エロ姉ぇすと~り~ ・ エロ姉ぇ視点 ⑧ 人生最幸の日々~! あっれ~ン? ウチの幸せってまだまだ続いちゃうのン? エロ姉ぇルート
※エロ姉ぇ視点です。
ウチのココロが千々に乱れよ~がど~なろ~が、お構いナシに時は移ろい行くン。
そしてウチを取り巻く環境はハイスピードで変化していったのン。
当然よねン、あと数ヶ月もしたらウチと三五きゅんの赤ちゃんが産まれちゃう……ってゆ~か、無事に産んであげなくっちゃならないんだからン。
するべき事は山積みン。
てなワケで、三五きゅんのご両親に妊娠のご報告をした夜から、これまでの経緯についてお話していくわねン。
三五きゅんとお義父さまンはお車でウチを家まで送ってくれたのン。
そしてその足でウチの両親にご挨拶をしてくれたのよン。
「この度は誠に申し訳ございませんでしたッッ!」
ってゆ~か、初手土下座!?
愛する男とお義父さまンがウチの家の玄関の土間でぇン!?
い、いたたまれないン! ごめんなさいぃン! ウチが悪いのにぃぃン!
「…………良いんだよ、どうせウチの娘から誘惑したんだろう」
パパンもパパンで心が死んでるぅぅン!?
てゆか、パパンってこんなに痩せてたン? 頬もこけちゃってゲッソリしちゃってるようなン……?
もしかしなくても積年の女関連ストレス + 娘のラブホ通い ➡️ 妊娠 = 心痛Tコンボのせいなのねぇぇン!?
さ、流石に罪の意識を覚えるわン……三五きゅんに夢中になり過ぎて、たった一人のパパンをないがしろにしてしまっていたなんてン……!
ああぁン! ダメな娘でごめんなさいぃン!
「カレンさんとの結婚を認めてください!」
キュウゥゥンッ♡♡
アッ ⬆️ ア~ ⬇️ ン♡
三五きゅんの言葉で罪悪感よりデッカい幸せチャンにッ♡ 包み込まれちゃうのぉぉ~ン♡
ウチのアホアホ♡ 現金で卑しいオンナッッ♡
「君ねぇ、ウチの娘と一緒になんかなったら、人生メチャクチャになるよ?」
「そんなコトありません! (断言)」
「まあまあ、自分の娘をそんな風に言うモンじゃありませんぜ?」
「君らは知らないんだよぉぉ! 豊四季家の女のアグレッシブさをぉぉぉ!」
三五きゅんとお義父さまンによる説得は深夜にまで及んだ……らしいのン。(妊婦さんはあったかくして寝てろって言われちゃったン)
なんでも憔悴しきったパパンの心をアツく ・ 優しく ・ 力強い言葉で解きほぐしたんですってン。ママンとちぃちゃんが教えてくれたのン。
「ンフフ♡ カレンったらオトコを見る目があるわねェ♡ アツさはエロさに通ずる (持論) からねェ、きっとベッドの上でもスッゴいんでしょうねェ♡ 気に入ったわァ♡」
「あの方が三五お義兄様♡ お姉様へのアツい想いが遠目からでもひしひしと伝わってきマシた♡ 想像の100倍ステキな方デスね♡」
なんか二人とも三五きゅんのコト、ハチャメチャに気に入ってるゥゥン!?
家族として仲良くなれそうなのは良かったケド……必要以上に仲良く (意味深) サレちゃうのも考えモノよぉン!?
ま、まあ激しい衝突やギスギスしたり~、みたいなのが無かったのは良かったわよねン。
……ウチの家族に限っては、ねン。
「エロ姉ぇぇぇぇっ! あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
「アンタって娘はぁぁぁ! う゛う゛う゛ぁ~っ!!」
湖宵ちゅわンと彩戸サン、大 ・ 大 ・ 大 ・ 大 ・ 大激怒ン!
当然よねン。彼女達にとっては一番大切な男を奪って、あまつさえ若くしてパパンになるという大変な運命を背負わせてしまった憎きオンナなんだものン、このウチは!
ブン殴られても一切文句言えないわン。
「殴ったりするもんかぁぁ! お腹の赤ちゃんに何かあったらどうするぅぅ!」
「そうよ! 身体をいといなさい! 薄着してお腹冷やしたりなんかしたら許さないから!」
「や、優しいィィン!? えっ!? 許されてるのン!?」
「許すワケあるかァァ! 赤ちゃんが無事に産まれて! すくすく育って!」
「物の道理がわかる年齢になったら、そのコの許可を得てオシオキしてやるわ! 首を洗って待ってなさい!」
迂 遠 。 ソレ、積年の恨みってヤツじゃないですかぁ~ン!
未来のウチのベイビーちゃん! どうかママンを守ってぇぇン!
