カルチャーショック
銀河は狭くなり、異星人同士がお互いの国を訪れることも珍しくなくなった。
ニャーンの女の子 ルミネは観光で地球を訪れている。
「・・地球、いいわ。食べ物もおいしいし、みんなフレンドリーだし。
このスナック菓子、美味しい~!お土産に沢山買って帰ろう!」
公園でスナック菓子を頬張っていたルミネだったが、周りの視線を感じる。
「ん?(・・・なんだろう・・注目浴びてる気がする。
でもガイドブックにも
『地球では古来より猫耳を愛する者が一定量いるため、熱い視線を感じることがあります』
と書いてあったし・・多分そうなんだろうな。
よしせっかくだから旅の思い出作りをしてみよう。)」
「あの~・・・こんにちは、ニャニャーンから観光で来ました。地球って良い所ですね♪」
さっきから訝しそうに見つめてきていた主婦風の女性に語り掛けた。
「あ・・あの・・それ・・。
はい、その食べてるものです・・それはキャットフードです
・・えっと・・いわゆる・・・・ペットフード・・・ペットのごはんです。」
「・・・・?!」
ルミネはその場に固まって、口からキャットフードがこぼれ落ちた・・・・。