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プロローグ
結構長いと思った
短すぎた…
(プロローグだし…)
一人の男が街を爆走していた。と言っても本人は爆走のつもりでも、周りから見れば汗だくの男がゼェハァ言いながらヨタヨタと歩いている様にしか見えない。唯の体力不足である。
「やっべぇ寝過ごした!」男の目的地は会社。
この就職難のご時世で何とか入社出来たのだ。
入社式の時刻は8時だが腕時計を見れば悲しきかな7時58分。
2分で辿り着けるほど甘くはない。
ところで、この男…特に何か持っている様には見えない。
「ん?…鞄忘れた…」アホである。
「嘘だろ…」
よろけた拍子に工事中のマンホールへとさようなら。ドボン…汚水に着水。
「ちょ…俺泳げな」
ゴボゴボ……チーン
溺れ死んだようだ
ご指摘ありがとうございますm(_ _)m