エロ姉ぇすと~り~ ・ エロ姉ぇ視点 ③ ウチ、恋愛にドハマりして何か大切なモノを見失うン エロ姉ぇルート
※エロ姉ぇ視点です。
燃える恋ってのは、ど~やらウチをオンナとしてワンランク上の存在に押し上げてしまったみたいねン。
「エロ姉ぇ! どうか、どうかヤラせてくださいっキィィ! 童貞を捨てさせて欲しいっキィィ!」
「オイラも! ラブホデビューしてぇでヤンスゥゥ!」
「ワシもワシも! エロ姉ぇ、最近とみにエロくなっとるきん! 辛抱堪らんわさ!」
「オデも! ヤリて~お! オデ、オデ、エロ姉ぇとヤリて~ぉぉぉん!」
とある日の放課後。
ウチは童貞達 (我が校四天王クラス) にかしずかれていたのン。
ムラムラ妖気がネットリ漂っているわン。
なかなかの童貞力を持つビンビン男子チャン達ねン。
ここまで将来性を感じさせる男子達から一斉にラブコールされちゃう経験なんて、過去のウチにはなかった。つまり、パワーアップしたウチの魅力にアテられたってコトで間違いなさそうねン。
そして以前までのウチだったら、欲望塗れのネバっこい視線に嬉しくなっちゃって、快くお相手をしてあげていたハズよン。ウチの魅惑のバディが認められたっていう何よりの証拠なんだものねン。
………………。なのに、不思議よねン。
今のうちはね、なんかちょっと……イヤだな、って思っちゃってるのン。
この心境の変化はやっぱり、
「ウチに触れて良いのは世界一のエッチマン……高波 三五きゅんだけよン! 出直していらっしゃいン!」
……ってコトなのよねン。
「ウキキィ!? 高波先生っキィィ!? クッ、悔しいけれど、あ、あの御方には、あの御方だけには……勝てないっキィィ!」
「彼こそはエロスの王子様でヤンス……」
「エロ兄ぃのエッチは天下一品じゃけぇの!」
「オデ、負けを認メル。オデ、オデ、二人を祝福スル!」
悪足掻きなどすることなく、大人しく退散していく四天王。
う~ん、潔し。粗にして野なれど卑ではない、か。やはり将来有望ねン。
ウチ、星に願うわン。カレらがウチとは別のバインバインなエロエロネ~チャンで童貞を卒業出来ますように、ってねン。
さて、カレらのお誘いをソデにしてしまったからには覚悟をキメなければならないわン。
ウチ、遂に! 三五きゅんをラブホにお誘いしちゃうゥン!
二人の関係を次のステップに進めるわよン!
めくるめく一夜を過ごしてオトナの階段を昇っちゃうぅぅ~ン♡
イ ・ ク ・ わ ・ よぉぉ~ン♡
…………などと、意気込んではみたもののン。
「ん? どうしたの、エロ姉ぇ?」
キラキラ、キラキラ。
爽やかな笑顔の三五きゅんを前にしちゃうと、何~故か何も言い出せなくなっちゃったのン。
「あ、あのねン? 三五きゅん、ウチと、えっと、えっと」
あれぇ~ン? ど、どうしてン?
ただ 「ラブホ行きましょン♡」 って言うだけのイージーミッションなのにぃン!?
な、なんかお顔がアツくなっちゃうン!?
「あれあれ? どうしちゃったのかな、カレンさん?」
三五きゅんったら! ウチがウチらしくない時に限って名前で呼んでくるン! 絶妙にイヤンな Timing !
ああん、お顔がも~っと赤くなっちゃって、三五きゅんにニヤニヤ笑われちゃって……。イジワルイジワルぅン!
こ、湖宵ちゅわンは!? 何でこんな時に限って姿を見せないのン!?
早くこのイジワルハニーBOYを連れてっちゃってよぉン!
「クッ、ボクも三五と仲良くお喋りしたいのに……。でも変なコトしてるワケじゃないから妨害出来ない……悔しいっ!」
律儀に順番待ちしてるぅ~ン!?
アラヤダ、湖宵ちゅわンったら恋のライバルにしとくには良い子過ぎるわン。
お陰で三五きゅんにたっぷりからかわれちゃったのン。
誘惑は失敗するし恥ずかしいし、もう散々。
三五きゅんの悪い子ン! 年上をからかっちゃダメなのよン!?
ジト~ッと睨み付けて抗議して (ポーズだけだけど) みたんだけど、
「言いたいこと、何でも言ってくれて良いんだからね、カレンさん」
ですって。
も、もぉ~! 掌の上で転がされてるぅぅ~ン!
ウチってば三五きゅんにちょ~っと優しくされただけでコロッと機嫌直しちゃってぇン! あまつさえ舞い上がっちゃってハッピー昇天♡ 誘惑どころじゃなくなってるしぃン!
