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よくある婚約破棄物 のようなもの  作者: 猫湊
国立ラウサ大学附属高校編(○○編)
16/20

○○登場

今回の話の展開は次の通り。

うげぇ→うわぁ→うげぇ→うわぁ→うげぇ


「さあ、俺の手を[人の仕事中に挨拶もなしに勝手に部屋に入ってきて、名乗りもしないクズの話を聞く気はありませんのでお引き取りください。]…。」



あれ、長く見てると胸糞悪くなるタイプだ。

神子です。

先日暴れてトンズラこいた集団がどうやったか、結構短い時間で、ラウサに到着。

ラウサの中心にあるでっかい建物は我らがLLCAとザイラ王国政府中央省庁の合同庁舎。そこに土足で踏み込んで、大騒ぎしてそこに居た陸軍の将官にぼっこぼこにされて入院していたのに次の日にはけろっとしてまた合同庁舎に突撃しようとして、とっ捕まってた。まあその日の午後に、ハルがわざと警備を薄くさせて、どう行動するかと待ってみたら、蒼藍語での表記なので読めるわけがない。

といわんばかりに片っ端から部屋に突撃しようとして、あくわけ無く唯一開いた執務室に居た、仕事中毒患者ハルナを魔王呼ばわり、攻撃して見るも、後ろに本棚を置き大量の本があるため、様々な防護結界が張られている状態+LSNの経営に関する書類の処理中で集中状態だったので、所定の挨拶をしないと声も何も届かない状態なので通る訳がなく。

なんとなく騒がしい雰囲気にハルが目線を向けて初めて気づいた形。

「君のような美しい女性を魔王と定めるとは神も酷いことをする。君が、悪い存在じゃないことはすぐにわかったよ。だから、その役目を放り出して良いんだ。俺と一緒に広い世界へと。」

ここで冒頭につながるわけで。

[親の顔が見てみたいです。あ、お得意の勇者の力とやらは、ここでは使えません。ザイラ王国内は、創造主の加護が作用する関係で、創命、創世両創造主の認可がない力は使えません。

というか、旅券も持たずによくぞまあここまでこれましたね。この国はこの世界最大の独立国家ですけど、きちんと、入国審査はされましたか?

…その顔はしてませんね。

パスポートはお持ちですか?お持ちでないなら、日本にお帰りいただくことになります。

もちろんこれまでに国内移動などで発生し、旅券不所持でお支払いいただけなかった費用については送還後、可能な限り一括でお支払いいただき、残額は、随時差し押さえさせていただきます。

納得していないようですが、あなたのようなテストの点数が悪そうなアッパラパーにもわかるようにたとえれば、『切符買わないで電車に乗ってきたんだから、その分は払ってもらうからね。ただ今すぐに出来ない分は後々まで、強制的に支払ってもらうから。』ということです。まあここまで言っても、これまでの行動履歴を確認したら、どう考えても、下半身優先で物を考えてるようですからね。通じないようです。

一言で言うと、就職しても50までは、欲しいもの何も買えないよ。ということです。

とっとと出て行きやがれ短小ノーテクのサルが。]

ハルさんよ。さすがのうちでも、アッパラパーはようつかわんわ。

まあ、たとえたらそれに失礼になるけどまさにお皿に盛られたプリンのような色の髪をしているわけだから。なぜ髪を染めるかね。白髪を染めるのはわかるが若者よなぜ染める。はげるぞ。というか。

「だめや。ちょい失礼。ハル、これ剃らせて。あまりにも気になる。」

[女性はどうしますか?]

「姉御と涼子に任せる。」

あのプリンヘッドはみっともないから丸刈りにするべきだ。

[だそうですけどどうしましょうか?]

『高井家政官長にも見てもらったら、速攻で連れてこいってさ。鳴滝以下家政局員全員が、染めさせろってうるさい。その前に刈らせて。見てらんない。』

[だそうですので、近衛兵、そこの2人は蒼天宮へ強制転送。あと、ビニールシートを用意してください。最後の子は…。むー、判断に困りますね。]

最後に残った眼鏡の少年髪を染めているわけではないので…。

うわ。

「おい、近衛、こいつは宗国運命省、転生法廷に強制転送。この魂は存在をゆるしておけん。」

なぁーんちゅうひねくれたガキじゃ。あれは生かしておけん。

転生法廷はあまた有る世界を管理する管理神や、各世界の創造神が面倒を見切れなくなったあまりにも手に余るような魂の今後を見定める法廷。

まあ、んなこたぁどーでも良いので置いておいて、

「どれ使う?」

[電動で良いでしょう。後で残りはリンに燃やさせてしまえば良いのですし。]


「見事につるっつるだねぇ。」

「そっちはそっちでまー見事に原油ぶっかけたみたいに真っ黒だねぇ。」

トンズラ集団のリーダーで自称勇者君は、まー、見事にてっかてかになりました。

バリカンでばっさり根元からカットして。リンが、青光りする頭を軽く熱処理。ザイラ王国首相のエリシアがとどめとばかりに化粧水しみこませた布でてっかてかに光り輝くまで思いっ切りこすりまくった結果。

