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幼馴染み♂「今からQ極TSカプセルで♀になりマース♪」  作者: 山紫朗
【IF話】 もしもQ極TSカプセルが誕生しなかったら
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エロ姉ぇすと~り~ ・ エロ姉ぇ視点 えぴろ~ぐ  エロ姉ぇルート

※エロ姉ぇ視点です。

 色々な事が一段落着いた頃には、ウチのお腹は目に見えて大きくなってきてたのン。


 「フッフッフフ」


 マタニティドレス姿のウチを見て、満足そうに笑う三五きゅん。


 う ・ う~ン、自分の行動の結果をちぃ~とも悔やんでないっぽいン!


 なぁ~んでぇ~? とまぁ、かく言うウチも不安とか悩みとか、特に感じてはいないのよ~ン。他の女の子にちょっぴり妬いたりはするケド。

 毎日ほぼほぼ幸せ~なキモチで満たされちゃってるのン♪


 でも、それってフツ~に考えてオカシイでしょン?

 高校卒業するかしないかのタイミングでママンになる、っていう激ヤバな状況なんだからン。


 ウチもねン? 頭ではキチンと理解してるのよン。してるケドも……ココロがポワワ~ンとして、危機感がちぃ~とも沸いてこないわぁぁン。


 カラダとココロのギャップに違和感マシマシ? ジグソーパズルのラストピースがパチリとハマってくんない~的なン。ムズムズしちゃぅぅン!


 三五きゅんはそこんトコど~なのン?

 ウチとこ~なったコトにマジマジガチで1Å (オングストローム) ぽっちの後悔も無い! って言い切れるのン? ど~なのン!?


 「後悔なんてするワケないジャン。オレは常識人なんだぞ」


 「ぅえええええええぇぇぇぇぇぇぇ~~ン?」


 ノ、ノータイムで断言しよったわン、この(ヒト)

 

 三五きゅん曰く、ヤレばデキるなんて子供でも知ってる当たり前、覚悟の前でウチを抱きまくったに決まってる! とのことン。あ、もちろん避妊はしてたケドねン。



 「オレは最っ高に嬉しいよ。エロ姉ぇと結婚出来るなんてさ。例えデキ婚だろうとね」


 

 ド ッ ッ ッ キ ン !


 いいい、言ったン! 決定的なセリフぅン!

 コレもう言質よねン!? ウチのコト好きっていう明確な証拠よねぇン!?


 「もちろん。今はもうカラダだけが目当てじゃない。ココロも同じくらい大好きさ」


 愛の告白キタァァン♡ ア ・ ア ・ アァ~ン♡

 人生で一番レベルで嬉しいィィィ~ンッッ♡♡


 お顔が真~っ赤になっちゃって、表情筋が赤ちゃんみたいなキャッキャ顔で一生固定されて元に戻らないィィンッ♡


 イヤイヤッ♡ 三五きゅん、恥ずかしいからジロジロ見ちゃイヤッ♡ 面白そうに笑っちゃイヤッ♡


 ああ、三五きゅんってホントにウチのコト好きだったのねン。

 いや、ハートにはちゃ~んと伝わってたケドねン。


 でもね~、キチンと言葉にしてもらうと、やっぱ違うわン。胸のモヤモヤがス~ッと消えちゃったン。


 同時に魂で理解したわン。

 三五きゅんが後悔しないのはウチを愛しているからン。

 だからあんなに必死でパパンを説得してくれたり、今も進行形でパパンになる為のお勉強とか色々頑張ってくれてるのねン。




 三五きゅんのアツくてひたむきな姿はなんていうか、とっても尊くて……美しい、と強く強く思ったのン。


 

 パチリ。


 ラストピースがハマった音がしたン。


 ああン……そうね、やっぱりそうだったのねン。

 実はねン、前々から薄々気付いちゃってたのン。その微かなギワクが今、確信に変わったわン!


 

 ウチを愛する三五きゅんが放つ輝き……それこそがこの世の何よりも美しいってン。

 

 ともすれば、いえ、間違いなく、磨き抜かれたオンナのカラダ……Q極 N(ナイス)B(バディ) よりもン。



 この世で一番美しいモノって……もしかして……。



 愛ン?



 ……………………………………………………。


 

 え゛ っ ?


 え っ え ~ っ ! ?


 ウソウソマジィィン!? それってウチの半生をまるまるっとひっくり返しちゃう、トンでもない気付きなんですケドぉぉン!?


