表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/71

白猫と入学式とSGS

……


…………


……………………


……え?


あれ、モノローグが始まらないぞ? 普段なら長々とクソみたいなモノローグで始まるのに。


なんだ? 無断欠勤か? 無職の癖に無断欠勤とはいい度胸だ。


仕方ないので今回は第三者視点こと私が代理で努めよう。 無断欠勤したあのバカマヌケうんこは焼却炉にでもポポイのポイ。


──────────────────────────────


4月 春だ。 それは転機の季節。


進級、進学、就職、一人暮らし……そしてそのどれにも当てはまらない無職。


中学では大人しかったあの子が高校デビュー、なんて話は意外にもリアルでも多々あるそうで。


今日は宿木学園の入学式。 普段より少々賑やかだ。


学園の門を潜る者を見てみるだけで多種多様な色を感じる。


緊張で歩くのもままならない者。 逆に自信満々で一切動じてない者。 友人と談笑しながら特に変わらず潜る者や、学園のスケールに呆然として立ち尽くす者等。 新入生らしく初々しい反応だ。


そんな中、一際異彩を放つ存在が2つ。


1つは紅葉。 微塵も動揺すること無く、堂々と昇降口への道を歩いている。


紅葉の放つ謎の圧を感じてか、それとも見蕩れてかは分からないが、紅葉が歩くだけで人混みが割れ、自然と道ができる。


「やっべ! なんだあの美人!」


「綺麗……お人形さんみたい」


「凄い美人……モデルか何かかしら?」


「こんな美人と同じ学園に通えるなんて……俺、親に頭下げて良かった……」


「どこの娘さんかしら。 あれだけの美貌、是非我が社のブランドモデルにしたいですわね」


流石と言うべきか、ただそこに居るだけで視線を集める紅葉の美貌。


「おい、見ろよあれ」


「すっげぇ……なんだあのサイズ!」


「童顔で小柄ながら不釣り合いな胸……ふっ、これぞロリ巨乳……いや、あれは爆と呼んで差し支えない!」


「そ、そうなのかメガネ!」


「僕の眼に間違いは無い。 見たところ、制服のサイズが合わなくて多少押さえつけられてはいるが、最低でも95……恐らく3桁はあるだろう」


「お、おう……ぶっちゃけその精度と信念は引くが、お前の計算が間違ってる所見たことないし、そうなんだな」


「マジかよ……デカすぎんだろ」


「1度でいいから揉んでみてぇ〜!」


「なぁ、お前声掛けてこいよ! ワンチャン付き合えるかもしれねぇぞ!」


「無理無理無理! 絶対彼氏居るって! あんな美人放っておく奴なんか居ねぇって!」


中には下衆な視線もあるが、紅葉は何処吹く風。 もう慣れたと言わんばかりにゴミ捨てに夢中だ。


「やれやれ、キミたちは情けない……」


そう言いながら人混みの中から現れたのは無駄に光ってるイケメン。


いや、イケメン過ぎてオーラが可視化され、輝いて見えていると言った方が正しいか。 ゴメンどういう意味?


「お、お前は!」


「知っているのかメガネ!?」


「あ、ああ……あいつは綾小路武者小路あやのこうじむしゃのこうじ田所浩二舞羅小路道長たどころこうじぶらこうじみちなが。 パソコンかゲーム機の本体とかを作ってるハードウェア系大企業、『アルテミス・インダストリー』の御曹司だ」


