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幼馴染み♂「今からQ極TSカプセルで♀になりマース♪」  作者: 山紫朗
【IF話】 もしもQ極TSカプセルが誕生しなかったら
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エロ姉ぇすと~り~ えぴろ~ぐ  エロ姉ぇルート

 時は流れる。


 高波家と豊四季(とよしき)家は家族会議や食事会などを繰り返して、徐々に結び付いていった。


 「アナタがウチのカレンとデキちゃった三五きゅん? ムッフッフゥ~ン♡ イイわねェ♡ 雄♂️ってのはそれくらい元気ビンビン ⬆️ ⬆️ じゃないとねェ♡」


 エロ姉ぇの母 ・ お義母さんは美魔女だった。

 

 母娘というだけあってよ~く似ているが、歳を重ねただけあってJKのエロ姉ぇとは妖艶さが段違いでスゴい。メッチャムンムンだ。


 あと雰囲気がケッコ~違う。

 お義母さんはショートヘアをビシッとキメて、服装もあんなトコやこんなトコが露出していない (当たり前か) 甘さ控えめ ・ カッコイイ印象だ。

 仕事が出来るビジネスウーマンってカンジ。実際、仕事にバリバリ燃えているらしい。

 お義父さんが勤めている会社に会社に後輩として入社したのが馴れ初めだったそうなのだが、お義母さんはガンガン出世してあっという間にお義父さんを追い抜いちゃったそうな。


 「ムフフン♡ イイおケツねェ♡ 弾力がもうスんゴぉい♡」


 ケツを揉まれとるんやが。

 もしかして義息子としての何かを試されてる? その可能性も無きにしもあらずなので、黙ってされるがままになるオレ。


 「ダメぇぇ~ンッ! ママぁぁ~ン!」


 ガバッ! パフンッ! ムギュギュゥ~!


 「おわっ!」


 エロ姉ぇがダッシュでオレを奪取!

 オレの顔面を胸の谷間に抱き込んでガッチリロック!


 「三五きゅんはウチのものなのぉぉン! いくらママンでもベタベタ触っちゃダメぇン!」


 エロ姉ぇの意外な一面。

 ケッコ~な焼きもち妬き。


 今みたいなカンジでお義母さんと仲良くお話してると、必ずインターセプトしてくるのだ。

 その度にGカップ……いや、どうやらサイズUPしているようだな! Hカップバストに溺れさせてメロメロに悩殺してくれちゃうのだ♡

 全くもう、そんなコトしなくたってオレはいつだってエロ姉ぇ至上主義なのにさ! おトクだから指摘しないけど。



 「ウチの家系は代々、女が強くてねぇ! 私なんかは肩身の狭い思いをしていたもんさ! 窮屈な家を出て、もらった嫁がよもやの女傑!

娘ときたら言わずもがな! 私の人生、女に振り回されてばっかりさ!」


 「ホラ、ドンドン呑みねぇ。呑んで辛い思いなんざ、全部吐き出しちまいな」


 ドヨ~ンとした重苦しい空気に押し潰されそうだったお義父さんも、ウチの父さんと酒を酌み交わすことでウサが晴れて、少しは元気を取り戻したようだった。


 「三五、何してる! 酒が切れてんぞ、台所から持ってきな!」


 「ツマミもだよぉぉ! さきイカをバター醤油で炒めて持ってきたまえ!」


 「ヘイ、少々お待ちをぉ!」


 何にせよ、良かった良かった。



 「ウフフ♡ ステキなお義兄様が出来て、更にはお姉様との間に赤ちゃんまで♡ 家族が増えて、ちぃは幸せデス♡」


 エロ姉ぇの二つ歳下の妹、ちぃちゃんにはずいぶん懐かれた。


 彼女はエキセントリックなエロ姉ぇの妹とは思えない程、常識的な服装で性格もザ ・ 妹ってカンジでカワイイ。


 あんまりカワイイのでウッカリ頭をナデナデしてしまった。


 相手は小さい女の子じゃない、エロ姉ぇと同じくらいナイスバディの立派なレディなのに。


 う~ん、これはイカンよな。昨今ではセクハラ行為に該当するかもしれんし。軽率だよな。


 「アッ♡ ナデナデ、嬉しいデス♡ ちぃ、蕩けちゃいマス♡」


 まさかの好感触(セーフ)! 嫌われてなくて良かった~。

 こんな優しくてカワイイ娘が義妹になってくれるなんてオレ、嬉しいよ。


 「イヤァァァァ~ンッ! イヤッ! イヤイヤッ! 浮気しちゃイヤァァ~ン! 三五きゅんはウチだ ・ け ・ の! ものなのぉぉ~ン!」


 ガババァッ! パフパフンッ! ムギュギュウ~ッ!


