ふゆうそう 地獄へ
新しく連載していきます
まぁぼちぼちやって行くんで生暖かく見守ってください
多少のグロシーンが今後出る予定です
それでも構わないよって方や物足りないって方は読み進めてもらったり意見を頂ければ修正したり今後に生かします
ダメって方は他にも二つ連載してるのでそちらをどうぞ!!
「冬灼!!この書類持っていってくれ」
「へーい」
俺十六夜 冬灼は今地獄にいます
なんでって?
それはあの時から語らなきゃいけないな
◇◇◇◇
いつものように僕は学校についた
「十六夜君、おはよう」
「おはよう、白雪さん」
話かけてきたのはクラスメートで美人の白雪 天さん
「宿題してきた?」
「うん、きつかったけどね」
「写させて?お願い!!」
「い、いいけど?空知君に頼んだら?」
名前があがったのは空知 招寿
縁起の良い名前と容姿淡麗でスポーツ万能、勉強はある程度できる少年で彼女の幼なじみ
羨ましい関係だ
「いいの、私は十六夜君に教えてもらうんだから」
「う、うん」
「じゃあお願い…きゃあ!!」
「うわっ!!」
ズドドド!!
教室の床に魔法陣のような物が浮き光が僕らを包んだ
◇◇◇
「ここは?」
「姫様!!成功です!!」
「やりました!!」
唖然とするなか江戸時代のようなお城に来ていて何故か金髪の女性、しかも着物だ
そして鎧甲冑を着た赤い髪の男の人もいる
「どこだよここ!!」
「何これ!!」
ざわざわ
「みなさん!!突然の事で驚かれてますが聞いてください!ここはアマハラ、みなさんで言う所の異世界です」
「え?」
「うそ?」
ざわざわ
「みなさんには魔王ドンペイルを討伐してもらいたくて呼びました!是非ステータスと唱えてください」
それぞれが唱える
「ステータス!!」×30
クラスメート達は僕を含めて30人
結構なボリュームだ
─────
ステータス
十六夜 冬灼
性別 男
年齢 15
天職 武遊僧
level1
魔法-ゼロ
杖術-200
─────
なにこれ
「すげー!なんだよこれ!!」
─────
ステータス
空知 招寿
性別 男
年齢 15
天職 勇者
level1
魔法-光
剣術-5000
─────
他の人達も似たような感じだ
「あの~武遊僧ってなんですか?」
「ふゆうそう?お金持ちって事ですか?」
「違いますよ!!なんか僧みたいな感じの」
「僧系の天職なんですね。なら回復系の魔法が使える筈です」
「魔法はゼロって表示されてるんですが………」
「え?」
「え?」
◇◇◇◇
あの時の姫様の顔は見ものだったな
それからレベル上げなんかをしてようやく20になった頃か……あの事件が起きたのは
◇◇◇◇
僕は絶対絶命のピンチだ
怪我をした白雪さんを庇った途端に光弾が無数に飛んできた
それが僕の胸や足、腕や右目を潰して最後に岩に当たり僕を押し潰した
もう……ダメみたいだ
「ーー!!ー!!」
白雪さんが何かを訴えているけどもう無理だね……
だってほら
体が霞んできてる
この世界では病気や時命以外で死ぬとこうなる
僕らを庇った兵士さん達がそうだった
こうして僕は
死んだ
◇◇◇
って俺は思ってた
実際死んだし
そして三途の川を渡る時に再開した
爺ちゃんと
爺ちゃんは10年前に死んでしまったがなんとこの世界で船渡りをしていた
それは三途の川を渡り閻魔様の所へ向かう船を操縦する人だ
「冬灼、何故ここにいる!!」
「信じてもらえないかもしれないけど僕、異世界に飛ばされてそこで死んだんだ」
「まさか……アマハラか?」
「なんで知ってるの!?」
「とりあえずこっちへこい」
「わかった」
そんな会話をしたな
そして俺の出生についてあの人と語られた
閻魔様とな
◇◇◇
「十六夜、お前何している。仕事は?」
「閻魔様!」
「え?閻魔様って?」
黒褐色で着物を着て帽子に「閻」とかかれている物を被った女性が爺ちゃんから閻魔様と言われてた
「その小僧は?」
「儂の孫の冬灼です」
「ほぉ~そいつがアマハラと下界の者との間にできた子か」
「え?」
「冬灼にはまだ何も説明しておりません。ですので閻魔様からご説明を」
「よかろう。では話すぞ」
こうして僕は出生の秘密を聞いた
それは僕の母がアマハラで唯一閻魔様と交信できる巫女だった事
そして手違いで僕らの世界、下界という所に行ったこと
そして僕の天職が武遊僧の理由
それが
「我と交信する事ができる巫女の血と下界の仏教徒の力が混ざった為だな。しかしお前の父は仏教徒ではないのでなぁ、それで弱い力だったのだ」
そしてこう告げた
「おぬし、修行がてら地獄にいかぬか?」
この作品で登場する地獄は仏教の地獄を元にしています
なお作者は無宗教なので曖昧かつ知識不足の点が見えますが見逃して貰えると幸いです……