ちぃすと~り~ ① ちぃちゃんとの出逢い ちぃちゃんルート
※もしもQ極TSカプセルが誕生しなかったら。
※もしも三五の趣味がちょっと (?) だけ悪かったら。
※もしもちぃちゃんがメインヒロインだったら。
そんなもしもの世界線のお話です。
キミにはどんな趣味がある?
趣味があるって良いよね。
日常生活に彩りが添えられて、華やかになるっていうか、ハリが生まれるっていうかさ。
フフフ、オレは出会ったんだ! 愛すべき毎日が更に楽しくなる、嬉しくなる、待ち遠しくなる! そんなサイコ~の趣味ってヤツに!
それはね、女の子の NB を、それも “Q極NB” を! 心行くまで! “鑑賞” するコトさっ!
ドドンッ! (SE)
えっ? なんだって? 『110』?
Oh…… Baby……。
イケないよ、そんな番号を繋いじゃぁ。
オレ達が繋がなきゃならない番号は 『810』 ……だろっ? (クソウザSMILEで)
まぁ聞きなよ。オレぁなにも、嫌がる女子のカラダを無理くりジロジロ眺めよう、ってワケじゃないんだ。
世の中は広い。
居るんだよ!
磨き上げたご自慢の NB を!
見せてくれる……いや、魅せつけたいって女子がさぁ!
「Oh……Yeeees♡ イイわぁン♡ 三五きゅんの熱視線♡ ビンビン ⬆️⬆️ カンジちゃ~ ⬆️⬆️ うン♡ もぉっと♡ Comeoooon♡」
彼女の名はエロ姉ぇ!
年がら年中校内を極限☆露出度☆改造制服で練り歩き、全ての話題 (良くも悪くも) をかっさらうバイオレンス☆ダンサーさ!
エロ姉ぇを初めて見た時、オレは感動に打ち震えたね。
まずは磨き抜かれた肉体の完成度に。
輝く美肌、引き締まったウエスト、ダンサブルなヒップ……。そして “漢” なら誰もがクギヅケになるド迫力の G - Cup Bust にさ!
次にその精神の強靭さ、斬新さ、鮮やかさに。
彼女が信じる美とは、彼女の肉体美そのもの。
その美を磨くためならば、大衆の目に晒されることもいとわない、ってゆ~か、むしろ魅せつけまくって丸ごとトリコにしまくってヤる! という気概!
美を求めるアツいハート、そのQ極の精神性にさ!
「イイぞ、イイぞ、エ ・ ロ ・ 姉ぇ! エロいぞ、エロいぞ、エ ・ ロ ・ 姉ぇ! オオォォ~……オオ~ッ!」
パン! パン! パン! パン! (手拍子)
オレに出来るのはエロ姉ぇに心からのエールを送ることだけさ。彼女の夢の一助になるためにね!
「ウフフフゥ~ン♡ アリガトねン♡ 三五きゅんっ♡ お礼に、ちょ~取って置きのラインギリギリダンスをご披露するわぁン♡」
おおぉ! スゲぇ! 足があんなにも天高く!
更にはオレの周りをクルクル跳ね回り、腕を翼の様にはためかせて幻惑してくる。
ぶつかりそうでぶつからない。
触れられそうで触れられない。
紙一重の距離に、しどけなく乱れるオンナの存在が感じられる! その事実に興奮の極み! 体温爆アゲ ⬆️ ⬆️ だぁ!
エロ姉ぇのダンスが熱波を生み、高速でオレの身体に叩きつけられる!
まるでサウナ! まるでロウリュ!
トドメとばかりに甘~く香るイイニオイが脳髄を蕩けさせて……!?
「うおおぉ~っ! エロ姉ぇサイコ~ッ!」
「ウッフフ~ン♡♡」 (大満足)
なんと上質な誘惑か。ここまでのモノになるまでには、相当な努力が要るに違いない。
メロメロになるより先に、その熱意に感服したぜ。
オレもエロ姉ぇみたいに夢中になれるものを見つけたい!
いや~、出会いってのは本当にスゴいね。
オレってばエロ姉ぇのアツさにアテられて、毎日がやる気マンマン! 元気ハツラツさ!
彼女との出会いに乾杯!
