表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

再び来たぞ異世界!! さぁ勇者狩りのパートナーを作ろう

2話目

この回でヒロインがでます

その言葉以来俺は地獄で生活した

修羅道と三途の畜生道、餓鬼道、地獄道でな

おかげで考え方が変わった

修羅では戦いこそすべて

畜生道では本能こそすべて

餓鬼道では飢餓こそすべて

地獄道では……思い出すのも憂鬱だ

そこで培ったのは己の守れる物は全て守る

それ以外はしらん!!

なんせ修羅では自分の身を守らねーといけねーし畜生道では本能からくる物全てに打ち勝たなきゃいけねーし餓鬼道では飢えから耐え抜かないといけねーし地獄道では心を守らねーといけねーしな

あの言葉から数百年(・・・)

俺は今失った右目を眼帯……って言っても布みたいなので覆ってる

それから閻魔様の元で断罪の補佐をしている

閻魔様も右目に眼帯をしている

何故って?それは俺に自分の右目を渡したからだ

グリグリえぐって痛みを感じる姿はあの閻魔様が!って驚いて笑いそうになったぜ

おかげで仕事増やされたけどな……

それでなんでこの話をしたのかと言うと俺はまた(・・)アマハラに行く事になった

この目はまた俺が死んだ時に返せって事らしい

そう簡単に死ぬつもりはねーけどな

「さて冬灼。お前がここに来て………何年だ?」

「覚えてねーッス。多分数百年ッス」

「そのしゃべり方なんとかならんか」

「無理ッス」

「そうか……まぁいい。肉体は戻しておいた。逝ってこい」

「ウッス!!死ぬつもりないッスけど逝ってくるッス」


さて楽しみだ

どこまであいつらが穢れてるか……見物だな

まさか閻魔様直々にあいつらの討伐を依頼されるとはな


◇◇◇◇

うん

異常ないな

さてと装備は………

頭に被る傘とコートと軽装備の鎧とブーツと両刃の短剣と錫杖か……

うん、すげー装備だ

遮断傘(しゃだんのかさ)

これは頭に被る傘で顔を隠せる

覆う外套(ローブコート)

これはローブにもなるコートだ。フードにはファーが付いている

魔断鎧(まをたつよろい)

これは攻撃系の魔法を一切受けない軽装備の鎧だ

魔断錫杖(またつきりく)

これは魔を切り裂く錫杖で輪の部分が刃になっていてその部分に魔力を通すと先端が三つ葉のクローバー状になって三又槍としても使えるものだ

魔収剣(まをとりこむつるぎ)

これは切った魔法を己の魔力にできる黒い両刃の短剣だ

八足馬靴(スネイプニルブーツ)

これは時速80キロで走れ空をも駆ける事ができるブーツだ

しかも魔断錫杖(またつきりく)は俺以外には500キロに感じ魔収剣(まをとりこむつるぎ)は俺以外には300キロに感じる代物だ

すごいなこれ

全部地獄製の代物だ

さて、あいつらはどうしてるかね~~

クックックッ


◇◇◇◇

待て待て

あの日から3年しか経ってないのかよ………

あいつら全然穢れてないかもしれないじゃん

つまんねー……

なんで閻魔様もこの時代に飛ばしたんだ?

穢れきってる時にほふるのがいいのに……

まぁ、俺を殺した(・・・・)んだ………

ある程度穢れてるか……

ならもっと穢れさせて……

あ?なんだあれ

「うっ……うっ」

女だ

まぁ俺と同い年くらいの金髪ロングの女だ

姫様ではないだろう

あいつなんでかしらねーが閻魔様の所に来たしな

輪廻の予定らしいが知ったこっちゃねーな

さて問題はこいつだ

酷い怪我してるな

「どうたんだお前……」

「許さない……勇者…」

ほほぅ

勇者に恨みがあるとみた

それに………

こんなに恨みつらみがあるのに全く穢れてねーな 

面白い

あの力を使うか……

「お前……何故勇者を恨む、あいつらは善人の集まりだろ?」

うわー自分で言っても反吐が出そうだ

「ふざけ…ないで……あいつらは私の村をめちゃくちゃにした………何もしてないのに!!………それなのに……」

なるほどなぁ………

「ふーん、で?お前はどうしたい?ここで朽ち果てるか?」

「いや……だ…」

「ならどうする」

「あいつらを………倒す!!」

クックックッ

おもしろい

こいつは面白くなってきたな

相当穢れてるな~あいつら

よし

「お前に選択肢をくれてやる。一つは俺と主従関係を結べ。そうしたら怪我も回復する。だが俺の頼みは全て聞くことになる、同じ頼みは2回までなら拒否できる。それ以降は拒否できず必ず聞くことになる。次に俺の奴隷になるか……だ。怪我も回復する。だが俺の命令には逆らえなくなる……俺が勇者を殺すなと言えばお前は殺せない」

「そんなの……やだ!!」

「なら三つ目だ。力も与え怪我も回復する。そして俺の共犯者…もしくは仲間になる。どうする?」

「…そんなことでいいなら……いくらでもする!!あなたの……仲間になる!!」

「いいだろう!!【黄泉還り】」

この力は一時的に自分を不死にする力だ

一回閻魔様の使いで黄泉に行った時に身につけた

あれもなかなかの体験だったな

「何…を…」

俺は短剣を抜く

そして……


グシャ!