「……詳しいな、お前」


「寧ろ、僕たち御曹司界隈でアイツを知らない人の方が少ない。 良くも悪くも有名なんだ」


「ふ〜ん。 前の学校で盛大にやらかしたとか?」


「まぁ、見てれば分かるさ」


謎の解説役の水色フレームのメガネ君、親しみを込めてアクア君と呼ぶが、彼の解説を他所にえーとえーと…………平等院君とかそんな壮大な名前のイケメンは紅葉に近付く。


他の皆とは違う。 紅葉を前にして一切動じること無い。 自信に満ち溢れている。


「相手に想い人が居るとか恐れ多い等と……その程度で歩みを止めるなど言語道断!」


ビシィ!と無駄に壮大な所作で指を突きつける10円君。


紅葉的には朝から何を見れられているのか分からないが、「なんか自分に用があるらしい」と思って立ち止まる。


引き摺っているゴミと一緒に。


「相手が居るからとチャンスを逃すなど情けない……逆に惚れさせて手に入れてこそ男だ! 貴様ら腰抜けはそこで見ているがいい」


そう言うと、うまい棒君は途端に後光を柔らかくし、ワイングラスを持つかのようにそっと紅葉に語りかける。


あ、いや今はうまい棒10円じゃなかった。


「そこの麗しきレディ。 宜しければお名前をお聞かせ願いたい」


「……? 田中太郎」


この女、息をするように偽名を言いおった。


が、相手の素性も目的も不明な今は正しいかもしれない。どうせ後で嘘だとバレる事だが。


「これはこれは。 田中太郎、なんとも甘美な響きだ。 こんな素晴らしい名前をくれたご両親はさぞかし素晴らしいお方なのだろう」


「……新入生は昇降口じゃなくて講堂へ。 地図はあそこ」


紅葉は話を切って入学式会場に行くことを促す。 対応が面倒になったのか、「これは自分関係無いな」と判断したのか。


「くはははは! 冗談も上手いとは何と素晴らしいレディだ! 仲を深めたい! お時間宜しいかな? もし無ければ、俺と連絡先を交換しよう。 先日いい船を手に入れてな。 試運転を済ませた所だ。 是非、貴殿と2人でクルージングと行きたい」


「……上履きを忘れたのなら、職員室に行かなくても会場入口で貸し出してる。 そろそろ締切だから急いだ方がいい」


「なんと! 出会って短い俺の心配までしてくれるとは心優しいレディだ! ますます気に入った! どうだ? 入学式なんぞ放っておいて俺とデートでも「……ゴミ捨てで忙しいから来世で考える」……」


紅葉は手に持ったゴミを見せると、スタスタと昇降口へ向かった。


その場に残された鳳凰君はナンパ中の決めポーズのまま静止。


そして周囲は唖然。 特に、米麹君をよく知る人は現状を理解出来ずに目を丸くしていた。


「なぁ、結局アイツの何が有名なんだ?」


「……あ、ああ……彼はとんでもない女好きなんだ。 幼い頃からその美貌とテクで遊び歩き、彼に狙われた女性は残らず食われたって噂さ」


「……なんか凄いね。 スケールが大きいというか」


「大きいなんてもんじゃないよ。 女性を落とす天武の才と余りのイケメンさに、世の女性は目を合わせただけで惚れてしまうから普段は特注のコンタクトで抑えてるって噂だよ。 中には、一夫多妻制が禁止されてるこの日本でハーレムを作ってるって話もある」


