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よくある婚約破棄物 のようなもの  作者: 猫湊
国立ラウサ大学附属高校編(○○編)
19/20

ひとまず区切りのお仕置き

えーリアルでドタバタしてたら2年経ってました。

「うわー。うち、あんなん見とぉ無かったわ。あんな気持ち悪かプルプルうち知らん。」

「まあ、片っぽが気持ち悪くなるなんて昔からだしねぇ。」

18斤でも絶対に書けない(書きたくない)場面が繰り広げられている、ラウサの地下深くにあるザイラ王国の国立科学研究所が所有する生物研究室。

「ところで次のお仕置きは決まっているのかな?神子さんや」

「そうだねえ。次はもう実家ごとつぶそうかと思ってるんだぁ。」

そう言ってなにやらデータが移されたフレームを投影する神子。

「それにしても、こりゃあ、見事に粉飾決算だな。しかも額がでかいな。少ない月でも600万は過小報告してるか。」


[それで、あと三人…ですよね。]

あれ?筆が進んでいかない。ん?何々、本当は後二話書いて人物紹介抜きの二〇話で終わらせたいけど、銀行頭取子息が、デブで無能というキャラ付け以外の何物でも無いので、山形氏のお友達その2にする以外何も考えていないと。

[あーネタが切れましたか。]

まあ、予定では第一部で終わらせる予定だったけど第二部まで書いといた方がいいかなって思っちゃったからねぇ。

私ら以外の登場人物と舞台まるっきり変えた第三部相当のお話を思いついちゃってルからなあ。

あ、やっぱりやめたのね。

「号外号外。」

なによ。もう。

「王国東官商務省と地官総務省財務総局があれの実家に抜き打ちの強制捜査を行いました。」

やったか。あ、どうも涼子です。どこぞの銀色民族衣装がキャラが濃すぎて、影薄くなってますがその連れ合いです。あれ?何話か前に話をしてたようなきが。

「えー。追徴課税630億に追加して、およそ1300億の罰金です。」

神子さんやいつもの話し方に戻しとくれ。

[それで、あなたの見立てでは支払いは無理だと?]

「ハルもそう見てるでしょう。ごまかした金は自分たちの脂に変わってるんやけ、のこっとるわけあらへんて。に、しても月あたり600万。現在の規模になってから120年なもんで、8億6千万ものの脂か。さわりたかなかねぇ。」

「それで、踏み倒した上での収監か。いや。おまえがそう言うのよりも自宅待機の方を選ぶだろうから、あ~。だから、奇滅院から、退魔艦を一隻呼び寄せたのか。」

たぶん作者の別の話で奇滅院や退魔艦について説明をしていると思うけど、この話ではしてないから、改めて。

奇滅院はいわば影の警察。妖怪、魑魅魍魎、呪術などが関わる事件の捜査を行う政府行政機関。そして、王国の諜報を担う機関でもある。あまりに堂々としている他、魔法、呪術、方術などを駆使していろいろやるのだけど、基本的に、みんなのりがいい。だから、奇滅院主催のハロウィンパーティーだのを開く。

まあ、のりがいいのは奇滅院だけじゃ無くて、王国3軍にも共通することなんだけど。

奇滅院の職員は実働部隊と実務部隊に別れている。実務部隊はいわば事務方。そして、実働部隊は大きく分けて、祓魔師、退魔師、滅魔師に分かれる。そのうち退魔師と、滅魔師が奇滅師と名乗ることを許される。

「退魔艦とは奇滅院もなかなか力を入れてるじゃ無い。軍からも巡洋艦出した方がよろしい?」

[あなたが言うと、3隻集まることになるからやめなさい。]

神子の軍での役職は統合軍令部総長。軍を動かすトップだけど遥夢は宗国の軍令部も神子にぶん投げた。その上、王国の属国である、ウェリアス星間連邦の大統領もぶん投げたので、神子が、こう言うと各軍から1隻ずつ出動となると言うことになるねぇ。