「いっ!!」

自分の手のひらに突き刺し傷口を広げ血をながす

俺の体は今は不死の力を持つ。それは血肉も同様だ

「飲め」

「何故?」

「これに適応すれば力が手に入るぞ?」

「………」

さぁ、血を飲めば力が手に入る

しかし何事にも裏がある

さてこれにお前が耐える事ができるか?

「わかっ……た」

ズズッ

そうだ

飲め、そして反抗する力を抑えお前の糧としろ

「ぐ!ぐぐっぅ!!がぁぁぁ!!」

そうだ。耐え抜け

そして俺に魅せてみろ!!その穢れなき魂の輝きをな!!

「がぁぁぁ!!……………」

あ?ダメだっか?

「おい?生きてるか?」

「……」

「っち、死んだか」

「死んで……ない」

ほほぅ、耐えたか

「よく耐えたな…ん?」

「なに?」

スゥーー

髪から色が抜けて肌も白くなったな

「なんだか……体が熱い……ねぇ?」

「なんだ?」

「血……もっと頂戴?」


◇◇◇◇◇

私はリヴィー

元々小さな村に住んでいた

この国 ジパンジー国の数ある村の一つだ

そんなある日あいつらが来た………勇者(あくま)達が……

元々二年前、魔王ドンペイルを討伐する為に異世界から呼ばれたらしい

そして一年程前魔王ドンペイルを討伐した

しかしその功績を笠にして横暴を繰り返し国王様達を一族朗等皆殺しにした

そして勇者アキヒデが国王になった

それからも横暴を続け税を上げ苦しめた

その生活が一年続き私の村にきた

税を払ってないのを理由に村を焼き女子供を拉致した

私も狙われたが村の人達が逃がしてくれた

そして逃げ続けたが追っ手に見つかり腕を焼かれ足を切られお腹を貫かれ死にそうになった


そんな時あの人が現れた

僧と呼ばれる人達がする装備に鎧とコート

そして右目に眼帯をしたあの人


その人は何も知らないのか勇者を善人と言った

有り得ない

否定した

するとニタァ~と微笑み二つの条件を出した

それは従属と隷属となるかと言う物だった

その人の命令には逆らえなくなりもしもその人の気が変わり勇者を殺すなと言われれば殺す事が出来なくなる

そんなのは絶対ごめんだった

だから断固拒否するつもりだった

すると二つの条件とは別の条件を出した

それは対等になる……と言う物だった

でも前にあれだけの条件を出したんだ

リスクがない訳がない

でもそれでも構わなかった


地獄の悪魔(このひと)と契約してでも力が欲しかったから


そしてその条件を受け入れた

すると何かを呟き短剣を取り出すと自分の手に突き刺し傷口を広げた

そして血を流しその血を飲めと言った

そして飲むと体を内側から焼ける痛みを感じた

一分にも満たないかもしれない

でも永遠に感じるほど長く濃密な時間を痛みを感じながら耐えた

耐えきった

しばらく動けなかったので向こうは死んだと思ってたらしく残念そうに死んだかと呟いた

やっとの思いで死んでないと言うと耐えきったかと安心したような言葉を言ったと思ったら驚いてた

それもそのはず

私の金色の髪の色が抜け白のような銀へと変わっていた

そんな驚く()を見ていたら体が熱くなった

焼けるほどの熱だけど痛みはない

むしろ彼が欲しい(・・・・・)と思った


すると私の口は私の思っていない言葉を言った


「血……もっと頂戴?」


◇◇◇◇

こりゃあ反動かもな

血を飲めば血を欲し、肉を食えば肉を欲する

血以外の体液ならキス魔と化す

ようは種族を一時的に変更する事だ

血な吸血鬼(ヴァンパイア)、肉なら(オーガ)、体液なら淫魔(サキュバス)となる

まぁ、ヴァンパイアならマシだな

すぐに戻る

「いいだろう、噛め」

腕を差し出す

「違う……」

は?

ガブリ

「痛って!!なにしやがる!!」

こいつ首筋に噛みつきやがった

ブチブチ

「痛ってー!!」

しかも肉まで食いやがった

ペロペロ

あ?次は首筋舐めてやがる

おいおいまさか………


こいつ吸血鬼(ヴァンパイア)(オーガ)淫魔(サキュバス)の三つが全て混ざったのか?