 でもでも、ストンと腑に落ちちゃったン。


 だってだって、大きくなったウチのまんまるお腹チャン。スッッッゴく美しく感じるわン。


 それってそれって、ウチと三五きゅんの愛♡ の結晶だからよねン♪


 そしてウチへの怒りをグッと呑み込んで、お腹の子を気遣ってくれた湖宵ちゅわンに彩戸(さいど)サン。

 三五きゅんを厳しく叱って、最後には優しく導いてくれたお義父様ン。

 産婦人科まで付き添ってくれたお義母様ン。


 み~んな、愛に満ちてるン。

 み~んな、美しいィン。


 ウチ、勘違いしちゃってたン。

 ウチの人生のピークはQ極NBを保てる、ほんのわずかな期間なんだってン。

 花の命は短い、って言うでしょン?


 違ったのねン。


 周りの人に感謝して周りの人を思い遣って。

 誰かを愛して誰かに愛される限り。


 人は美しく()れるのねン。


 おばチャンになっても、それこそシワクチャのおばあチャンになったって、幸せに生きられるのねン。



 ……………………………………………………。



 ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ン゛!


 だとしたら今までのウチの乱痴気人生(ライフ)がとたんに黒歴史と化すんですケドぉぉぉぉン!


 特にラブホ通い ➡️ 妊娠までのくだり! ブッッサイクな生き方にも程があるわァァン!

 パパンを困らせまくって、あんなにも憔悴させちゃってン!

 天使みたいな湖宵ちゅわン ・ 女神みたいな彩戸サンを超嫉妬鬼子母神化させちゃってぇン!

 いつもはお優しい皆々様ンをテンテコ舞いの怒らせ舞いさせちゃってン!


 あ゛あ゛あ゛ン゛。

 愛すべき皆々様ンからのウチへの信頼度なんて底 ・ 底 &(あ~んど) 底値よねン。


 今から汚名返上してカワユイお嫁サンの地位を得るン! ……なんてのは、もしかしなくても見果てぬ夢、なのかしらン?


 だってだってぇぇン! ウチってば、未だに三五きゅんにフシダラなオンナだって思われてるんだものォォン!


 「流石のエロ姉ぇでも妊娠中に他の男と遊んだり出来ないだろう?」


 ね゛え゛え゛え゛ぇン゛! ちょっとぉぉぉン!

 今までの行いのツケが巡ってきてるン! 因果応報ぅン!


 「ウ、ウチ、三五きゅん以外の男の人と遊んだりなんかしないわンッ!」


 「ハッハッハ (笑) またまた~ (笑)」


 か、悲しみィィィィ~ンッ!

 1ピクセルも信じられてないン (泣) 夫婦になるのよぉぉン!? ウチ達ぃぃン!?

 ってゆ~か、そんなシリガ~ルとよ~く二世の契りを交わそうだなんて気になるわね、この(ヒト)ン。


 「ウチ、ガチで三五きゅんとしかシてないからン!」


 「ウッソだ~、だってラブホの部屋に入るなり、手際良くムーディーな雰囲気作りとかしてたじゃん。ミラーボールとか照明とか操作してさ。あんなの初見じゃムリだろ」


 あっあン! ラブホマウントを取りたくてつい……!


 あと他にもラブホのお部屋にスロットマシンがあるの、な~んでだ? (ヒント : 自動精算機) みたいなオモシロ ☆ ラブホQUIZとか、あるあるネタとかでウケ狙いしてたぁぁン!


 ウチのアホアホ! お調子ものン!


 違うの違うの三五きゅんっ! 聞いて聞いてぇン?


 ウチはね、ラブホはハジメテじゃなかったケドぉン! 初体験はアナタなのぉン! お願いっ、信じてぇン!


 …………………………。


 ン゛モ゛ぉぉン゛! 自分で言っててサイアク!

 ウチならそんなコト言うヤツ、一生信用しないわン!


 どうすれば……ううン、そう、こんな時こそ……愛よン!


 ウチのハートに確かに実在するこの愛を! 三五きゅんに示して示して示し続けて! その美しさをもって信じてもらうしか道は無いわン!


 第一弾は真実の言葉! すなわち愛の告白ぅン!



 「ウチ、ウチ、三五きゅんのことが、す、す、好きだから……大好きなんだからぁン!」



 ど、どもっちゃったン! うぅ~! 恥ずかしいぃぃン! 顔がアッツ~いン!


 考えてみたら、三五きゅんへの気持ちをこんなにもハッキリと口にするだなんて初かもン。

 こんなにも照れ臭いモノなのねン。


 けれど勇気を振り絞った甲斐あって、ウチのハートは三五きゅんに届いたみたいなのン。


 カレはプルプル震えるウチに優し~くキスをしてくれたのン。


 んああ、アッツいン……。

 い、今まで当たり前みたいにしてきたケド、キスってヤバいかもン。

 心臓バックバクで頭がクワンクワン回っちゃうぅン。

 こんなスッゴいの、絶対絶対ぜぇ~ったい、三五きゅん相手じゃなきゃ、ムリムリ不可能なんだからねンッ。


 ね? ね? 信じてくれるン?