退魔艦は宙軍の巡洋艦に相当する。だから、その格に合わせて、巡洋艦出すかと聞いたわけだね。

「それで、そこの息子はボンクラーズの一人で有り、近く、学費などの関係で自主退学となると言うことか。」

「それがねぇ、国主家への不敬な言動を理由に、学費没収の上での除籍で決定したらしいよ。」

学費没収の上での除籍は一般企業での懲戒免職に相当するとっても重い処分。除名は、諭旨解雇相当。

まあ、脱税以外にもLLCA関係をどっかの田舎商人と思い込んで、徹底的に嫌がらせしてくれやがったしなぁ。

他の企業と違ってラウサの中心部、国の行政機関がある地区にでっかいビルを構えてるのに見てないなんて、下を見て満足してたんでしょうって言うのが、姉御の意見。


「俺が、立て直し、殿下のために…。」

「くどい。それから何度言えばわかる。私は殿下ではない。閣下だ。」

まあ、今は侯爵閣下だもんね。

「それに…ブッ。」

そりゃあ、吹き出すよね、、眉毛とまつげ以外一切毛が無いつるっつるの色白デブが、贅肉をぷるぷるさせながら、すがりついてくるんだから。

神子曰く、首から下もつるっつるですとのこと。

そんなことどうでもいいのに。それにしてもたてなおしねえ。LLCAが一切手を貸さないって言ってる時点で他の銀行とかも手を出さない。

そういうことをしてる悪い奴らも、これに手を出して当局に目をつけられたらいやだから手を出さない。

まあ、事業内容があまりにも古典過ぎるので再建に現代の手法が通用しない部分もあると言うのも手を出されない理由。

あとはザイラ王国の通貨である、サフィル=クルスに一切対応していないため、解体した方が早いという感じだった。



えー。奇滅院の艦種解説の下り以降半年この物語に関してモチベが上がらず、そのうちに当初のネタを忘れた後、プライベートでごたごたしていた結果、今(2022年お盆)に至ります。

[ネタ切れだったのでは?]

ネタ切れです。上でも書きましたが、銀行頭取子息はデブという設定しかしてないので彼のお話は終わりです。

「じゃあ、次話では無く、たらこ唇っつってもサレミア君じゃにゃーよ。その双子の姉。サレミア君の名前も名乗っていたみたいだから。」

あー。その後人物紹介を入れて第二部は終わります。第三部は此処でやるか本国でやるか未定です。



エリシア・ラングレー高爵

この附属高校における、当代生徒会長である。

「まあ、今後しっかり努めてくれたらそれでいいですが。風紀を大いに乱した責任はとらせなければいけないと私は考えています。」

[そうですね。どうとらせるかちょっとこっちでも相談してみます。]

「お手を煩わせてしまい申し訳ございません。」

学内執務室からラングレー高爵が退室する。

「ザイラ内のみにて、ラングレー家に公爵位を適用することに庁議を通した全王国貴族からの承認が出ました。」

[では来期からザイラにおいて、ラングレー家は大公家として他の貴族よりも一段上として扱うと言うことで。それにしても、この阿呆はどう扱いましょうか。]

遥夢の目線の先には何も拘束されてないのに一切身動きが出来ずただ、手を膝の上に置いて正座をしているサレミアちゃんにそっくりなたらこ唇。

あ、上のネタ切れ宣言は作者が入ってたけど今はさらに上の段と同じく、私、涼子がナレーターです。

「これ、バイブレーター術式飲む用。あの開発馬鹿がテストを希望してたので持ってきた。次にそういうことがお好きなようなんで、これ。透明人間やるぞうくんと、いくおくん。

それから、めっちゃクチャたらこ唇なんで、そのチャームポイントを強化してやりましょうと言うことでデスソースEX-ハイパー。必ず希釈して使ってくださいという注意書きに従って、10倍希釈の液を用意。これでも市販のデスソースから見て1桁スコヴィル値上なんやけんね。

お次が、あの阿呆眼鏡を見ながら正規と話し取ったときに見せたやーつの女性専用版。

どする?このアイテムボックス何入れとく?おすすめは長いもとろろから抽出したかゆみの元をめいっぱい溶かして、ほどよく黄色の食紅を混ぜたこちらと、デスソースEX-ハイパー1000倍希釈液と、こちらはエンシェントドラゴンウォーターっちゅう、…リン、ちょっと飲んでみ?」