………………。でも、ぶっちゃけウチがお誘いしたら三五きゅん、一緒にラブホ行ってくれるわよねン? 100% OK でやった~! って大喜びしてくれるわよねン? その様が目に浮かぶようだわン。
わかってはいるのにン……! 勇気が出なくて口をつぐんでしまうのン。
いつでもOKなら、き、今日は良いかな~ン? みたいに日和ってモタモタ。
伝えられない想いが澱となって胸の奥でモヤモヤ。
な~んなのコレぇ!? ちょ~カッコ悪いン!
こんなの絶対絶対ウチじゃなぁ~いン!
「お ・ 姉 ・ 様♪」
ウチの可愛い妹のちぃちゃん。
ウチのやるコトなすコトにキョ~ミ津々な女の子。
「お姉様、何かお悩みデスか? あっ、もしかして恋のお悩みデスね!?」
ギクリ。
家ではフツ~に振る舞ってるつもりだったのに、お姉ちゃん大好きっ娘の激ヤバ眼力はごまかせなかったわン! てゆ~か内容までバッチリ把握されちゃってるっポイ!?
「うわぁ♪ お姉様の恋のお相手♪ 一体どんなにステキなお兄様なんでしょう♪ お姉様、是非紹介してください♪ 今度のお休みにお家にお招きしてください♪」
「イヤァァァ~ン!」
この娘、ちょ~グイグイくるじゃないのよン!?
ヤバイわン、もしかしてこの娘、既に三五きゅんに憧れちゃってるのン!? (一目見たコトすらないのにン!)
ちぃちゃんの憧れパワーは純真であるが故に強靭かつ鋭利。
グイグイ突撃してくるソレは正に無垢なるドリル。
だってだって、いくらウチみたいになりたいからって、地味~でキッツ~いトレーニングに何年も必死で喰らいついてくるのよン!?
その結果、ウチに準ずる……ってゆ~か、ほぼほぼ匹敵する NB の持ち主に!
ピュアピュアなのにエロエロとか反則でしょぉぉン!?
「イヤァァ~ン! いくら妹チャンでも若いオンナを三五きゅんに紹介するだなんてぇぇ~ン!」
ダダダダ脱~兎!
「お兄様のお名前は三五さま……♪ お姉様、待ってくださ~い! ちぃ、三五お兄様のこと、もっと知りたいデス♪」
ヤァァン! なんか地獄の果てまで追っかけてくるぅぅン!
ウチの恋ってばケッコ~障害あるン!
で、でも負けたりしないわン! ウチと三五きゅんのドキドキでキラキラな日常は誰にも壊させたりはしないんだからねン!
毎日毎日、ウチは三五きゅんにQ極NBを魅せつけて、三五きゅんは諸手を叩いて大絶賛。
盛り上がった二人はダンスルック (髪結んだり、ぶっちゃけ脱衣したり) になってセクシー♡ に踊り明かすのよン♡
マジで巷に溢れ返ってるどの娯楽よりもQ極タノシ~わン♡
正直、湖宵ちゅわンに止められなきゃウチ達、ブッ倒れるまで踊り狂ってるに違いないわン。
そんなプレシャスなダイヤモンドデイズにウチはもう夢中♡ ううん、ウチだけじゃなく三五きゅんもねン♡ 二人のキモチはバッチリ一緒なのよン♡
だって一学期が終わって、夏休みになってからも三五きゅんは毎日ウチと会ってくれるんですもの~ン♡
まずはね~、ダンスのテクを見せつけたかったからストリートダンスバトルを繰り広げてみたのン。
ウチはデニムショートパンツにブカブカTシャツをギュギュッと結んでナマ足ヘソ出し、ポニテも凛々しくガチガチ☆ダンススタイルで挑んだわン。
「Shaking ! Shakiiiiing ! ウ ・ フ ・ フ ・ フゥゥゥン♡ ウチの腰遣いについてこれる~ン? 三 ・ 五 ・ きゅん♡」
「ウオオッ! Synchroしてみせるゼ~っ! 心のバイブが! 全身に伝わってんからよォォ! アオ! アオ! アオ! アオ! アオォォォォォ~ッッ!」
ブンブンブンブンブンブンブン!!
