら〜」


干物さんはまだ食い下がるかと思ったが、そこですっぱり終わって紅葉の元へ行った。 なんなんだあの人。 愉快犯か?


「断られちゃいました〜」


「……当然」


「代わりに紅葉ちゃんがお話つけてくれませんか? もしやってくれるなら、私のタルトを差し上げます」


「っ…………やらない」


「残念です」


今あいつ今少しブレたな……危ねぇ。


このまま2人の会話を聞いているとストレス的に悪そうだからお茶会に集中しよう。 幸い、緊張しているのか俺のイケメンっぷりに見惚れているのか、俺に話しかけてくる女子校生は皆無だ。


……紅茶が冷めてら。 でもまだ美味い。 ちょっとだけ悲しいけど。


……だ、誰か話しかけてきてもいいんだよ? 今だけは少しだけ返答するから。 ほら、君達の見慣れない男ですよ? 聞きたいこととかあるんじゃないの? ねぇ?


あ、無いすかそうすか。 ……………………タルトおいちい。


────────────────────────────


「……本日はありがとうございました」


「いえいえ。 私もお話出来て楽しかったです。 お友達も増えましたし」


「…………」


(半分一方的に)お友達になったにも関わらず、紅葉は少し警戒気味。 というか戻ってる。 ちょっとだけ威嚇してる。


「また遊びに来てくださいね。 あ、それとも次は私達が遊びに行きましょうか。 そちらの学園も見てみたいですし」


「……また機会があれば」


「はいっ、楽しみにしています」


さて、これにて社交辞令は終わり。 かーえろ帰ろ。


「……ではここで」


「はい。 お気をつけて」


最後までニッコニコ上機嫌な干物さんに見送られ、俺たちは女学院を出た。 クソ怖警備員とお別れだと思うと少しだけ物悲しい。 いや二回目は嫌だけど。 なんか注射みたい。


注射ってさ、打つ前は嫌だけど、打った後は大したことなくて次打つ時はへっちゃらに思えるけど、またその時が来るとクソ怖いよね。 俺痛いの嫌。


そして帰り道。


「……(むっすー)」


またもや不機嫌な紅葉と歩く、夕暮れの帰路。 夕焼け小焼けで日が暮れて、紅葉の太陽も沈んだ。


「どうした。 タルト食べ足りなかったか?」


「……違う」


「あ、お土産に貰ったクッキーが好みじゃないとか? お前の好きなのを家で焼いてやるぞ?」


「……それは貰うけど違う」


貰うんかい。 ちゃっかりしてら。


まぁ言いたくないならいいか。 言いたくなるまで待てばいいし、言わないなら言わないで流せる。


「……奏士、ずっとデレデレしてた」


「お前は何を見てきたんだ?」


何時何分何秒地球が何回回った時デレたんですかー? 言い分が自覚あるやしじゃねぇか。


あと地球が回るとか二度と言うなクソが。 自分の中で天動説と地動説がせめぎ合う瞬間ある?


「……女の子に囲まれて嬉しかった?」


「お前にいいことを教えてやる。 男女比は一定を超えると恐怖になる」


男女比1:9どころか1人:9割だからね。 男は俺と警備員しかおらず、助けも呼べない環境。 怖いったらありゃしない。


「……でも、飛里に迫られて喜んでた」


「眼と感受性のどっちだ? それ次第で勧める病院変わるぞ」


「……そうやって茶化す」


紅葉の頬は膨れる一方。 試しに指で頬を押してみたら空気抜けた。


「1つ言っておくぞ。 俺は自分以外の人妻属性に興味は無い」


「……突然何?」


「あの人……干物さんだっけか? あの人がも助の事実上の妻である以上、俺は一切興味が無いって事だ。 人の手垢が付いた女に惚れるなら独り身貫いてない」


極論も極論だけどな。 事実だから仕方ない。


「というか、3次元である時点で分かれよ。 俺が今までリアルの女を意識した事があったか?」


「…………妙な説得力」


「だろ?」


ペラ舌の俺が唯一はっきりと言える事だ。 これも同様に泉ちゃんを除く。


「……私の勘違い」


「んだ」


「…………それはそうと全く意識されないのはムカつく」


「逃げ場無くすな」


なんて軽口を叩きながら、俺らは家に帰った。 今日は直帰だー! 嬉しー! 社会人ってこんな気持ちなんかなー!