神子が取り出した炭酸水をリンに渡し、リンがそれを飲んだ後、後ろ向いて口を押さえて小さい音ながら立派なゲップ。

「えーっと、リンさん、お詫びのエクレア。こんな感じであまりの強烈さにさすがのリンですら、瞬間的に処理出来ないレベルの炭酸水。

これをつけてもらってあの眼鏡と同じ目に遭ってもらおうかなぁっていうね。

「相変わらずくだらないけどえげつないこと考えるなあおまえも。

あ、俺は逆さづりにしてその前に台を置いた上でその台の上に羽をつけた棒とか、ハンディモップとか、あと、神子、おまえあれ持ってたろ。でっかい書とか書くようの筆。なんで持ってんだ?」

なんで持ってるか?神子に訊いても意味は無い。なんてったって、答えは、

「へぁ?あー。えー。なして?なして。…なしてなん?正規教えて。」

「俺が訊いてんだよ。」

「てか、んなんもっとっとかいね?」

あ、見守ってた姉御たちがずっこけた。

「あのなあ。『どこぞのきざ作家に火をつけてナイスショットするために試作研究大好きなお祭り好きの変人集団に依頼したらこんなん出来ました 。どないしましょ。』つって、遥夢ちゃんの持ってる大剣並みのえらいごっつい筆を届いて早々に私に見せにきたんは神子ちゃんやんか。」

あれか。

「あーあの黒光りするモップ兼用箒。あれ、駄目よ、あれだけで農家が使う米袋一袋はあるけ。同じ大きさで主さ10分の1んの用意するけ待っといて。いやー、あん箒やったとか。」

[そういえば魔女ごっこだーって言って、一時神子が乗り回してましたね。」

「とりあえず出てきた案をひとまとめでやればええんと違う?一流れでやって違和感ない案ばっかやんか。あ、落ちはその箒で掃いて、火ぃつけたキザ作家に与えてまえば、後はあれがなんとかするやろ。」

話は姉御のまとめでまとまったので、

[それでは最後に、当の本人の意見を聞いてみましょう。]

「いきなり、身動きとれ無くされたと思ったら、こんなところに連れてこられて、なんか変なコントばっかり見させられても困るんだけど。と言うか私を解放なさい。私を誰だと思っているのかしら。」

その言葉をそっくり返すよ。あんたは目の前に居並ぶ面々が、どれだけ高貴な身分かわかってるのかね。

「わかっとったら、わめく暇なんて、ありゃあせんわぁな。 」

「わたしは貴族よ。それに「さーて、それじゃあ、執行すっか。俺は花子と、あのキザ野郎に連絡とる。あ?花子だけでいいのか。」


後日


「はー。よくもまあ、あんだけ罵る言葉があるもんやなぁ。神子ちゃんはあんなきちゃない言葉まねしたらあかんよ。」

「まねしたいとも思いませんて。てか、執行開始から早5日間。飲まず食わずで、よくもまあ、くすぐられて笑う相馬に罵る元気がありますねえ。」

「あー。それなぁ、おとんにあの後話したら、『研究用に入手した突撃薬が本物かどうか確認したいけど将兵でやりたくないなあ。どっかにいいモルモットは居ないかなぁって思っていたんだぁ。真朱彌くん。そのお仕置きでこれをちょっと試して欲しいんだぁ。よろしくぅ。』って渡された薬を前日の夕食に一回し。

あとは、おばぁが、強制回復術式の書いてあるシートをくれたから、足下に敷いてみた。」

それであれだけ。すごいなぁ。

「あ、花ちゃん、明日こっち来るって連絡来ましたぁ。」

「ほな、明日第二フェーズか。恐怖の追いかけっこは私見てみたかったから楽しみやなぁ。」

翌日

『ちょ、っと。だれ、か。助、け、なさ、いよ。あん、な、ブス、学、校、に、いれ、てるん、じゃ、ない、わよ。』

「オー。今回も肉弾頭ぶりは健在だな。」

『ひ。きた。う。ぅん。は。くぅ。ぁ。ん。』

校舎の一階にある部屋でのんびりそれぞれ好きな飲み物を片手にお仕置きを見物していますが、いやー、感じて、力が入らない状態のところに。

『はーい。324回目の泥パックでーす。』

花子がぶっさいく素体を操りうさ○ん・V氏もあんぐりな100m5秒台の超快速で、追いついたら、陸軍の迷彩色下ドロドロをしっかりとゴム手袋をした上でたらこ唇のお顔に塗りたくる。

