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幼馴染み♂「今からQ極TSカプセルで♀になりマース♪」  作者: 山紫朗
【IF話】 もしもQ極TSカプセルが誕生しなかったら
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エロ姉ぇすと~り~ ・ エロ姉ぇ視点 ⑥ ウチ達はオトナになるン♡  エロ姉ぇルート

※エロ姉ぇ視点です。

 オトコが一人っきりで過ごすドラスティック空間(スペース)

 そ ・ こ ・ に♪

 美しいオンナがしどけな~く舞 ・ い ・ 降 ・ り ・ るン♡


 フワッと漂うローズハニーの香り (シャンプー) にオトコはもうクラクラ♡

 間髪入れずにオンナが小首をカワユくかしげて 「来ちゃったン♡」


 ハイ完璧。

 これ以上劣情を煽りまくる誘惑は存在しないわン。

 露骨ぅン! 露骨なんだものぉン!


 ドキドキドキン! ドッキ~ン!


 あああぁぁン♡ アッ ⬆️ ア~ン ⬇️ ♡


 コレもう 「やっぱ止~めたン☆」 とか絶対効かないヤツ!

 いやいや、もちろんここまで来て、そんなこと言ったりなんかしないわよン?

 『Q極の美を追求する』 というウチの使命には、三五きゅんとのメイクラブ♡が必要不可欠なんだからン。


 でも燃えるココロとは裏腹に、カラダは初体験を前にしてビクビクプルプルしちゃってるン。

 それもまた動かしがたい事実ン。


 豊四季(とよしき) カレンという小さな宇宙の中に。確かに同居してるハズの二つの自己が! ギチギチ! ミチミチ! せ ・ め ・ ぎ ・ 合 ・ うぅ~ン!

 超☆新☆星☆爆☆発☆(ビッグバアァァ~~ン)


 ど、ど~しよン!? (の~)がフリーズして次の一歩が踏み出せないわン!


 「エロ姉ぇっ!」


 ガバァッ! ギュウウゥゥッッ!


 「キャッ♡」


 三五きゅんがウチの(すく)んだカラダを力強く抱き締めてくれたのン。って、アラヤダ! 瞳が燃え滾ってるン! アブラぎった欲望でぇぇン!


 ウチの胸中がどうであろうと、今夜は帰さない……そう目が訴えてるわン!


 「エロ姉ぇ、今夜は帰さない」


 イヤン! 実際に口でも訴えられちゃったン! マジマジヤる気ねン!

 でもそっか、思えば一年間もず~~っとお預け喰わされてたんだものン。これ以上焦らしちゃかわいそうン。

 楽にしてあげなくちゃン。



 「いっぱい愛して……三五きゅん♡」



 「!!! エロ姉ぇぇ~っ! ウオッ! ウオッ! ウオオォォォ~ッ!」


 ズダダダダダダダ~ッ!


 バタ~ン!


 アッア~ン♡

 エロゴリラ化した三五きゅんにお姫さま抱っこされて♡ アッ♡ と言う間にお部屋に連れ込まれちゃったァ~ン♡


 ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ♡

 こぉんなスッゴいパワーで乱暴にサレちゃったら、こ、壊れちゃうぅ~ン!?


 ダメよそんなのン! ウチのQ極 N(ナイス)B(バディ) はこの世の至宝! シロナガスクジラの百億倍の価値があるのよン! (曇りなき瞳で断言)


 こ~こは黙っちゃいられないン! 主導権を握り返してビシッ! と一言!


 「お姉サンが教えてア ・ ゲ ・ ルン♡」


 ……な~んて思ってたら、三五きゅんってば意外にもウチをそ~っとベッドに座らせてくれちゃってン……。


 「ンッ♡」


 優し~くキッスしてもらっちゃったン♡


 とっても熱くって甘ぁぁ~くって、の~みそトロットロに蕩かされちゃってぇン♡

 抵抗する意思まで泡みたいに弾けちゃって、コテン、といとも簡単に押し倒されちゃったのぉン♡


 

 そして幕を開ける二人のハジメテの夜♡



 めくるめく……夢の様な一時、だった、に違いないわン、ウン。


 ……ぶっちゃけウチ、この夜のこと詳しく覚えてないのよねン。

 ほとんど目を閉じて 「三五きゅん、三五きゅぅん」 って鳴いてるばかりだったからン。

 いや乙女かっちゅ~のン!


 でもねでもね聞いてぇン?

