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海に

作者: 薄雪草

あかるい陽の光を浴びて

ただ 海沿いを歩いた

寄せては返す波の音に

白いヨットが滑り出して

空には 鳶の鳴き声



午睡の微睡みから覚めると

彼方に霞む 山なみの

端が柔らかく 茜色に染まっていた



波間には夜の海が入りこみ

手をひたせば

足元を 水が染みてくる



生きている

波も わたしも

不思議と さびしくも寒くもなく

ただ 何もできずに 何もしないで

日が暮れるまで 夕陽を眺めていた



日が落ちて 暗くなり

風が出てきた



人恋しくなって

なんでもいいから

何かしたいと思った




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