 エロ姉ぇってばオレをちぃちゃんから引っぺがして、ま~た幸せの双丘に閉じ込めちゃって!


 暖か~い体温とむせかえるような甘~い香りに包まれて、天にも昇る心地好さだ。

 てゆか、マーキングされてるよねコレ。エロ姉ぇってばマ~ジで構ってチャン。


 だがしかし。天国に逝く前に、ど~しても一点ツッコんどきたいコトがある。


 「エロ姉ぇさぁ! 何でちぃちゃんのこと、紹介してくれなかったの!? 同じ学校だって言うじゃん!? お陰で初めて会った時に大騒ぎしちゃったよ!」


 「あ、あぅぅ……だってぇン……」


 まあ今更だけども。バタバタしてたからツッコむのが遅れちまったい。


 二回目に豊四季家を訪問した時のことだった。


 初回は夜遅く & 土下座凸コンボという失礼にも程がある訪問だったので、休みの日に菓子折りを持って改めてご挨拶に伺ったんだ。


 「初めまして、お義兄様♡ お噂はかねがね……♡ お会い出来て嬉しぃデス♡」


 そしたらまさかの妹登場! 寝耳に水!

 

 「うおおおぉぉぉ~~いっ!? エロ姉ぇって妹居たのかよぉぉ!?」 


 落ち着いてご挨拶するつもりがビビり散らかしちまったぜ! せめて一言教えといてくれよ!

 お互いの身体の隅々まで知り尽くした後に家族構成を知るとか、何もかもアベコベだよ!

 オレって意外とエロ姉ぇのこと知らなくね? って、ちょっとやるせなくなっちゃったよ!


 「だってだってぇぇン! 三五きゅんを獲られちゃうって思ったんだもぉぉン! 現にこのコ、三五きゅんを見る目が雌♀️だもン! ウチにはわかるもン!」


 「んなことね~って! 気のせいだってばよ!」


 「ウフフ♡ お姉様とお義兄様は仲良しさん♡ ちぃも交ぜてください♡」


 「ホラ! ウチと三五きゅんの LOVE ♡ LIFE ♡ に交ざりたいんですって! イヤァァ~ン! 目の前で NTR れちゃうぅ~ンッ!」


 「誰もんなこと言ってね~よ!」


 こんな調子で、毎日がワイワイガヤガヤお祭り騒ぎ。



 更に時は流れる。


 日に日に大きくなってゆくエロ姉ぇのお腹。


 マタニティドレスに身を包んだ彼女がオレん家のソファーにゆったりと腰掛けている。


 「フッフッフフ」


 この光景を見ていたらナゾの達成感が胸にこみ上げてきて、思わず笑ってしまった。


 いや、何も達成していないし、むしろ頑張らなきゃならないのはこれからなんだけども。

 わかっちゃいるけど……フフフ。


 そんな満足気なオレの顔をエロ姉ぇは不思議そうに覗き込んでくる。


 「あの~……三五きゅん?」


 「ん~? なに、エロ姉ぇ?」


 

 「えっとね? 後悔とか……してないのン?」



 「? するワケないジャン。オレは常識人なんだぞ」


 「ぅえええええええぇぇぇぇぇぇぇ~~ン?」


 超納得いってなさそうな顔!


 心外だな~。

 ヤればデキる! そんな当たり前の事を知らないオレだと思ったかい?