 カレってばゴリラパワーを発揮するぐらいムラムラしてるクセに、ベッドの上ではスッゴく紳士なのン♡


 「カレンさん、とても可愛いよ」


 「世界で一番綺麗だよ」


 「いっぱいダンス頑張ってきたんだね、引き締まった身体は努力の結晶なんだね」


 「まるで芸術品だね、カレンさんは(よわい)17にして既に人間国宝だね」


 (あンま)ぁぁぁ~いお声で愛の言葉をジックリた~っぷり囁かれちゃって♡ 恭しい手つきでネ~ットリ可愛がられちゃったのン♡


 三五きゅんによる渾身 ・ 渾霊から絞りたてフレッシュな賛美♡ 称賛♡ 大絶賛♡

 アッアァァ~ン♡

 コレよコレコレぇぇン♡ ウチが求めてたモノはぁン♡


 幼い頃から一日も休む事なく続けてきた研鑽を余す所なくまるっと全~部理解してくれて♡ 認めてくれて♡ 褒め称えてくれまくっちゃうなんてぇン♡


 陳腐な感想になっちゃうケド、ちょ~う幸せン♡ としか言いようがないわン♡


 心臓が爆発しちゃいそうなドッキドキ大興奮 + 大歓喜で快楽物質の嵐が吹き荒れるゥゥ~ン♡


 でもネ! フシギなのン。


 ドキドキと同時にお日様の光を全身に浴びたみたいなポカポカ感、ママンのお腹の中に居るみたいな安心感までもが味わえちゃったのよン。


 これって相手が三五きゅんだから、カレが身を任せるに足る男性だから、ってことなのねン。


 あんまりにも全てを委ね過ぎて、ウチったらいつの間にか眠っちゃってたみたいン。自分でもビックリン!


 

 チュンチュン、チチチ……。


 朝ン。

 お目々パッチリ目覚めた時、正直 「ヤバ!」 って思ったわン。


 初体験は痛いものって言うでしょン?

 そ~れが痛いトコなんて、どっこもないんだものン。

 アレ? ウチ、もしかしてやらかしちゃったン?

 

 不安がチラッと脳裏をかすめたけれど、そんなウチに三五きゅんは暖かく微笑みかけてくれたのン。


 「カレンさん、すっごく良かったよ」


 ああ、良かったン。ウチ、ちゃんとデキたのねン。三五きゅんと一緒にオトナになれたのねン。


 カレの逞しい腕の中で温もりに包まれて、何だかウチ、生まれ変わったような気分。


 いいえ、 「ような」 じゃなく、以前までのウチとは明確に違うン。

 ナニカがってゆ~か、ナニモカモがン。

 新しいウチにバージョンアップした実感がリアルにあるのぉぉン!


 特に精神面(メンタル)ねン。

 心のキャパシティがグ ・ グ~ンと拡がって、オトナの余裕がスゴいのン。

 不安やイライラなんかとはバイバイ☆グッスリ睡眠☆ DE ☆健やか生活♪

 お陰でお肌ピッカピカ☆ピカ☆


 更~にモチベーション ALL() TIME() MAX !

 魂のライフスタイルであるダンスや美容セルフケアなんかはもちろんのこと、お勉強やお料理、お掃除などなどの日々の細々とした雑事に対してまでヤッてヤるぅ~ン! って気に満ち満ちてるのン。

 然るに、毎日毎時オールベストパフォーマンス♪


 完璧美女街道爆進でシン ・ ウチ登場よぉ~ン♪


 これが恋のパワー! 思ってた以上のハイパー効果でウチ、サティスファクション♪


 で ・ も ・ ねン。

 ウチ以上のパワーアップ、てゆ~か変貌を遂げちゃったお方が居られるのよン。



 「鍛えて鍛えて鍛えまくるゼ~ッ! パワーこそ資本!」



 なんか三五きゅんのやる気もメッチャ燃え滾ってるわン。


 最近ジム通いを始めたみたいで、湖宵ちゅわンをパートナーに日々、ハチャメチャトレーニングに励みまくってるんですってン。


 みるみる内にビルドされていくマッスル。

 生まれ変わったカレは磨き上げた美を殊更(ことさら)に強調し、周囲に見せ付けるかの様な服装を好んでするようになったのン。


 学校では素肌にボタン全開半袖制服シャツ (季節問わず) 、スラックスは普通だけど下は裸足に雪駄。

 髪型はオールバック。

 これがシン ・ 三五きゅんのスタンダード ・ ルックよン。


 ちょっぴり威圧感があるってゆ~か、カレ、実際に周囲を威圧してるのよねン。


 「オラオラオラオラ! 物欲しそうな目でチラチラ見てんじゃねぇよ! エロ姉ぇとお近付きになりたきゃ、このオレ様と勝負しな!」


 シュッシュッシュ! シュッシュッシュッシュッシュ!