「マジかよ……一生色んな意味で遊び放題じゃん」


「え、今の内容に対する感想それ?」


「冷静に考えて、ヤク中でも言わねぇ内容だろ」


「百発百中って聞いてたけど……どうやら命中率は99みたいだね」


たった今、軽く流された百発百中のバッファ君。 どうやらまだ理解が追いついていない様子。


「ふっ、ふふふっ……」


今しがた振られたゾンビ君は顔を手で覆って笑っております。 それよりコロコロ呼び名変えるの辞めろや。


「ねぇねぇ、そこの君」


そんな彼に声をかける影が。


「む? 俺に何用だ先輩方」


「さっきの見てたよー あの会長に声をかけるなんて凄いね君」


「うんうん。 去年は見なかったから懐かしい光景だったよ!」


「……ふむ?」


「会長────あぁ、さっき君が声をかけたのはこの学園の生徒会長なんだけど、ちょっと前までは生徒会を1人で回してた敏腕生徒会長なんだ」


「1人で回してて多忙だから、恋の接触禁止が暗黙の了解になってたくらいなんだ。 せめて少しでも休めるようにって」


「そんなだから、去年は告白しようなんて人は1人も出なかったな〜 1年生の時は頻繁に呼ばれてたみたいだけど」


「まぁ、今は副会長が支えてるから接触禁止令も無くなりつつあるんだけどね」


「そうか……なら、その副会長とやらに会ってみたいものだな。 少し興味が湧いてきた」


「会ってみたいも何も、そこに居るよ? ほら」


女学生が指さす方を見ると、昇降口への階段を登っている途中の紅葉が。


それと、紅葉が引き摺っているゴミが。


「人が多くてわからん。 副会長というのは男と女、どっちだ?」


「男の人だよ。 ほら、あそこ」


再び女学生が紅葉を指さす。 正確には、紅葉の持ってるゴミを。


「\ガンッ/ 痛えっ! てめぇもうちょい丁寧に運べや!」


「……台車は収集車に入らない」


「人をボロ雑巾みたいにしておいてまだ殺る気か? 殴られたから殴るのはまだ良いとして、殴られたからサイコロステーキに変えるのは法的にダメなんだからな」


「……始めたのはそっち」


「\ガッ!/ 痛えって! お前さっきからワザとやってるだろ」


「……階段の角で奏士に攻撃しようなんて思ってない」


「何とは言ってないのに言える当たり思ってんじゃねぇか」


…………


「……まさかとは思うが、あの男か?」


「そうだよー? さっき話してる時もずっと隣に居たじゃん」


「今日も朝から追いかけっこしてたよー」


※ いつもの


「あの2人仲良いよねー この前はスーパーで買い物してるのを見かけたわ」


「私はお散歩してるのを見たわ。 今日も一緒に登校してたし」


「そんな訳で、会長は多忙だし大大大好きな恋人が居るから、諦めなさい。 あんたがどれだけ魅力的でも、絶対に無理だから」


「あ、その代わりに私たちとお茶しない? 君、とっても面白そう」


「ふっ、有難い申し出だが、遠慮させていただこう。 俺は何事も自分から始める主義だ。 機会があれば、俺から貴殿らを誘おう」


「ちぇっ。 いい男見つけたと思ったのに」


「残念。 その機会とやらを待ってみますか」


先輩達と別れ、1人その場に残った10円君。


「面白い……副会長とやら、是非話がしてみたい!」


入学早々騒ぎを起こし、百発百中なのに振られたが、その目にはこれまで以上の闘志が漲っていた。


こいつが今後出てくることは無いのに。 ほらさっさと奏士達の視点行け! 巫女服で検索してる場合じゃねぇぞ作者!


──────────────────────────────

SGS side


……なんかやっと戻れた気がする。 今の今まで自分じゃなかったみたいな……


それはそうと生徒会室なう。 入学式前に怪我の治療しないと。


「クソっ、絶妙に怪我しない程度にボコボコにしやがって……」


「……してほしかったの?」


「いや目に見える怪我したら見に来てる父兄や教員に堂々とバイオレンスアピールできるなって。 お前の格がダダ下がりするなって」


「……お望みなら入院させてあげる」


「入院生活は暇だから勘弁」


「……したことあるんだ」


「いや無いけど」


「…………」


紅葉のゴミを見る目が突き刺さるぜ。 微塵も痛くないけど。


「どもどもー カチコミじゃあ!」


台詞の気温差凄い頼金が入ってきた。 ノックしてねぇし返事も待たねぇ。 悠ちゃんかな?


「どうもお二人さん。 早速ですけど写真良いですか?」


「……撮る前に訳を話して」


「実はかくかくしかじかで」


「……なるほど」


「なるほどじゃねえだろ」


俺と読者に全く伝わってない。 内輪ネタ止めなさい。


「新学期なんで、学園広報に委員会とか部活の写真載せるじゃないですか」


「そうなん?」


「……去年も撮った」


「てか、3月に撮りましたよね」


俺に記憶力を求められても困る。 俺の記憶容量は256GBなんだ。 少なくは無いけど多くもない容量だな。 スマホなら多い。


「んで、春仕様って事で新しいの撮りたいんでお2人とも並んでください」


「……泉は?」


「残念ながら理事長でも泉ちゃんを正式役員にするのは難しかったみたいで。 立ち位置的には先輩のアレですアレ。 あの委員会と同じです」


「あぁ、あの生徒会ボランティア委員」


「リア充殲滅委員会だった気がしますけど、そんな感じです。 もう撮ってありますけど、見ます?」


頼金のカメラ内データを確認。 どれどれ


「……凄くオタサーの姫感ある」


「劇物の中に泉ちゃん入れて汚染されないか心配」


「汚染の心配なら先輩も大差ないので無問題ですね」


ゴメンそれどこが無問題なん? 俺という超純水を前に。


「先輩、一応聞きますけど、アレの中に泉ちゃん混ぜて平気ですか? こう、手を出されるとか」


「もし合意無く手を出したら社会的に抹殺する」


「お互い合意有なら?」


「個人的に抹殺する」


「納得の答えで安心しました。 会長は一刻も早く警察に通報してください」


「……そんなことするより私が止めたほうが早い」


「あ、こっちもヤバい」


全くだ。 紅葉はすぐそうやって野蛮な手段で解決しようとする。 少しは俺みたいに頭を使いなさい。


「それはそれとして。 どこで撮ります? この部屋にします?」


「いや、先月撮ったやつ使えばいいだろ」


「いえ、私もそう思ったんですけど、確認したら会長の成長が凄くて」


「?」


頼金に吊られて紅葉を見る。


特に変わった様子は無い。 髪は伸びたけど写真に関係無いし、背は全く伸びてない。


急激に太った様子も無いし、制服はいつも通り悲鳴を上げてる。


「……どこ?」


「実は、先月と比べて会長のお胸がまた成長なされた様で」


「……え、それで撮り直し?」


「……はい」


「具体的にどう違うんだ?」


「これです」


頼金が取り出したのは一枚の写真。 先月撮った奴だな。


「同じ服装ですね? ではこの写真と今の会長を見比べてください」


写真を見て、紅葉を見る。 写真を見て、紅葉を見る。 ポテチを取り、食べる! あれ今の一瞬で神になりました?


「……あれ、これボタンヤバくね?」


「でしょう?」


先月はまだ保たれていた服の形が、今は限界ギリギリに来てる。 今すぐ弾け飛びそう。


「……気が付かなかった」


「いやお前は気付けよ」


なんで着てる本人がスルーしてんだよ。 いや俺も気付くべきだわ。


「縮小加工されたと思われかねないんで、さっさと写真撮っちゃいましょう。 入学式まで時間無いですし」


「……分かった」


「しゃーないのー」


換気してた窓を閉めて、念の為ドアも鍵をかける。 撮影中に人来ても面倒だしね。


「……あ」


「痛っ」


鍵閉めてたら後頭部を狙撃された。 狙わているぞ! 何時だ!