 覚悟もバッチリキマってる。

 じゃなきゃこんな大それた事しないって。



 「オレは最っ高に嬉しいよ。エロ姉ぇと結婚出来るなんてさ。例えデキ婚だろうとね」



 「あ、あうぅ……そ、それって、ウチのこと、好きってことなのン? だからあんなに頑張ってくれたってことなのン?」


 「もちろん。今はもうカラダだけが目当てじゃない。ココロも同じくらい大好きさ」 (最低告白)


 「はうぅ!? えぅ、えぅぅ……!?」


 エロ姉ぇの顔がリンゴみたいに真っ赤に!


 「もンの凄く意外な反応! そんなカワイイ表情(カオ)、初めて見た!」


 「イヤイヤイヤァァン♡ 恥ずかしいから見ちゃイヤァン♡ だってだって、三五きゅんから面と向かって愛の告白されるなんて、初めてだったんだもぉぉぉンッ♡」


 ア レ ?


 そ、そうだっけ!? いや、そんなバカな……。


 いや、でも待てよ、そ~いや 「好きだ」 とか 「付き合ってくれ」 とかって口に出して言った覚えがないような……?

 てゆ~かお義父さんには嫁にくれって言っといて、本人にはプロポーズしてね~わ。


 うっわ~! エロ姉ぇに文句言ってたオレの方こそ、デタラメでアベコベなメチャクチャ野郎だった!


 ヤベぇよヤベぇよ……。

 もっとちゃんとフツ~の恋人みたいに順序良く親交を深める必要がある。

 エロ姉ぇの素顔、カレンさんの可愛い一面をたくさん知りたいしな。


 「時間を取ってジックリお話ししたり、お腹に障らない範囲で遊びに行ったりしようね。幸い、今は余裕があるからさ」


 「そ、それってデートぉぉン♡ ド、ドキドキが止まらないぃン♡ って、余裕? それって何のぉン?」


 「そりゃ心の余裕さ。流石のエロ姉ぇでも妊娠中に他の男と遊んだり出来ないだろう?」


 「そ、そんなぁン! ウ、ウチ、三五きゅん以外の男の人と遊んだりなんかしないわンッ!」


 「ハッハッハ (笑) またまた~ (笑)」


 油断させようたってそ~はイカネ~ (笑)


 「ホ、ホントよぉン! ウチ、ウチ、三五きゅんのことが、す、す、好きだから……大好きなんだからぁン!」


 ドキン! と心臓が跳ねて全身が熱くなる。


 不意打ち気味にエロ姉ぇから告白 (考えてみると初めてだ) されて、愛しい気持ちが溢れてしまいそうだ。


 堪らず、オレはエロ姉ぇのスベスベほっぺに手を添えて、プルプル震える唇にキスを落とした。


 「ンッ……♡ キ、キスもね、三五きゅんとだけなんだから♡ だから、ね? ね? 信じてくれる?」


 「フッ、信じようが信じまいが、ヤることは同じさ」


 「ふぇ?」


 

 「何故なら! このオレ 高波 三五は! 全身全霊で! エロ姉ぇのカラダを! カレンさんのココロを! 愛して愛して愛し抜くと! 魂に誓ったからだァァ! 閉 経 す る ま で なァァァ!!」 (史上最低告白)



 「ヒイイィィン♡ ヒイイイィィ~ンッ♡ そ、そんなァァァンッ♡」


 「ハハハ、だけど今は休戦期間さ。元気な赤ちゃんを産むのが第一だからね。ここは夫婦一丸となって頑張っていこう!」


 「夫婦だったら信じてよぉぉン♡ ゆ、許してッ♡ 許してぇぇぇ~ンッ♡」




 オレとエロ姉ぇの物語はここで一旦幕を閉じ、これからはオレとカレンさんの新しい生活が幕を開ける。


 より一層、男に (あと筋肉にも) 磨きをかけないとな!

 完璧な理想の男になってメロメロにしまくってやんのさ♪


 更~にカレンさんのココロも丸裸にしてやるぜ♪ カラダを丸裸にしたようにな♪ (ゲス顔100点smile)


 新生活楽しみ過ぎる~っ!

 うおぉ~っ! 攻めて攻めて攻めまくってやるぜ~っ!



 「や、優しくシてぇぇ~ン♡ お願いなのぉぉ~ンッ♡♡」




 エロ姉ぇすと~り~ END.

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