でもなんやかんやで湖宵ちゅわンと彩戸サンもウチの出産をサポートしてくれることになったのン。
煮え湯を飲まされる思いでしょうに……本当に三五きゅんを愛しているのねン。
やらかしちゃった恋人二人への悲喜こもごもを皆様ンがグッ! とこらえてくれたから、ウチ達は身内になれたのねン。
ありがたくって、なんだか胸の奥がギュ~ッてなるわン。
これも愛、なのねン。
産まれてくる小さな命の為に一丸となったウチ達は家族会議を開いたのン。
お医者様の診断を元に、生活環境をどうやって整えるか、とか役所に妊娠届を出さなきゃ、母子手帳ももらいに行かなきゃね、な~んて具合にやる事リストがトントン拍子で埋まっていったのン。
「ホラ、ボクのラウィッターIDだぁぁ! 学校での緊急時には躊躇せずに連絡しろよぉぉ!」
「栄養のある物をたくさん食べなきゃなんだからねぇぇ! 水分も忘れずに採るのよぉぉ!」
こ、この恋敵チャン達ったらン……!
何という献身、何という優しさン。
な、なんかもうウチ、胸が詰まって泣けてきちゃったわン。妊娠の影響で感受性が高まってるのかしらン?
ウッウッウ。グスン、グスン。
……クスンッ! イケないわン、ウチ。
涙は胎教に良くないわン! (恐らくン) いつでも笑顔でいなきゃねン♪
さぁ~て、ステキな皆様ンとお食事会でもっとも~っと仲良くなっちゃうぅ~ン♪
「三五! お義父様の肩を揉んで差し上げな!」
「ヘイ、合点承知ィ! ウワ~! お義父さん、メッチャ凝ってますね!? まるで樫の木みて~だぁ!」
ギュッ! ギュッ! ギュッ!
「クゥゥ~ッ♪ 三五くん、いや、三五! もっと力を込めて揉みたまえ! ちっとも効かないぞっ! このバカ息子めっ♪」
パパンったら生気を取り戻しつつあるン! てか、仮にも娘をテゴメにした相手を可愛がり過ぎン!
フ~ム、新しく出来た義息子がカワユくて仕方がないと見ゆるわン。でも事情が事情なだけに厳しい態度をキープしてるみたいン。
三五きゅんはパパンのことを凄~く大切にして敬いまくってくるわよン。
頑張って厳格な義父を演じてねン、パパン♪
「ンフフ♡ 三五ちゃんったら、ま~た逞しくなっちゃってェ♡ イイわねェ、若いってェ♡」
ペタペタペタペタ。
「ウッス! お褒めに預かり感激の行ったり来たりであります!」
「三五お義兄様♪ ちぃ、お義兄様とゆ~っくりお話がしてみたかったんデス♪」
「おお~、オレもオレも! だってカレンさんに妹が居るだなんて寝耳に水だったもんよ! オレ、キョ~ミシンシン! ちぃちゃんのこと、もっと知りたいな!」
「キャッ♪ お義兄様ったら、ダ ・ イ ・ タ ・ ン ・ デス♪」
ちょっとぉぉぉぉ~ン!? イチャイチャしてるぅぅ~ン!?
「三五きゅんっ! 浮気しちゃイヤァァン!」
「下心とかじゃないって! 好きな人の妹だぜ!? 気にならない方がウソだろ!」
「デスデス♪ ちぃは本気でお義兄様の妹になりたいだけデス♪」
ちぃちゃんの本気はヤバいんだってン!
憧れだけでウチのガチ☆トレーニングについてきた最強妹 ・ ちぃちゃんよン。
ガチで磨き上げた NB でガチ妹ムーヴ?
『お義兄様♡ お背中お流しいたしマス♡』 とかってバスタオル一枚でお風呂場に凸ってきたりしてン……イヤァァァ~ン! ピュアピュア無自覚エロスとか最凶過ぎィィィ~ン!
ペタペタペタペタ。
「ママンもいつまでお触りしてるのよン! 三五きゅんはウチのン!」
「んもう、ケチ臭いわねェ、イイオトコは世界の至宝よォ♡ 少しくらいおすそわけしなさいなァ♡」
「三五きゅんも拒否ってよぉン!」
「いや、オレの筋トレの成果を知ってもらわなきゃいけないかな、と思って。お義母さんに認めてもらいたいからさ!」
何その理屈ン!
う゛う゛~、なんかアッタマ痛くなってきたかもぉン……と、言うよりは、気持ち悪いン。吐き気がするン……つわりぃぃン!
「た、大変だ! カレンさん、安静にしてないと!」
「つわりにストレスは大敵、気持ちを楽にするのが肝要ねェ」
「お姉様~、リラ~ックス、リラぁ~ックス」
「ダ~レのせいで荒ぶってると思ってるのよぉぉン!」
「大丈夫かぁぁ! エロ姉ぇぇぇ!」
「無理は禁物なんだからねぇぇ!」
ワ~ワ~、キャ~キャ~、ドタンバタン。
毎日ワッチャワチャで、も~タイヘン!
加えて体調面でもか~なりキッツい時期でもあったケド、皆様ンに優しくしてもらったら気合いで乗り越えられちゃったン。我ながらビックリン!
これも愛のパワーなのン?
愛って……スッゴいカモぉン!
それは多分、ウチが産まれた時から当たり前に側にあった概念。
でも、三五きゅんや湖宵ちゅわンや彩戸サン……色々な人達の愛に触れて、そのアツさ、奥深さ、尊さにドキドキしちゃってるのン。
愛って無限の可能性があるのねン。
愛ってもしかして、Q極NBよりもン……?