でもエロ姉ぇに懐きまくるオレの姿に、湖宵は一抹の不安を感じているみたいで……。
「エロ姉ぇのこと、好きにならないで」
ある日の放課後、超真剣 ・ 超必死な表情でこう言われた。
夕暮れの教室、二人きりで、というシチュだったからだろうか? 切迫感を通り越して悲壮感すら感じた。
「大丈夫、大丈夫! エロ姉ぇに恋なんて絶対しないって! 彼女は鑑賞用さ!」 (失礼の極み)
「ハ、ハアアァァ~……よ、良かったぁ~……ホッとしたよぉ~。いや、でも出来れば鑑賞もしないで欲しいんだけど……!」
渾身の溜め息をを吐き出す湖宵。
まずかったな~、ここまで心配をかけていたなんて。
いや、でも考えてみれば、それも当然か。
何しろエロ姉ぇのヤベぇウワサ (週8ラブホ通い) はガチらしいからな。本人が認めているんだもの。
幼馴染みが恋愛クソ地獄に堕ちそうになってたら、心配で夜も眠れないよ。
湖宵にはかわいそうなことをしてしまった。なにかお詫びを 「ウッフフ~ン♡ 見てるダケで満足なのぉ~ン? お触りしても ・ イ ・ イ ・ の ・ よォォ~ン♡」
「ヤベぇ! 鑑賞用が干渉してきやがった! ズラかるぜ! 湖宵!」
「合点承知ィ! 三五!」
スタコラサッサ~ッ!
フゥ、未知のエリア♂️×♀️に連れていかれるトコロだった。
流石の三五さんもそんな爛れた恋愛はゴメンだぜ。
…………とは言え、だ。
何故だろう、趣味を思いっきり楽しんだ後はカラダがアツい。いや、アツ過ぎる! 火照りまくる!
ワケのわからない衝動に突き動かされて、ジッとしてなんていられね~!
こうなったらヤるコトは一つ!
「うおおぉぉ~っ! ランニングするぜ~っ!」
ズドドドドドドド~~ッッ!!
走る! 走る! 走る! 走る! 走ぃぃる!
身体が痛い! 酸素が足りん! 肺が破れそうだ!
それでも! 気持ちが抑えられ~んっ!
噴き出す汗を置き去りにして! 走れ! 三五!
「貴君、なかなかにアツい走りだな」
「フッ、しかし、何ともデタラメな走りよ」
「ハァッ! ハァッ! な、何だ貴様ら!?」
並走してくる二人の少年に両側から挟まれる。
彼らはどうやら双子の様だ……いや、それよりも何故、涼しい顔をしていられる!? こちとら全力疾走してるってのに、余裕でスイスイついてこられるんだが!?
「それは我らが全国制覇を成す男達だからよ!」
「すなわち帝栄須高校インターハイ優勝! 栄光を導く新星、それが!」
「「我ら、隼兄弟よ!」」
「おぉ~っ!」
なぁんてデッカい看板を掲げやがる!
てか、同じ高校だし。しかも同級生っぽい?
「貴君も陸上部に入らぬか?」
「正しい走り方を覚えれば、もっと速く、もっと遠くまで駆けられるぞ」
「えぇ~? どうしよっかなぁ~?」
ぶっちゃけ、まんざらでもない。
オレ、コイツら気に入った。夢に燃えていてカッコイイ。それにあのスイスイ走りにも憧れる。オレもスイスイ走りたい!
う~ん、でもな~、部活動に入ったら湖宵が寂しがっちゃうかもな~。
「ハァッ、ハァッ、ぜぇ~っ、はぁぁぁ、さ、三五、陸上部に入れてもらいなよ……そんなメチャクチャな走りしてたら、身体ブッ壊れちゃうよ……ボクのがね!」
こ、湖宵~っ!? ヘロヘロのボロボロになってる!?
暴走三五さんの後を必死に追いかけてきたからだ!
ゴ、ゴメンよっ! 湖宵ぃ~っ!
てなワケでオレは陸上部に入ることになった。
湖宵もマネージャーとして一緒に。
ウチの陸上部は真剣度が高いから、選手になるのはちょっと厳しそうだ。だからあんまり楽しくないかもな~、と思っていたが大きな勘違いだった。
隼兄弟は丁寧に走り方を教えてくれるし、周りの仲間達も親切だ。
「三五スゴ~い! 計るたびにタイムが伸びてるよ! カッコイイ~!」
「そ、そうかな湖宵~♪ ヘヘ! へへへ!」
まぁ初心者だからね。そら伸びるわな。
でも気持ちいい~! 最高~!