「まぶしいんだけど。」

「こっちも天使の輪がまぶしいんだけど。いったいどんなトリートメントしたのよ。」

「髪質最悪だったので一回根元から刈って、元の長さまで、強制育毛しました。

だってさ、だってさ、軽く引っ張っただけでちぎれるんだよ。どれだけ痛んでるんだって話だよ。

今から立て直すより、一回リセットしちゃおうって成ったの。高井さんが嬉々として、トリートメントしててひいたよ。」

美しくさらっとした黒髪まぶしい少女2人。

「あれ衝動的に転生法廷に送ったけど振動固めで送った方がよかったなぁ。」

「好きにしたら。」

場所はザイラから王国蒼天宮の庁議の広間に移る。

[諸侯に問う。この者らをいかようにすべきか。]

我が国の貴族は、こういうときはものすごいだんまりを決め込んで、

「陛下の御心に従います。」

と逃げる。まあ、おきまりの流れなので、我々も心得た物。って、

「誰や。これにこん黒かマスクば付けたの。」

自称勇者君に真っ黒なパピヨンマスクが付いていました。

[で?なんでしたっけ?ザイラに入国するまでに何人寝取りやがりましたか。このクズは。

しっかりと被害者に誠意を込めて、被害者が納得するまで謝罪したら話を聞いてやらないでもないですよ。

では、頑張ってくださいね。]

遥夢の通告が終わると自称勇者君だけ、アルバ帝都の皇帝執務室に強制転送されたとさ。

[で、あなた方二人は残したわけですが…、とりあえず、髪の長いあなたは、そこに居る銀色について行きなさい。]

あ、指さされた。

「ということで案内することになったけど、いきなり髪の毛丸刈りは申し訳なかったね。」

涼子から受け取った報告書には今隣を歩く少女の髪が染まっていたのは、本人の意思ではなく召喚した、術者達に、強制的に染められたかららしいが。

「じゃあ、ここで待機しててね。」

うちらから見たら見飽きた現代都市。彼女から見たら遥か未来を描いたSF映画に出てくるような未来都市。

それが我々が今眺めている都市、藍蒼らんそうのビル街。

「鳴滝ぃ、ココア有るぅ?」

「どれくらい?」

「中で。」

「熱いよ?」

どうせカップも持ってきてくれる鳴滝の優しさに感謝。

「仕事だからね。」

「お見合いどうだった?」

「なんで山虎が居るの?ねえ、なんで?」

どうやらあれが相手だったらしい。

転生法廷に送った奴、あれに与えてみるのも手だったか。

そう思っていろいろ手続きした翌日のことでした。

「もう!君は何回僕を呵めば気が済むのよ。こんなに熱くなったのは久しぶりよ。」

「たかだか5千年ぶりだろ。あのときはもう少し年往ってて筋張ってたか?」

5千年ぶりにすごい物を見た。

「み~こ~…ぎゃぁぁあああ。シュレックが居る~!」

この状態になったこいつはシュレックと呼ばれているわけで。

「ああん。もう。こんなに熱くなった僕の体。いったいどうすれば良いのぉん。」

「「しるか!ぼけ!」」

送った奴がどうなったか聞いたら

「最初はねぇぶつぶつ言ってたからお兄さんが優しくお話ししてあげたら、ものすっごい汚い言葉で罵ってくるのぉ。もぉ、僕続々来ちゃって、一回食べちゃった。うふ。

その後、また罵ってくるから、、今度はお兄さんが愛を注いであげたのよ。今はお兄さんの愛情で満たされて夢の世界に旅立ってったわ。」

「絶対に姉御の所には運ぶなよ。おまえ単体で処置しろ。もし運んだら、毛有毛現の下手物親父に食わせるし、おまえが食うようにも仕向けるかんな。」

「んもう、あんなのと一緒にしないでよ。それにけがはもうすっかりいやしてあげたわよ。

目を覚ましたらご飯をあげて、また愛し合うの。ああ、そう思うだけでもう、胸が高鳴って、体がほてってくるわぁ。

ああ、誰でも良いからこの熱くなった僕のこのSHOUDOU、受け止めてぇー…ぐぇ。」

もうね、聞くに堪えないのよ。ちょっと高めのテノールボイス。それでくねくね。

2000年代の一般イメージとして、キモオタとは、デブで眼鏡をかけたTシャツジーパン姿というのが有ったが、いまうちらの目の前でしな作って、うっぅーんってやってる男がそんな感じ。

これでも普段は、口から砂糖吐くほどに気障な台詞吐いて、またそれが非常に似合う、ぱりっとしたスーツの似合う眼鏡のイケメン小説家なんだけど、ひとたびスイッチが入るとこれだから。

「「いい加減帰れ!!」」

さて、サブタイの○○がどちらを指すのか作者にもわかりません。

トイウコトニシテオイテクダサイ

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