あり得るな……

俺の首筋までくる動作に隙がない

つまりあらゆる身体能力が人間より上の吸血鬼(ヴァンパイア)

引き離そうとしてるがびくともしないのは(オーガ)

なんか色気満載に振りまいているのは淫魔(サキュバス)

多分首筋に噛みつかれなきゃ襲ってたな

まぁ、なんとか堪えるけどな

レ○プは地獄でも一級の犯罪に認定されてる

あいつらを地獄に連れて行くのに舞い戻ったら意味がねーしな

いや待てよ?淫魔(サキュバス)なら………ありか?

いやいや待て待て

落ち着け俺

あそこに戻るか?

うん、死んでもお断りだな

まぁ徐々に性欲そのものも吸われてるな

これで閻魔様の『Back to tne Hell』を執行されずに済むな

地獄を一時間以内に脱出しろとか無理だ

思い出すだけでもクるものがある

「ふぅー、おいしかった」

「そりゃあ何よりで」

「あ」

「あ?どうした?」

「あぁぁぁぁ!!」

「おい、どうしたんだよ」

「ごめんなさい!!」

「いや気にすんな。この状態ならすぐに治る」

「でも!!」

「だが!!」

ビクッ!

「こっちとしても収穫があった。本来一つの種族にしか変更できないが色んな偶然が重なり三つの種族が人間と平行して使える………つまり光魔法への耐性を持った闇の住人。それがお前だ」

「闇の……住人……」

「なんだ?怖じ気づいたのか?」

多分このときの俺は凄まじく悪い笑顔をしてたと思う

自分でも頬がつり上がるのがわかった

そしてこいつも同様の笑顔をしてる

「まさか………勇者を倒せる……いや、私や村のみんなが味わった絶望よりもさらに強い絶望を味合わせる事ができる力……怖じ気づく訳ない」

素晴らしい……この復讐心を持ってても濁らない純粋な魂

「クックックッ。お前を手に入れて正解だった……お前は今日からリヴィン・ジャミックスと名乗れ。今までの名は俺以外に使え。俺はお前をリヴィンと呼ぶ。まぁ、復讐を実行する時は今までの名を使ってもいいぞ」

「ふふっ、元の名前とあまり変わってない。私はリヴィー……でもあなた以外にはリヴィンと名乗る。あなたにはリヴィーと呼んで欲しい」

「クックックッ、アーハッハッハッ!!確かに変わってないな。じゃあ俺も自己紹介と行こう。十六夜 冬灼、天職は武遊僧(ふゆうそう)だ」

「金持ち?」

「ちげーよ。地獄から戻った武僧だ。」

霊鎧(リビングアーマー)?」

「そっちじゃねーよ。確かに地獄から戻ったが蠢く死体(アンデット)の類じゃねー。武闘専門の(モンク)だ」

「うん、その説明で文句(・・)はない」

「もうツッコまないぞ」

「私はまだあなたとしょ」

「えぇい黙れ!!」

パシンッ

「キャウッ!!」

「……はぁ~、とりあえず勇者をあらゆる手を尽くして殺し地獄へ送る。それが俺らの目的だ。……ってな訳でよろしくな混ざりの復讐者リヴィン・ジャミックス

「うん……こちらこそよろしくねトーヤ」

「冬灼だ」

「トーヤ」

「と・う・や!!」

「トーヤ」

「もういいや……」

「改めて、よろしくね優しい死神の僧(イザヨイ トーヤ)

「あぁ。さて街に案内してくれ。ついでに宿代を出してくれると助かる」

「ふゆうそうの癖に無一文」

「だからそっちじゃねーよ!!」


これが俺とリヴィーの初対面

そしてパートナーとの出会いだ

このパートナーが何を意味するのかは


俺もリヴィーも………そして閻魔様だろうと知らないだろう


さぁ楽しい勇者狩りの始まりだ!!



















「つーかお前。俺の名前を変なやつのルビに使ったな?」

「最初に始めたのはトーヤが先。やられたらやり返す……倍返」

「言わせるか!」

パシンッ

「キャウッ!!ぶったね!父さんにもぶたれたことないのに!!」

「どこで覚えたそのネタ!!」

「勇者が使ってた」

「お前勇者に復讐するんだよな!?勇者が使ってたネタ使ってもいいのか!?」

ネタ(それ)ネタ(それ)復讐(これ)復讐(これ)

「あー……もういい」

「ふゆうそうの癖に無一文(トーヤ)はどっしりとヒモになって(かまえて)いればいい」

「そのネタいつまで引っ張るんだよ!!」

「そうだよね、天丼はよくないよね」

「なんでそのネタ知ってんだよ」

「? 勇者が使ってた」 

「お前勇者に復讐するんだよな?」

「トーヤ。天丼 ダメ 絶対」

「あー!!もういいわ!!」

パシンッ

「キャウッ!!」


本当に大丈夫か………これからの勇者狩り

ネタバレな事をします

ヒロインは最大でも5人でます


勇者(笑)の幼なじみはサブです

メインになるには今後の活躍次第(作者の気持ち次第)


これネタバレになりますかね?(笑)なったらすみません(汗)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