『320回も、体にとーってもいい、このパックをしてるのに、なかなか、唇の腫れがとれないね。』

「はなさーん。それのたらこ唇元々。最初めっさ腫れとったんは、昨日まで5日間ずーっと、デスソースの薄めた液塗られとったから。」

いや。それはいいんだけど、すっごいくっさい。何は言ってるの。それ。

『えーっと、今回はくさや液と、ドリアンの果肉と、シュールストレミングを混ぜた、アミノ酸とタンパク質がたーっぷりなお肌にとってもいい配合でーす。』

本当にいいかは知らん。姉御が何も言わないし止めないから危険は無いだろうし。

あ、終わった。

「は。ひ。ぅん。う。くぅ。」

あえいでるけど、ひとまず一晩休ませました。

最後に。

「あ。ぁああ~ん。くさい。くっさいわぁ。こんなになるまで僕のためにそのかわいい顔を磨き上げてくれたのね。いいわ、そのMI・NA・GI・RU愛!お兄さんが受け止めてア・ゲ・ル♥。」

うわー、まともに見たら何がとは言わないけどくさるよこれ。あ、みんな見てない。

「いや、あれ、音聞いてるだけで吐けるっちゅうの。」

「ぬぅぉおおぁああああ。」

「「あいかわらず、やかましいんじゃ。ぼけ。」」

あーあ。真っ白になっちゃった。


たらこ唇をあのキザ作家がお持ち帰りして数日後、キザ作家曰く、

「今は2人とも疲れてすやすや夢の中よ。

でも起きたら、また3人で愛し合うの。2人が愛し合っているところを見るのも楽しいのよ。

あぁ、この数日のあの濃密なめくるめく愛の数々。思い返しただけで、体がほてってきちゃう。こんなにほてっちゃったら僕はもうどうすればいいの。

あ。そういえば、あの天使ちゃん(たらこ唇の事らしい)昨日から口数が極端に少ないのよね。たまにぶつぶつ言ってるし。あ、でも、愛し合うときは、とってもかわいらしい声で啼いてくれるの。あーこうしちゃ居られない、このひらめきを早速世界中の僕の子猫ちゃんに届けなくては。」

「なー山虎よー。」

「何度言えばわかるんだい。今の僕はうずまs「うるへー。どっぷんたっぷん状態のきさんは山虎じゃい。とりま、また、こわしたんやな?」

「うん!」

ぶん殴りてぇ。

「殴りゃあいいのに。てっかてかの100点満点な満面の笑顔で言うな。こん、性癖の総合商社が。報告終わったなら帰れ。」

とりあえず一発げんこつを入れさせてもらっておかえりねがった。

さすがに2週間昼夜の区別無く、四六時中抜きつ刺されつな濃厚な男女の営みに巻き込まれたら自己防衛のため精神をまず壊すか。

とりあえず、これで、一件落着かな。


「ねぇ、作者さんさぁ。」

はい。

「なんで、上のデブに2年かかって、下のたらこ唇は3日で終わったの。」

えー。えーっと。

「うんうん。焦らなくていいからゆっくり答えてね。」

いえ。その。上の銀行頭取子息は完全に当初の計画を忘れた上での2年間放置状態だったので、いい加減けりをつけないとと思ってのあの状態です。

「ついてないけど、まあ、本当にデブ以外の設定が無いからさ、贅肉をだっぷんだっぷん揺らしながらの振動固め+水以外何も口にさせてもらえない状態で10ヶ月さらし者になっていたからまあいいか。

それでたらこ唇は?」

こちらも当初の予定をすっかり忘れていましたが、よくよく考えたら当初の予定も何も、計画すらまだじゃんと。双子の妹と違い、完全に甘やかされて育ったので自己中になりました。それでお仕置きはもう突貫工事で決めました。

「そっかぁ。ひとまず、これでザイラ編は終わりかな?」

はい。

「わかった。じゃあ、次はこんなに空かないように注意してね。以上。反省会でした。え?私が、反省してると感じたらそれでいいの。私たち、作者の頭ん中で好き勝手に振る舞ってるから。作者も観察してるだけの状態だしね。」

[おわりました?]

「うん。」

[まあ、今回はデブ以外ろくな特徴も無い銀行頭取子息にも責任があるのでとやかくは言いませんが、次からはもう少し特徴のあるやつお願いしますね。]

すいません。

[反省してるようですし、いいでしょう。それではまたいつかお会いしましょう。「「ありがとございました。」」]


お話は以上です。

次回人物紹介で完結します。ありがとうございました

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