 「フッ、信じようが信じまいが、ヤることは同じさ」


 「ふぇ?」


 

 「何故なら! このオレ、高波 三五は! 全身全霊で! エロ姉ぇのカラダを! カレンさんのココロを! 愛して愛して愛し抜くと! 魂に誓ったからだァァ! 閉 経 す る ま で なァァァ!!」



 「ヒイイィィン♡ ヒイイイィィ~ンッ♡ そ、そんなァァァンッ♡」


 三五きゅんの愛、パワープレイが過ぎるぅぅン♡

 だからムリだってぇぇン! イノセントな愛の美しさに目覚めた今、男女が織り成す愛の営みの生々しさたるや……! てゆか、もしも裸を見られたら、って想像するだけでウチはもう……!


 ヒイィィィィ~ン♡ 死にゅぅぅぅン♡


 誘 惑 ! ?  ラ ブ ホ ! ?

 ちょっと前までのウチはマジで頭オカシイわンッ! あんな、あんなカゲキで、エ、エ、エッチな……キャアアァァ~ンッ♡



 「お願い三五きゅんっ♡ 許して許してぇン♡ ウチ、絶対絶対ぜぇ~ったい三五きゅん以外の(ヒト)になびいたりしないからン♡ 一生アナタだけを見つめているからぁぁンッ♡」



 ウルウル涙目 ・ 上目遣い。両手をギュッと組んだおねだりポーズで懇願してみたわン。

 ちょっぴり生命の危機を感じたからねン、こっちも必死よぉン。


 「クヒヒヒ♡ カワイクおねだりなんかしちゃって、ソソるじゃないかよ、あ~ん? まったく、相変わらずのエロサキュバスっプリだな♡ 赤ちゃんが産まれたら覚えてろよ♡ クックックッ♡」


 目をギラつかせて舌なめずりする三五きゅん! ヤバァァい! 逆効果ァァン! かえって獣欲を刺激してしまったわン!



 人々の心に普遍的に存在する、愛。

 素朴なその輝きに、Q極NBをも越える美しさを発見したウチ。


 新たなる美の追求への道を阻む存在ン!

 それがエロエロ狼チャン ・ 三五きゅんビーストだなんてン! なんという運命の悪戯(イタズラ)ン!


 夫婦になるのにイマイチ心が通ってないわン、ウチ達ィィン!?


 クッ! で、でも仕方ないのよン。


 元はと言えば、ウチがご自慢のQ極NBを魅せて魅せて魅せつけまくって、エロエロエロエロ誘惑しまくったのが悪いんだからン。

 青少年チャンの性癖チャンも歪もうってモノよン。


 初めて会った時の三五きゅんはそりゃ~もう、ピュアッピュアだったんだからン。


 わかったわン。責任、取るわン!

 エロスよりもアツく、NBよりもQ極な愛のパワーで!

 その歪み、矯正してみせるわン!


 それだけじゃなく、ちゃ~んと周りの人達を大切にして、一生懸命に生きるのン。


 美しい人生(ビューティフルライフ)で三五きゅんを魅了するのよン!


 手と手を取り合い、ウチ達は二人で……ううン、愛しのベイビーちゅわンと三人で♪ 美し~くハッピィな日々を歩んでゆくのよン♪ ねっ?


 あぁ、胸があったかぁいン。

 溢れだす愛を言葉にせずにはいられないン。


 

 「三五きゅん、好きよン。誰よりも愛してるわン」


 

 「カレンさん、オレも好きだよ。キミと結婚する日が待ち遠しいよ」


 

 ホラ、ウチの愛が伝わったわン。


 三五きゅんの笑顔、キラキラキラキラ、お星様みたいに美しぃン♪

 カレの瞳に映るウチも、きっとこんな風に笑えているのねン♪


 「あ~楽しみだな~、新婚初夜♡ 朝までた~っぷり可愛がってヤるぜぇ~♡ ウッヒヒヒィ♡」


 アッ!? ヤバいわンッ!? カレったら、愛より欲望の割合がいささかデッカいン!


 あ、朝までコースの新婚初夜ン……!?


 ヒイイィィン♡ ダ、ダメだからァァン♡

 頭アヘアヘ☆パッパラパ~になっちゃうぅぅン♡

 そんな生き方、美しくないからァァン♡


 こ、こ~なったら徹底抗戦よン! 三五きゅんの迸る欲望とぉぉン!

 ウチ達の戦いはこれからよンッ!


 フッフ~ン、でも三五きゅんに勝ち目なんてないんですからねン♪



 光輝く未来、きっとそれが何より美しいからン。



 愛よ、ウチに力を貸してン!


 どうかウチと三五きゅんがおばあチャン、おじいチャンになっても、ずっとずぅ~っと仲良く、幸せに過ごせますようにン♡



 

 エロ姉ぇすと~り~ ・ エロ姉ぇ視点 END.

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