「おい闇討ちは卑怯だぞ」


「あ、先輩今振り向くと────」


頼金のその台詞を遮るように、俺の視界は真っ暗になった。


「……なぁ、俺今どうなってる?」


「会長の服のボタンが先輩の両目に直撃してますね。 ナイスヒット」


「…………不幸な事故」


まず誰か謝れよ。 意図してないんだろうけど俺に謝れよ。


「先輩残念ですね〜 会長の前が凄いことになってるのに見れないなんて」


「微塵も思ってないからどうなってるのか説明しろ」


「……制服が限界来た」


話を聞くと、どうやら紅葉のブラウスとブレザーのボタンが弾け飛んだらしい。 それが俺の後頭部や両目に強襲した、と。 ゴメン日本語で言って?


「会長これ両方ともサイズ合ってないですよ」


「……サイズ直し面倒くさかった」


「ちゃんと自分に合ったサイズ着ないと……予備のブラウスはどこですか?」


「……家にある。 学園には無い」


「……やっべ」


どうなってるのは何となく察した。 このままだと紅葉が痴女になるらしい。


「先輩、購買に行って会長のブラウスとボタン買ってきてくれませんか?」


「紅葉に合うサイズはウチの購買に無いぞ」


紅葉みたいに小柄なのに出ているタイプは、背や肩幅に合わせるか胸囲に合わせるしか無い。 特注でもない限り、まともに着れる服は学園に無いだろう。


「多少不格好でも今着れれば良いんで!」


「へいへい」


「会長は誰かに見られる前にこっち! 今日はさらしでも巻いて大人しくしててください! 色々と!」


「……さらしは苦しい」


「文句は無駄に育った自分のモノに言ってください!」


「……怒られた」


「……くぅっ! やっぱりワンサイズ大きくなってる……」


「……流石に重いし邪魔」


「会長、今すぐ口を閉じないとちぎりますよ」


「……口を閉じる」


──────────────────────────────


急いでブラウスとボタンを買ってきて爆速で合わせる。 幸い、ブレザーを上に着るからブラウスは多少サイズが合ってなくても何とかなる。


「問題はブレザーですね……」


ブレザーのボタンはつけ直した。 が、ブレザーそのもののサイズが合ってないから前が閉まらない。


「会長諦めてさらし巻きましょうよ」


「……二度と嫌」


「じゃあ先輩とブレザー交換します?」


「勘弁しろ」


サイズも形状も色も違う。 紅葉が紺色のブレザー着て俺が桜色のブレザー着てたら派手すぎるだろ。


「でも、ワンチャン会長のブレザーの方が先輩より大きい可能性ありません? 胸囲の部分とか」


「その他サイズでノーチャンだと思うけど……紅葉、今何センチ?」


「……セクハラ?」


「そんな意図は無い」


本気で知りたかったら下着干す時にブラのサイズを確認する。


「……最近ブラもキツイから分からない」


「だ、そうです先輩。 やはりここは交換するしか」


「紅葉のブレザー着て登壇するくらいなら上裸の方がマシ」


ギッチギチで派手なブレザー着てたらアウトだけど、上裸なら「あ、運動好きな健康優良児なんだな」って思われるかもじゃん多分!


「あと、紅葉が入学当初のブレザー着てるならどの道サイズは合わない」


紅葉さんこの1年で凄まじい成長しましたからね。 今のサイズのブレザーなら俺と交換してもワンチャンあったかもだけど、流石に入学当初のサイズは無理。 いや鍛えた男の大胸筋に並ぶサイズって普通は考慮されないんだけどね?