──────────────────────────────


「せーんせっ!」


「っ……おう」


「あ〜! また煙草吸ってー! 今日の分はもう吸ったでしょ?」


「い、いやまだ吸ってない……うん。 まだ2本目だ」


「……嘘だね。 学園でもう5本吸ってるでしょ」


「うっ……バレたか」


「も〜 私に隠し事はダメだよ〜? ちゃーんと健康を維持しないと、早死しちゃうよ?」


「だ、大丈夫だって……煙草吸った程度でそんな何十年も早死する訳じゃ……」


「それでもダーメ。 はい、煙草消して。 煙草は没収です」


「……わかったよ」


「うん、よろしい。 ご褒美に今夜は好きな物作ってあげる」


「……麻婆豆腐」


「どうせすっごく辛いやつでしょー? も〜身体に悪い」


「好きなもん作ってくれるんだろ? 文句言うな」


「ハイハイ。 じゃあスーパー寄って帰らないとね」


「おう」


…………


……………………


…………………………………………


「ねぇ」


「……ん?」


「どうして煙草吸ってたの? 最近は本数守って制煙してたのに」


「……別に。 ちょっと気になることがあって、吸っただけだ」


「気になること……あ〜♡」


「……なんだニヤニヤして」


「もしかして〜 私が柳くんにちょっかいかけてたからヤキモチ〜?」


「…………帰るぞ」


「あ、図星? その顔は図星だ!」


「うるせぇうるせぇ! 誰がヤキモチなんかするか!」


「焦ってる当たりが怪しいな〜 そうかそうか〜 ヤキモチしてくれたのか〜」


「……してねぇって」


「しょうがないな〜 うん、今日はもう2本まで吸ってよし!」


「……何ニヤニヤしてんだ? 気持ちわりぃぞ」


「あー! 女の子に向かって気持ち悪いは禁句! 罰として煙草は没収! 明後日に返します」


「……分かった、土下座でも靴舐めでもするから取り下げてくれ。 さすがに丸一日はキツイ」


「ダーメ〜 ちゃんと分からせないとまた繰り返すでしょ?」


「頼む! 何でもするから! お慈悲を! 飛里様のお慈悲をぉぉぉ!」


「ちょっ、足にしがみつかないで、 見えちゃう! 色々見えちゃうから!」


「お慈悲をぉぉぉ!!!」


「やっ、ちょ、下から見上げちゃっ」


「あ? 」


「〜〜〜〜〜っ!!!」


「最近のガキは紐なんか履いてんのか。 ませてんnゲフっ!」


「もう知らないっ!」


「ぐえっ!」


……奏士が紅葉を宥めている頃、どうやらこちらでも面白そうな戯れがあったそうな。


しかし、これを知るものは誰も居なかった────


「なーんて、言わせると思いました? この頼金千聖が面白そうな現場を逃がす訳がありませんよ」


あ、あのモノローグに話しかけないで貰えます?

はいどーも最近職場の空気が悪くて絶妙に面倒な事よりも職場のトイレのウォシュレットが痛いくらい冷たい事の方が深刻な作者です。 笑えるくらい冷たくて痛いです。 冬場の水作業の方がマシなことってあったんですね。


そんなこんなで進んだ本編

前回「ついに真面目モードか!?」みたいな終わり方しておいてなんですが、まだそんなモードは実装されてません。 今日も今日とて下らないギャグとイカれた思考回路のモノローグ垂れ流しです。 いやそれは真面目モードでも変わらないか。 真面目とは?


それはそうと6時間分の文章が突然消えてその日の気力をマイナスにされました。 書いていると突然消え、履歴からも消え、私の記憶からも消え……どうしましょうね。 書いてる時の記憶とか殆ど無いですし、筆が乗って2万文字くらい書いていたのでその分を書き直すとなるとさすがに時間と体力がありません。


ですので今回は簡易版、というより、余分な箇所を削ぎ落としたストレート方式の投稿です。 後日立ち直れたら加筆するかもしれません。 結構ダメージ大きいので行けるか分かりませんが、行けたら行きます。


ではまた。 2月は更新少なくなりそうだなと今から不安な作者でした。


……お仕事が辛い

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