表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

立花破月の心霊事件簿

中央道 恵那山トンネルの霊道

作者: 立花冴月

私は中央道の恵那山トンネルが嫌いだ。

何故あんなに気持ち悪いの?

【視える】娘は饒舌になるし、魅月(夫)は黙るし。

下娘はとりあえず黙る。

「ここのトンネル気持ち悪い」

「恵那山トンネルだから」

という会話を通るたびに繰り返している。

そんな私が感じた恵那山トンネルのお話です。

 お化けそのものというわけではないけれど、ある意味自分の体験ではかなり怖い部類に入ります。

 恵那山トンネルはよく通るのですが、そのたびに何か気持ち悪い。

 ちなみに恵那山トンネル心霊でググるとヒット。・・・知らなかったけど、やっぱり。

 崩落で死者の出た笹子トンネルよりはるかに怖い。

 私の場合、「霊」よりも自然や「ゆがみ」が怖い傾向があるんだけど。

 恵那山トンネルの中は蛇行した「異世界」と重なってる感じ。

 隣で運転している夫に言わせると、

「恵那山トンネルになると、お前から熱が発せられてエアコン(夏)効かない」

 ・・・私の属性は火なので、心霊的に何かあると周囲を火で燃やし尽くす習性がある(らしい)

 それは多分旦那以外に我が子達にもバレる熱量。

 

 恵那山トンネルの中は蛇行した霊道が編み目になって走っている。


 と言ったほうが、わかりやすいかも。

 単体の「霊」というわけではなく、霊を食らう何かが流れる川。

 それは人によっては「霊道」と表現するんだと思う。

 もちろん道らしくみんなが歩いている「川」もあるだろう。

 恵那山トンネルはそんな優しいものじゃない。

 捕らわれたら自我を失うドロドロした地獄の川。

 そんなものが蛇行しながらトンネルと部分的に重なっている。

 そんなイメージを受けた。

 トンネル全部が川に重なっているわけではないので、部分的なマシなトコロと気持ち悪いところがある。

 

 色としては毒々しい黒に赤紫の絵の具をたらしたような・・・。

 

 どんな霊が流れてるのか・・・。とやっぱり「良い霊」ではなさそう。

 でも個々の感情やどれぐらいの人数とかもう見えない。


 もとは霊だけど、今は意思も感情も何もない汚泥のような存在。

 地獄というものがあるならば、あの川に溶け込むことこそが地獄じゃないんだろうか。

 と思わせるそんな霊道。

 

 恵那山トンネルを通る時は、車ごと結界を張ることにしている。

 家族は「熱い」というけれど、吐くよりはマシ・・・?

 結界を張る前はエアコンは効くんだけれど、結界をはると熱く熱がこもる。

 恵那山近辺を抜けると解除するんですが、夏は暑い。

 恵那山トンネル。何もないはずなのに怖い。そんなトンネルなんですよね・・・。

 あなたは恵那山トンネル何か感じますか?

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