「……いい方法思いついた」


「なんですか?」


「……奏士が代わりに挨拶する」


「却下」


「……じゃあベルにブレザー借りる」


「賛成」


「なんだったんですか今の時間」


俺が壇上でパフォーマンスするなんて絶対嫌だね。 学園のみんなは美少女生徒会長を待ち望んでいるのであって、不審者はお呼びでない。 後ろに立っているのが関の山。


「では、ベル先輩に聞いてみましょう。 先生方も事情を話せば納得してもらえるはずです」


「……最悪の場合は奏士が」


「俺は絶対挨拶しねぇからな」


そもそも原稿の内容知らねぇし。 知ってても断るけど。


「あと、会長は今日中に合うサイズの服を買ってください」


「……仕方ない」


「今なら先輩も荷物持ちにつけます」


「……行く」


「俺の意思は?」


「美少女と放課後デートできるんですからそれで相殺です」


知らなかった。 自由意志って相殺する概念あるんだ。 自由ってなんだろうなぁ。


「あ、そろそろ行かないと入学式に遅れますよ!」


「……千聖はベルから借りてきて」


「分かりました。 先輩は先に会場に行ってセッティングなり説明なりしといてください」


「えー」


「次文句言ったら先輩の痴態を激写しますよ」


「……痴態は常だから意味無い」


「それもそうですね。 じゃあばら撒きます」


「テロ予告?」


──────────────────────────────


一気に時間は飛んで放課後。 放課後つっても入学式だけだからHR終わって昼前解散なんだけどな。 新しいクラス発表とかは明日。


「…………」


さて、飯をどうしようか。


ベルや莇達はお友達と飯を食って、ついでに遊んでから帰るらしい。


泉ちゃん達1年生……いや2年生トリオも同じく。


てことで、昼飯を作る必要が無くなった。 重政の分の飯は帰るのが遅れてもいいように置いてきたから問題無し。


食って帰るか、買って帰るか。 たまには回転寿司にでも行こうか。 俺ビッくら○ンやりたい。


「どうする? 飯食ってくか?」


「……ビッくら○ンやりたい」


どうやら意見は一致したらしい。 まぁ服買うついでに行けるからね。


「歩くの面倒だからバス使うぞ。 もしくは一旦帰る」


「……直行でいい」


「……いややっぱ一旦帰るぞ」


紅葉はね、ベルにブレザーを返したから、追い剥ぎで俺のブレザーを着ているんだ。 4月だけどシャツは少し寒い。


「お前以前は下にパーカー着てただろ」って? そんな設定固まりきってなかった頃の話されても困る。


あとブレザーの下にパーカーって結構キツイぞ。 パーカーの生地が厚いからその分。


「……1回制服デートをしてみたかったからこのまま行く」


「話聞かねぇなこいつ」


あとデートで決定なんですか? 何も漫画に活かせませんよこんなん。


唐突に紅葉の腹が鳴った。 元気な腹だ。 丁度12時じゃないか。


「……お腹減った」


もう誤魔化す気も恥じらいも無い紅葉。 乙女の威厳はどこ行った? 出払ってるのか?


「……行こ」


「はいはいはい」


「……はいは一垓回」


「顎の筋肉ぶっ壊れるわ」


──────────────────────────────


奮発して5皿チャレンジした後はお馴染みショッピングモール。 前は玩具買いに来るかスポーツ用品買いに来るくらいしか無かったのに、色んな意味で忘れられない場所になった。


で、早速服を買う手筈なんだが……


「……どっちがいい?」


「ささみ」


「……真面目に答えてない」


何故か下着を選んでいます。


「なぁ、服は?」


「……今選んでる」


「俺の目には下着にしか見えんけどな」


「……だから合うサイズを選んでる」


「??????」


もしかして俺の認識と違うのか? 下着って、広義的な服に含まれるのか?


「普通にワンピースとか、ブラウスの代わりとかを買うんじゃないのか?」


「……制服はもう発注した」


あら手早い。


「……それより重要なのは下着。 サイズが合わなくなったからまた買う必要がある」


「それは言ってたな」


「……ついでに奏士の好みも発見する」


「そこは分からんけど」


俺の好みなら漫画描く上で散々知ってるでしょうに。 どれだけ想いをぶち込んだと思ってんの。


「……作画担当として、相方の好みをより深く正確に知っておくことは連携する上で重要」


「言ってることはマトモなんだよな」


「……私の好みだけじゃなく、異性の視点から新しい発見があるかもしれない」


「なるほどな」


とりあえず納得した感じ出しておこう。 紅葉の目がマジな以上、何言っても無駄だ。


「……それで、どっちが好き?」


紅葉が右手に持つのは白い下着。 うん、いつもの感ある。


対して、左手に持つのは派手な紫の下着。 解釈違い感ある。


「お前が着る前提なら右じゃね?」


「……こっちの方が似合う?」


似合ったとてそれに確認する方法は無いわけで。 ねぇこれ俺よりベル達ガールズの方が適任じゃない?