 シャドー ・ ボクシング。

 「最近ジムでボクササイズ始めたばっかなんだ~」 とか言ってたワリにはミョ~にサマになってるン。

 フォームの思い切りが良過ぎるわン。あんなパンチが顔面にストライクしたら、鼻骨がブチ折れること請け合いよン。


 「い、い、いや、オレら見てないっスよ! エロ兄ぃさん!」

 「スイヤセン! スイヤセン!」

 「エ、エロ姉ぇは兄ぃさん専用っスよ!」

 「こ、怖いよ! あの人、目ぇイッちゃってるよ!」


 ウチの色香を嗅ぎつけたちょ~ちょ(オトコノコ)チャン達を覇気で蹴散らす三五きゅん。


 「ッッシャアァァ! 今日も全員追っ払ってやったゼェェ!」


 この一連の流れ、冗談ヌキで毎日ヤッてんのよン。


 「ウ゛ギィィ! 高波先生、遂に童貞捨てたっキィィ!? 羨ま死刑っキィィ~ッ!」

 「オイラもエロ姉ぇで童貞卒業してぇでヤンスゥゥ!」

 「ワシは! ワシは! 最近のエロ姉ぇを見ておると! リビドーが抑えきらんわさ!」

 「オデ、オデ、哀し~お! もう童貞は厭だお! ア゛ア゛ア゛! 込み上げる破壊衝動! オデガオデジャナクナル!」


 一般男子ちゃん達はすっこんだんだけど、四天王クラスともなると逆に辛抱堪らず食って掛かるみたいねン。 (他人事)



 「テメェらもエロ姉ぇで童貞卒業してぇのか、アァン!? だったらオレと相撲で勝負だ! どっからでもかかって来いやァァ!」



 「「「「エエ~ッ!? マジでイイんスかァァァ~!?!?」」」」


 え゛ 。 いや、良くないわよン!?


 ウチ、今更三五きゅん以外のオトコとか無理ン! てゆか、勝手に人をお相撲大会の景品にしないでよぉぉン!


 そんなウチの常識的な主張は馬耳東風ン。ヒートアップした彼らの心には響かないみたいだわン。


 「モンキー張り手! っキィ!」


 バッチ~ン!


 しかもセメントバトル(真剣勝負)だしン。スッゴい音がしたんですけどン。


 「 † 高波張り手 † !」


 ヴァッチコ~ン!!


 「キャイ~ン!」


 三五きゅんのカウンターの方がエゲツかったわン。首モゲたんじゃないのン?


 一番手のお猿ちゃんを軽~く下し、二番手のヤンスちゃんも一撃でド~ンッ! と土俵の外まで突き飛ばしちゃうン。


 「ウワァァァ! ヒト科のパワーを越えてるでヤンスゥゥ!」


 「次はワシじゃい! 力押しがダメなら……技じゃい!」


 コワモテのワシちゃんは意外にも頭脳派ン。

 小技を駆使して三五きゅんの体力を削っていくけどン……?


 「ダメじゃあぁ! 通用せんぞなもしぃぃ!」


 「ハァッ、ハァッ、次! オデ! かかって来い!」


 「……オデ、息切れした相手にかかって行く、デキナイ。卑怯だお!」


 侍ン。

 オデちゃんってやっぱりケッコ~見所あるわよねン。


 「バッキャロ~! テメェ童貞卒業する気あんのか!? グダグダ抜かしてね~でアツい魂ブツけてこいやァァ!!」


 「オ、オ、オウ! ウ、ウオォォン!」


 ガッシ~ン!


 ガップリ四つに組み合う二人の雄。

 オデちゃんの方が一回りくらい大っきいから不利かと思いきや、三五きゅんは微動だにしないン。


 「ガオォォ~ッ!」


 「ン゛オ゛オ゛ァ~ッ!」


 スッテ~ン!


 何とまあン。三五きゅんったら尋常じゃない気迫でオデちゃんを圧倒して、簡単にすっ転ばしちゃったわン。



 「ハァッ、ハァァッ……エロ姉ぇ、やったよ! オレ、君のことを守ったよ!」



 ま、守ったぁン? んなバカなン。

 自分で賭けの対象にしといて、自分で阻止してんだからマッチポンプじゃないのよン。


 ……ウン。ウチだって理屈ではちゃ~んと理解しているんだけれどもねン?


 キュウゥゥンッ♡


 「嬉しぃぃン♡ 三五きゅん、しゅきっ♡」


 あああぁぁン♡ 感情がぁぁン♡ お姫さま扱いされてメチャメチャ悦んでりゅうぅン♡

 こ、これが恋の弊害ねン!?

 バカデカ恋愛感情ちゃんは大量のの~じるを分泌させて、頭をおバカにさせてしまうのねぇぇン♡


 「さあ、ラブホに行こう! オレの背中に負ぶさって!」


 「ウ、ウン♡」


 もはや逆らえるハズもなく、言われるがままのウチ。


 「待ぁ~てぇ~! そんなの許さないぞぉ~!」


 ドドドドド!


 湖宵ちゅわンが後ろから迫ってくるン。


 「高波 “(sin)” 陰流 † スーパーウルトラ(単純に足が)ハイパーダッシュ(クソ速い) † !」


 ダダダダダダダダ~ッシュ!


 「ああん! 単純に足がクソ速くて追い付けない! 待ってよぉ! 三五のバカ~ッ!」


 スンゴ~いン! 人一人背負ってるのにブッチ切っちゃったぁン!

 初体験を済ませた三五きゅんは常軌を逸しているわねぇン!


 こ~んなビーストなカレに毎日毎日ラブホにお誘いされちゃうトカぁン♡

 ウチ、ドキドキで頭オカシクなっちゃうぅ~ン♡

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