隼兄弟のレベルの高い走りにも刺激を受けるしさ、本当に良い環境だよ。
やっぱ出会いだね。出会いが人を成長させるのさ。
エロ姉ぇのQ極NBをネットリと鑑賞し、火の点いた身体を陸上部でバチバチに鍛え上げる。
そんな充実した日々が一年も経った頃、新たな出会いがオレを待っていたのさ!
本日は入学式。
新入生がわんさか入学して、ついにこのオレも! 先輩になる時がやって来たのだ! 楽しみだぜ~!
「ハァイ♪ 三五きゅん♪ ウチの妹チャンを紹介するわン♪ さぁ、おいでなさ~いン♪」
おお! 初めての後輩はエロ姉ぇの妹さんか! 一体どんな娘なんだろう? 期待感、高まるぜ!
「ンフゥン♡ お目にかかれて光栄デスわン♡ エロ兄ぃ様♡ おウワサ (良くも悪くも) はかねがね……♡」
「ウフフン♡ ウチの妹の ちぃちゃん よン♡ どうン? なかなかのNBだと思わな~いン? ソ ・ ソ ・ る ・ でしょぉン♡」
「おぉ~! エロ姉ぇに似てる!」
「似てるっちゅ~か、見てくれも中身も、ほぼほぼ瓜二つじゃん! あと、三五をエロ兄ぃ呼ばわりすな!」
「何言ってんだよ湖宵~! 全 ・ 然! 違う魅力があるじゃないか!」
「さっすが三五きゅん♡ 違いのワカるオトコねン♡」
確かに妹チャン……ちぃちゃんはエロ姉ぇと同じ改造制服に身を包んでいるし、髪型だってお揃いだ。
お姉ちゃんのことが大好きで、少しでも近付きたい! って気持ちがヒシヒシと伝わってくる。
その甲斐あってか、彼女は姉によ~~く似ている。
だがね~、毎日エロ姉ぇウォッチングを欠かさないオレには一目でわかっちゃうんだなぁ。
エロ姉ぇは完璧な存在さ。
Q極NBしかり、立ち居振舞いしかり。
自信満々っプリがオーラとなって表れてる。
ちぃちゃんは未だその域には達していない……が、逆にソコがイイ!
完成されてない青き美を感じる! 未完成とは可能性の塊、つまりフレッシュだってことさ!
まるで二年前にタイムスリップして、新入生だった頃のエロ姉ぇに出会ったみたいなフシギ ・ センセーション!
初々しいね~! グッとクる~!
「エロ兄い様♡ ちぃの努力の結晶、とくとご覧あれ♡ デス♡」
許可が出たぜ、ありがてぇ! それじゃあ、ジ~ックリと拝ませてもらうとするかな!
努力の結晶……つまりはダンスとNBをよォ!
「タラララ~ン♪ ランランラン♪ くるる~ン♪」
ゆったりとしたリズムでたおやかに踊るちぃちゃん。
ダンサブルな姉とは違うね。これまた新鮮でイイ感じ。
それにね~、激しく動かないということは、バストのポヨンポヨンやヒップのプリンプリンもエロ姉ぇほどではないということで……。
もどかしいじゃね~か! この小悪魔チャンめ!
クッソ~! こうなったらガン見しまくってやるぜ!
「ラ、ラララン♪ く、くるくる~♪」
ヒラリンッ♪
「うぉぉっ!」
今、スカート (折りまくり・超ミニ) めくれた! 下はスパッツだったけど!
残念だったねって? 何言ってんだい! まるっと露になったおみ足の白さ、繊細さといったら! 思わず歓声を上げてしまったぜ!
おみ足も美しいが、細~いウエストもまたイイネ。
ヘソ出しお腹もスラッと二の腕も、見ただけでわかる。ありゃスベスベですわ。
全体的に無駄なお肉がついてないカンジ。同時に出るトコも姉よりワンランク控えめだ。
オトナなエロ姉と比べると、まだまだ未完成 ・ 未成熟なちぃちゃん。
だけどそれはエロ姉ぇよりも魅力がないという意味では断じてない。
ソレはソレでイイ!