「似合う似合う。 すげぇ安心感ある」


安心感の理由が見慣れてるからってのはなんだがアレだけど。


紅葉はお気に召したのか、白い方をカゴに入れて次なる選択肢を掲げる。


「……これは?」


赤か、白と青のボーダーか。 うーむ……


「何となく、お前は基本無地って感じがある。が、赤って感じはしない」


「……悩ましいところ」


「柄物は今まで数えるくらいしか見てないからな」


洗濯者特権と言っていいのかは分からんが、この1年間紅葉の服を洗濯した。 が、ごく稀に柄物が出るか出ないかくらいで、基本選出は無地の白だ。


「もうサイズの合う無地白を片っ端から買っとけばいいんじゃね?」


「……奏士が投げやりになったら企画崩壊」


「俺を頼りにするな」


俺は女性下着売り場に嫌々連れ込まれた挙句逐一感想を求められている被害者だ。


何故だろう。 妙に肩身が狭く感じるのは。男女比1:7のせいだろうか。 それとも俺と紅葉の見た目の格差のせいだろうか。


若しくは……俺があまりにもイケメン過ぎて皆の視線を集めちゃうからかな。 パラボラアンテナみたいに。 確かに受け取る機能しかないな。


「今更だけどさ」


「?」


「ちゃんと数値計ってから買ってるのか?」


「……学園で千聖に計らされた」


「そうか」


「……少し揉まれた」


「…………」


俺は口を閉じた。 どう返せっちゅうねん。


「……これ」


紅葉が鞄からメモを1枚取り出して渡してきた。


ふむふむへーへーそーなんだー


な、ななんで、だだだろう。 なんでだだでっだ、だろう。 なんでだ? なんでだろろろろろろろ、う。


思わず似てないし吃ってるテツトモ、エセ&ドモになってしまった。 ネタが無理やり過ぎるって。


メモ手渡されたけど、コレどうすっかな。 紅葉の身体的数値が事細かに記載されてる。 あ、俺の目測と大差無い。 割と正確なのちょっと嬉しい。


『先輩へ 誰にも見せちゃダメですゾ☆ エッチな妄想するくらいなら許そう!』


頼金の要らん一言は見なかったことにしよう。 こんなもん間違っても見せられんわ。 俺が殺られる。


「……体格に対してデカくね?」


「……私に言われても困る」


「少し弁えろよ。 世の中には日々サイズアップに励んでも一向に成長しないとあるギャルだっているんだぞ」


「……それこそ私に言われても困る」


ちなみに結果は一向に出ないらしい。 幼なじみに成長を吸われたんじゃね?


「てか、それよりもさ…………お前細くね?」


「……それくらい普通」


いや2次元美少女達と並べるくらい細い。


えーと? これらの数値と体脂肪と筋肉量から体重を逆算すると…………


もう少し食べさせた方がいいかな……


既に5人前くらい食べてるのに更に食わせた方がいいか心配する苦難。 えぇ……かっる。 体重軽っ。 これ何かしらの病気じゃないよな?