エ、エロッッッ♡ 三五きゅんのへドバン、マジでエロォッッ♡ ウチ、ブチこまれるかと思っちゃったン♡
「だったら豚箱にブチこんでやるよぉぉ~っ! 三五独占禁止警察だオラァァ~ッ!」
湖宵ちゅわンのお出ましでこの日は GAME OVER 。
折角だから三人で映画観てパスタ食べてから帰ったわン。
あとね~、夏と言ったらやっぱセクシーな水着♡ あ~んど小麦色のお肌♡ ってなワケでプールにも行ったのよン。
太陽の下で Let's Party♡ ……とシャレこみたかったんだけどぉン、湖宵ちゅわンより先に監視員さんに見咎められちゃったン。
「プールサイドでバストやヒップを強調する仕草をしてはなりません。小さな子供も見ているんですよ」 だってン。
世間様ってビックリするくらいマトモなのねン。学校でのノリが一ミリも通じなかったのン。
でもでも、お日さまの下で大騒ぎした~い! って欲求が抑えられなかったからァン♪ リベンジしちゃいました~ン♪
超真夏日のクッソ炎天下に噴水広場に集まって、水着で水浴び大ハシャギ♡
レッドのオフショルバンドゥビキニに身を包んだウチはメガ盛りバスト DE 露出度サイキョ~♡
Shining ☆ Feiry ☆ Dancer ☆ カレンさま☆ が公衆の面前で♪ 妖艶に舞うわよぉ~ン♪
「U ・ Fooon♡ きもちぃぃン♡ ちょ~サイコォォン♡」
「ワッハッハ! コイツは COOL だぜ!」
「アッハハ♪ ホラホラ三五! 水しぶきアタ~ック!」
そこかしこから噴き出す噴水にテンションMAX☆ 爽快感ハンパないのン!
盛り上がり過ぎて途中から誘惑とか関係なしにフツ~に楽しんじゃったン☆ いつもならプンプン怒る湖宵ちゅわンも一緒によン。
今回はトクベツに世間様にも許されちゃったン。真夏の太陽は人を大胆にさせるから♪ かしらねン♪
二学期に入ってからもイベント目白押し♪
ワクワクドキドキフワフワ浮わつくカレのハートにすかさずアプローチ! 狙い撃ちにするのよ~ン♪
イベント第一弾は体育祭♪
特注の競技用ブルマを履いてチア ・ ダンス☆
天高くキックキ~ック!
カモシカみたいな美脚で三五きゅんの情欲をそそらせるのよ~ン♪
「ウッフッフン♡ ウッフッフゥン♡ ウッ♡ フッ♡ フッ♡ フッ♡ フッ♡ フッ♡ フゥゥン♡ ハイッ♡」
「ウオ~ッ! エロ姉ぇのフトモモがリズミカルにポップ & ジョイしてるぜっ! フトモモサイコ~ Yeeeeaaaah !」
保護者 + ご来賓御一同様の前でも平常運転なウチ達。
「コラァァ! 三五ちゃん、アンタ公式行事中に大恥晒してんじゃないわよ! お仕置きよ!」
ギチギチギッチィィ! (コブラツイスト)
「ギアァァァ~ッ! イテェェ! 許して彩戸さん!」
誰ン!?
謎の美女が現れて三五きゅんを羽交い締めにしだしたんだけどぉン!?
ヤメテ! 三五きゅんにエロエロ豊満バディをムギュギュッ♡ と押し付けるのはァァン!
「アンタね! 私! の三五ちゃんを誑かすフラチな小娘ってのは!」
「さ、三五きゅんはウチのよぉン! いつもウチのカラダにご執心♡ なんだからァン!」
「黙らっしゃい! そんなモン、お姉ちゃんの極大弟愛の前には塵芥にも等しいわ!」
「お、お姉ちゅわン!? 貴女は一体ン!?」
「私は繊月家の美人お手伝いさん ・ 彩戸 メイ! 只今この時をもって三五ちゃんを巡る恋愛バトルに参戦するわ!」
謎の美女が三五きゅんを抱き締めながら宣戦布告!
「ちょっと彩戸さぁぁん! ドサクサ紛れに三五のカラダをサワサワしないでよっ!」
「却下! エッチな弟ちゃんにお姉ちゃんの匂いをマーキングし直すんだから!」
お手伝いさんなのにお嬢さま♂️の言うことサッパリ聞いてないし!
どうやら彼女は二人にとって実の姉にも等しい存在のようねン。
それでいて彼女は弟を恋愛対象として見れるタイプ! 立場を利用してスキンシップを図りまくって、ちょいちょい欲望を満たしていると見たわン!
ヤバァァい!
三五きゅんは 「踊り子さんには手を触れてはいけない」 という不文律を厳格に守ってるン……つまり、カレったら実はまだ一回もウチのお肌には触りしてないのン!
ウチがムラムラさせるだけさせたトコロを……隙あらばカノジョにパクッ♡ と美味しくいただかれちゃう!? そんな可能性もなきにしもあらずゥゥン!?
「ま、負けないわン! もっとも~っと三五きゅんをメロメロムラムラにしてみせるんだからぁン!」
「良い度胸ね! 返り討ちにしてあげるわ!」
風雲急を告げる展開。
白熱する恋愛模様。
加速するドキドキにのめり込みドハマりするウチ。
恋は人を変えるのねン。
そして盲目にもしてしまうのン。
この時ウチの頭の中からはス~ッポリと抜け落ちていたのよン。
何よりも大事にしていたハズの 人 生 の 目 標 ってヤツが……。