ソレもまたイイのだ!
「ちぃちゃん、可 愛 い なぁ……!」
絞り出すような感想だった。
「ぴ、ぴぃっ! そ、そ、そんなぁっ♡ デスっ♡」
おや、どうした? 動きが急にぎこちなくなったぞ。顔も赤くなって、もしかして風邪ひいた? こんな一瞬で?
「そ、そんな真剣な瞳で見つめられるなんてッ♡ 可愛いだなんてッ♡ ちぃ、ちぃ、恥ずかしいデスぅぅッ♡」
な、何ぃぃっ!? 恥じらいだとぉぉっ!?
胸の谷間もクッキリ! おヘソもフトモモも丸出し! こ~んな露出度クソ高なエロい格好をしてるのにか!?
いや、でも、そうか……! 彼女はついこの間まで中学生! そんな概念を持ち合わせていてもおかしくはない……!
か、可愛いじゃないか! この娘、可愛いじゃないか!
エロい! 可愛い! エロ可愛い!
高波 三五、未知の感情が芽生えたぜ。
「エウレカ!」 と叫びたくなっちゃうネ。
「ちぃちゃん……いや、君は今日から “エロちぃ” だ!」
「あぁっ! エロ兄ぃ様ぁっ!」
「オレと君、君のお姉さんを合わせて “エロい三連星” ってトコロかな!」
「オイ! トコロかな! じゃねぇぇっ! そんなワケわからん異名を名乗るなぁぁ!」
メキメキメキィッ!
痛い痛い! 湖宵の爪がオレの肩に!
えぐれる! 肉がえぐれるぅぅ!
「フフゥン、なかなかのモノねぇン♪ ちぃちゃん♪ だけどまだ! 激しさ、刹那さ、コク、まろやかさ……何よりバイオレンスさが足りないわァァン♪」
ポポポ~ン! (脱衣)
「おぉっ! 今日のエロ姉ぇは本気だぜ!」
ストリングビキニ水着に秒でチェンジ! 色は情熱の赤!
躍るバストが真っ赤に燃えるぜ!
エロちぃのダンスが草原に吹く薫風だとするなら、エロ姉ぇのダンスはオトコの本能を呼び覚ます大噴火だ。
エロ姉ぇの芸術的☆Q極NBが惜し気もなく晒され、狂おしく舞い、踊り、乱れ咲かんというのか! (学校の敷地内で)
「真打ち登場ってか! コイツを待ってたぜ~!」
「キャ~♪ お姉様~♪ 今日もキレッキレ♪ デス♪」
仲良く盛り上がるオレとエロちぃ。
相乗効果でボルテージが更にアガるぅ!
なんかオレ達、気が合いそう!
「ヤラせるかよ……! こ~なりゃ、ドイツもコイツも八ツ裂きにシてヤる……!」
ヤベぇ! 湖宵が闇に呑まれた!
ハイスペック王子 ・ 湖宵がその気になれば、血の惨劇は不可避だぜ! それは困る! NBが堪能出来ないから!
しかぁし、高波 三五は狼狽えない。
絶大な “暴力” に暴力で対抗するのは愚の骨頂。
「湖宵……」
ギュッ。
「はわわわわ……! う、後ろから抱き締めるなんて……!?」
暴力より強くて果てしないモノ。
それは愛。
オレはコイツで戦うぜ!
「湖宵、オレはエロ姉ぇのエロエロNBが弾けるトコロが観たいんだ……! だからオレの腕の中でジッとしていて?」
「チクショ~! 言ってる内容はクソなのに、ハグとボイスが甘過ぎて逆らえないぃ! 覇気が、覇気がナヨるぅ~!」
「キャァ~♡ お兄様達のイチャイチャっプリとお姉様のダンス♡ どちらも激アツでお目々が離せマセん♡ キョロキョロちぃちゃんデス♡」
「ウフフ~ン♡ 魅せて魅せて魅せつけまくるわよォ~ン♡」
春、それは出会いの季節。
出会いには人を変える力がある。
実際、オレは陸上部の仲間達 (良い影響) やエロ姉ぇ (悪い影響) に出会って変わった。
エロちぃという仲間が新たに加わることで、きっと新しいオレにも出会えるに違いない。
あぁ、明日が楽しみだ! どんな毎日が待ってるだろう! 待ち遠しいぜ!