俺が確か70kg前後の適正体重だから……怖。 改めて怖。 上に乗られると重く感じるけど数値だけなら軽く感じる。 不思議だ。


「……それより、どっち?」


親の心子知らずとはよく言ったモノで、紅葉は俺の心配なんて意に介さずに次なる選択肢を掲げてくる。 親じゃなくて保護者だけど。


「時には人の意見を無視して自分で選ぶことも大切だぞ」


「……本音は?」


「お前の細すぎ軽過ぎ問題の方が重要」


「……そんな今更な事で……」


だって、なぁ? 表明上健康的な身体の持ち主としては紅葉の数値がどうしても心配で心配で……ここまで嘘くさい発言もあるんだ。


いやまぁ、今の今まで普通に生きてきて健康診断でも異常無しだったんだし、医学のプロじゃない俺があれこれ心配しても無駄だろうけどさ。


「お前って、とことん見た目だけは女性の理想だな」


「……絶妙に褒められてない」


中身がね。 うん、中身がね。 ここまで極振りされるもんなんだな。


「まぁいい。 それより、あとどんくらい買うつもりだ?」


「……6枚決めたから多分4枚」


「多いな」


「……女の子は色々と必要」


だよなぁ……下着だけでも普段・家・運動・昼・夜・外出とかあるもんな。 あと多い日とか汗かいた時のための交換用。 紅葉にその概念が適用されるのかは知らんが。


「……奏士みたいに4枚しか持たないタイプとは違う」


「……待て、なぜお前が俺の持ってる枚数を知っている?」


「……前に調べた」


「貴様詳しく聞かせろ」


そそくさとフェードアウトしようとする紅葉の頭を掴んで力を込める。 全力のアイアンクローだ。


「……痛い」


「お前、俺に許可取ってないだろ」


「……聞いても断る」


「当たり前だろ」


「……私はどっちにしろ調べたから同じこと。 聞かない方が手間が省ける」


「このまま病院送りにしてやろうか」


「……お店の中で暴れちゃダメ」


どの口が言ってんだこいつ。 痛いとか言ってるけど反応がそこまで痛そうじゃないのがムカつく。


「……痛かった」


反応は薄いけどしっかりと痛かったらしい。 頭を抑えてる。


「ったく……一応聞くが、なぜ人のタンスを漁った?」


「……純粋な好奇心」


「ここで嘘でも『絵のため』って言えば難を逃れたのに正直者め」


「……奏士に嘘が通じるとは思ってない」


「賢明な判断だ」


嘘ついたらすぐ分かるからな。 正直に答えたから今回は許そう。 どっちにしろ、見られて困るものは入ってないから大事にする気は無いが。


「そんなことより、そろそろ会計済まして出るぞ。 徐々に店員の視線が鋭くなってる」


「……奏士が挙動不審なのが悪い」


「俺が挙動不審云々じゃなくて会話内容の問題だろ」


事情知らないで会話だけを聞いたら爛れた関係だぞ。 お互い下着見せあってるとかその先とか。


「……じゃあこれにする」


近くにあった下着類をカゴに入れてレジでササッとお会計。 俺はいち早く脱出してベンチで休憩。


人の買い物に付き合うのはどうしても疲れる。 単独行動大好きだからより疲れる。


「……お待たせ」


「終わったか?」


「……第1目的は達成」


「そうか。 なら────第1?」


アレおかしいな。 俺の認識と違うのか? 聞き違いじゃなければ第2第3があるみたいな言い分だったけど。


「……次はお洋服」


「まだぁ?」


「……その次はジョイ本でお絵描き道具」


「……なっが」


これ夕方にならない? もう14時過ぎよ。


「……そこまで言うなら仕方ない」


おっ、これは予定切り上げチャンスかな?


「……最後まで付き合ってくれるなら、ザらスで好きなおもちゃ買ってあげる」


「お前もしかして俺の事をチョロいガキだと思ってない?」


おもちゃ1つ程度で俺が喜ぶと思われてるとは心外だな。 確かに時々年齢ガン無視のおもちゃ買って遊んでるけど。 この年で遊ぶお絵描きボードはめっちゃ楽しい。


「……奏士の好きな特撮でも?」


「今売られてるやつは全部買ってあるし……」


早期品やランダム封入、特典、限定品やプレミアム限定も抜かりなく。


「……手が無い」


ホラゲーのマグナム弾くらい残弾が無かったらしい。 おつむ、大丈夫? 君、一応学園でもトップクラスの学力だよね。


あ、ごめんなさいね。 俺が絶対トップだからトップ"クラス"止まりで。 いやいやホントマジでごめんごめん。


「……じゃあ対価とか無く問答無用で連れてく」


「手段に『問答無用』が入ってるのおかしくない?」


蛮族でももうちょい頭使うぞ。 いや敵の首掲げて〜とかそういう意味じゃなくて。


「……ゴー」


「手を引っ張るな。 離せ」


「……そう言いながらちゃんと着いてきてる」


「そうしないと転ぶからだろ。 この年ですっ転ぶのは恥ずかしいぞ」


「……奏士が照れてる姿とか想像できない」


「お前も大概だろ」


……あれ、俺そういや表情差分少なくね? 紅葉より少なくね? ちょっとねぇどーゆーことよ。 俺こんなにも毎日を明朗快活に過ごしてるってのに……明るいのはモノローグだけってやかましいわ。


「てか、お前洋服はサイズ合ってるから必要ないだろ」


どうせいつもの白ワンピくらいしか着ないんだし。 あれ余裕ある生地だし、前に新調してたんだから入るでしょ。


「……スカートとか欲しい」


「ワンピースはスカートじゃないと?」


服のジャンルとしては違うんだろうけど、ほぼほぼ同じだろ。 形状とか。


「……よくよく考えたら、参考資料と制服以外でスカートを持ってない」


「前に着てたアレはどうした。 あの、コミケで着てた地雷系のやつ」


「……アレは半分コスプレに近い」


確かにあの時以外見てないな。 俺もワンピース以外の私服を見た覚えが無い。


「……普段使いできるお洋服が欲しくなってきた」


「それなら絶対俺じゃなくてお友達ガールズを連れてきた方がいい」


胸張って何度も言うぞ。 俺のファッションセンスは皆無だ。 年中どこでも作務衣着て、一張羅がゲームとかラノベでよく見る無難スタイルな時点でお察し。 シャレオツなジャケットとかシャツとか持ってないです。


