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詩*卒業写真*

homework

作者: a i o

積み上げられた

教科書のジェンガ

部屋の輪郭は曖昧で

伸びたり縮んだりと忙しない


予習と復習のノートが

過去と未来を行き来して

そのうち私は予言者になる


キャスター付きの椅子で

踏み均す

正解も不正解も滑らかに

△だけはいつだって

きゅっと唇を尖らせてる


デスクライトを点けてよ

月のない夜だから

羽ばたき出したカーテンが

今すぐ逃げ出す前に


五ミリ方眼に

消しゴムをかけて

囚われの文字を自由にするから

泣きたくなる理由を

白紙いっぱいに連ねて

大きな○をつけて

シャープペンシルをノックする

永遠に押し出される気持ち

理不尽だね、って

抱き締めた


ハンガーに掛かった

制服が踊り出すサルサ

情熱って知ってる?

怖いものしらずなんかじゃ

ぜんぜん

いられやしないんだ









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