「……ベル達と行くと着せ替え人形にされる」


「良かったな。 今回もしてもらえよ」


「……もしかして興味無い?」


「うん」


紅葉の、手を握る力が強まった。 俺の右手が粉砕骨折しちゃう。


「……服は男の子の意見も必要」


「お前は何着ても似合うから大丈夫だ」


「……本心?」


「いいや? 100%建前だ」


「…………」


力がより強まった。 俺の手が超圧縮でダイヤモンドになっちゃう。 そのうち「どけぇ!」ハンドとか使えそう。


「……奏士はこう考えたらいい」


「は?」


「……目の前の美少女に自分好みの服を着せれる」


「服着せて楽しむだけならリ○ちゃんに着せるわ」


美少女が主題なら俺の想像の美少女に着せる。 若しくは漫画のヒロイン。 若しくは泉ちゃん。


「……奏士はあー言えばこー言う」


「じゃあ反論できない提案をするんだな」


「…………考えるのはやめた」


どっかの警察ライダーみたいなこと言って紅葉は強引に手を引っ張って歩く。


「……反論する前に目的地に連れて行けば、奏士はなんだかんだ言いながら付き合う」


「成程、ある意味合理的だ」


俺の思考を理解してるが故の正しい判断だ。 感服した。


「……て訳で着いた」


目的の店が何処なのか見当もつかなかったが、どうやらちゃんと向かっていたらしい。


着いたのは至って一般的な少女向けの服屋。 値段もお手軽で可愛らしい服が沢山並んでいる。


紅葉の稼ぎ的に値段は気にしないだろう。 が、果たして紅葉のサイズに合う服が見つかるかどうか。


「これ何時間かかりそう?」


「……気の済むまで」


「……へーい」


ここまで来たら帰るのは諦めよう。 その代わり、高いおもちゃを買わせて紅葉の財布を空にしてやろう。 あ、そういやこいつカード派だった。


「……早速服の傾向を決める。 どういうのがいい?」


「それは自分で決めろ」


「……ケチ」


紅葉の頬は少し脹れて直ぐに元通りになった。 あの風船は空気が抜けやすいようだ。


「…………」


意外と真剣に悩んでる様子。 絵と食事以外割と無頓智だった紅葉が……あの紅葉がファッションに目覚めるとは……おいちゃん感無量だよ。 涙出ちゃうね。 娘の成長ってこんな感じなのかな。 そこんとこどう? 俺の空想マイドーター


ふむ、ふむふむふむ……ふむ? 「キモイ」? なんだ反抗期か? そんなこと言うならお父さんもう洗濯物は一緒に洗わないぞ! 正しい対応じゃねぇか。 いやそれよりインフルエンザの時に見る悪夢みたいなやり取りやめろや。


というか娘って程の関係じゃないな。 どっちかってーと叔父と姪に近い気がする。 おいちゃん見た目は若くても中身は老齢なんだぞ。 叔父叔母の接し方不明感は凄い。 距離感掴めないよね。


「……奏士、もっとこっちに来て」


「へいへい」


今日はやたらと近くに居たがる紅葉さん。 独占欲かな? 何? 今度はノロウイルスの時に見る悪夢?


「……奏士が居ると助かる」


「長年悠ちゃんの下僕やってきた身としては褒め言葉だね」


「……奏士が居ると店員さんが話しかけてこないから落ち着いてお買い物できる」


「お前それが目的じゃないだろうな」


俺は風避けですか? 確かに俺も話しかけられたこと無いけど。 やっぱ帰ろうかな。


「……今更帰るのは許さない」


「へいへいへい」


「……返事は一括」


「どうやんだよそれ」


お店の人に配慮して少し小さな声でのやり取り。 店が店だからこれまた男女比率が凄まじい。


流石に下着売り場よりは緩和されて3:12くらいか? 数少ない同性の勇者達が、何やら目を合わせて会釈。 今だけは心が通じあったかもしれない。


その後、服選びに難航し、画材選びに長時間かけ、ザらスでお互い童心に返ったことで無駄に時間を使い、帰宅出来たのは日も落ちた夜だった。


長かった……明日からマジの3年生なのに体力持つかな……


「……疲れたから明日は学園休む」


「俺が休めないからダメ」


お前休んだら誰が連絡すんだよ。 なんだ? 俺が「花伝の保護者です」つって欠席連絡入れるのか? 声でバレそう。


……悠ちゃんに言えば欠席連絡送信システムとか導入して貰えないかな。 無理なら最悪俺が作る。

はいどーも この前更新休んだら

「あれ……最後に土日をまともに休んだのって何時だ?」

ってなった作者です。


土曜日は1日これを書くことが多く、日曜日は1日別の作業をしているので休んだ記憶がありません。

「来週の更新はおやすみです」って言っても結局空き時間で執筆なり他作業してることが殆どなので、触れずにしっかり休んだのは久しぶりです。


そのせいか、月火と溜まった疲れが出て一日の大半を寝て過ごしました。 一瞬、コアラかと思いました。


そんなことより本編へ。


入学式だってのに入学式のシーンが皆無なのどういう事ですか? ちゃんと考えて書いてるんですか? ちゃんと考えて書いていたのに1日休んだから書き方を忘れたんですよ。


なんかもう、ホント色々とアレで。 うちの怪人アホ面男がすいません。 よく叱っておきますので、次回からはマトモになると思います。 今までをマトモに感じたことはありませんが。


それでは次回もお楽しみに。



追記

そろそろ仕事納めの時期ですね。 そんな中、私は肉に合うスパイスを調合しています。 小分けのポリ袋に入れて『例の粉』って記入すると怪しさ満点でとても楽しいです。 皆さんはどんな粉でキマってますか? 私はこの後書きを書く直前にとんでもなく匂いと刺激のヤバい粉を完成させたので鼻がイカれました。 皆さんも調合する場合はお気をつけて。 では

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