エロ姉ぇすと~り~ ① エロ姉ぇ、堪んねぇ! エロ姉ぇルート
※もしもQ極TSカプセルが誕生しなかったら。
※もしも三五のシュミが超クッソ最低最劣最悪だったら。
※もしもエロ姉ぇがメインヒロインだったら。
そんなもしもの世界線のお話です。
中学校から高校に進学した時って、世界が広がったような気がしなかった?
自由な選択肢が急に沢山増えて、ビックリしちゃったよね。
アルバイトが出来るようになったり、原付の免許が取れるようになったり。
小さなところだと昼食が給食一択だったのが、弁当とか学食とか好きな物選んでOKになったりしてさ。
何よりも一番大きな変化といったら、やっぱり出会いが増えたこと。
行動半径が広がり地元という小さな垣根を越えて、様々な人達と出会うことになる。
それが高校生になるということだ。
高校という新たな出会いの場で……フフフ、このオレ、高波 三五さんはなんと! 気になる女の子に出会っちゃいました♪
その女子はウチの高校の有名人。
超絶美人で日本人離れしたプロポーションが大のご自慢。
常時パッツンパッツンの夏用制服を着用しつつ (真冬でもだって!) キャットウォークやセクシーポーズをキメて男子生徒を悩殺♡ するのだ。
当校が誇る (誇るとは言っていない) SEXY DYNAMITE !
人呼んで 「エ ロ 姉 ぇ」 !
こ~んなウワサを初めて聞いた日にゃあ、ギャハハハハハハ! と大爆笑。
そ~んな人が実在するんなら、オレに限らず誰でも気になるっつ~のwww
だ ・ が ・ しか~し。
面白半分で彼女を見物に行った時、オレの脳天にズガ~ン! と衝撃が走ったのだっ!
「こ、この先輩、ウワサ通り……いや、ウワサ以上のエロさだぜっっ!」
「ウフフ~ン♡ 新入生ちゃんねン? ウワサが気になって見に来ちゃったのねっ、イイわン♪ ご覧なさいっ♪ アナが開くまでご覧なさぁ~いン♪」
お、お言葉に甘えるぜ~!
フムフム、明るい色のウェービィロングヘアー、ちょっぴりトロンと垂れたお目々に泣きボクロ、鼻が高くて唇もプルップル。
う~ん、大した美貌だ!
何と言っても日本人離れしたプロポーションの見事さといったらどうだい!
バインバインなド迫力バストに、キュキュッと引き締まってS字ラインを描くウエスト、プリンプリンに弾けまくる元気なヒップ。
コイツは凄ぇ! 自慢するだけはありやがる!
冷やかしに来たつもりが Quality Of Body Propotion (以下、QOBP) の高さをまざまざと見せつけられてしまったぜ!
感動させられたまである!
この日以降、オレは教室移動の時とかにエロ姉ぇの姿を探すようになった。
もちろん100%カラダ目当てさ! (曇り無き瞳)
「ウフフン♪ ンフフフフゥ~ン♪」
おぉっとぉ、ウワサをすれば渡り廊下の向こう側ぁ、プレシャスガールが現れたぜっ。
ギリギリまで折られた超ミニプリーツスカートから覗く美脚がシャナリシャナリ、交互に前に出る。
その度にくびれたお腰がクネクネうねり、ボタンが二つも外されたキツキツシャツに包まれたお胸がバルンバルンするのだ。
ちょ~サイコ~! 今日も極上 QOBP !
他の男子は見てないアピールしながらチラッチラしているけども、オレは男らしく真っ正面から堂々とガン見するぜ!
ウ~ム、このアングルだとやはり、迫り来るロケットオッパイにどうしても視線が吸い込まれてしまうぜ。今にも発射されそうだもの!
ユッサ ⬆️ ユッサ ⬇️ と揺れる動きに釣られて、オレの首も上 ⬆️ 下 ⬇️ に動いてしまうぜ。
バッシ~ン!
「コラッ! 三五! 流石に失礼でしょ! いくらあんな先輩でもさぁ!」
痛い! 隣に居た湖宵に肩パンされたんだけど!
てゆ~か失礼!? このオレのどこが!? 何で……ハッ、そうか! 忘れてた! オレとしたことが!
「エロ姉ぇ エロいよ ナイスバディ! エロスの火薬庫 バクニュ~半島!」
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! (手拍子)
ボサッと黙って見ているなんて失礼だった。ちゃんと掛け声を掛けないとな!
「違~しwww バカバカバカ三五っwww」
ズバシズバシィ~ン!
痛っってぇ~! 痛烈な二連撃を叩き込まれたんだけど! 解せね~!
「バカ!? むしろ賢くね!? バルカンとバクニュ~をかけたんだぜ!? メッチャ機知に富んでね!?」
「ド ア ホ ~ ッ w w 公共の場で乱痴気騒ぎすな~っww」
なんか湖宵に 「女体をジロジロ見ちゃダメ!」 って叱られたんだけど。
腑に落ちないオレはエロ姉ぇに 「ダメじゃないよね? 構わんよね?」 と、目線で問う。
「ン ・ フ ・ フゥ~ン♡ アツい声援ありがとねン♡ アナタのお名前、三五きゅん♡ っていうのン?」
ホラ見ろ好感触なんだけど! 名前覚えてもらっちゃったんだけど!
「オレ、高波 三五! よろしくね、エロ姉ぇ!」
「よろしくねェ~ン♪ ンフフン♪ ウチの女体、好きなのン?」
「うん、大好きさ!」
「アホ~ッ! こんな変なオンナと仲良くすな! ホラ、次の授業に遅れちゃうから行くよっ!」
ズルズルズルズル~ッ!
ア~ッ! 引っ張るなよ湖宵~っ!
クッソ~、校内の有名人とお話出来るチャンスがパーになっちまったい。
彼女とは学年も違うし接点ゼロ。
もうこんなチャンスは滅多に訪れないんだろうな~。
と、思っていたんだけれども。
「三五きゅう~ん♪ おっはよ~ン♪ ん~、チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパ♡ チュパッ♡」
ドキドキドッキ~ン!
「ウワァァァ~ッ♡♡ 投げキッスが100回くらい飛んできたァァ~ッ♡♡ サイコ~のおはようだよっ、エロ姉ぇ♡」
「サイテ~だよぉぉ! ボクの三五に近寄んなァァ!」
エロ姉ぇ、メッチャ気さくに声をかけてくれる!
オレもエロ姉ぇを見かけたら積極的に声かけちゃお!
「エロ姉ぇ、ヤッホ~!」
「ヤッホォォ~ン♡ 三五きゅぅ~ん♡」
何だろう? エロ姉ぇってばお胸を両腕で持ち上げて、左右にユサユサしている。
コレの意味するところは……?
「……ハッ! セクシー山脈から山彦が返ってきたって……コト!? やった~! 絶好のハイキング日和だぁぁ~ッ♡」
「三五きゅんとウチの気持ち、ピッタリ通じ合ってるのン♡ 春ねン♡ 春が導いてくれたキセキの出逢いなのねぇぇ~ン♡」
「何だよコイツらぁぁ! 彩戸さん、助けてぇぇ!」
いつから、というのがハッキリ思い出せないくらい自然に。オレとエロ姉ぇは親しくなっていった。
「三五きゅんみたくウチの美貌♡ をドストレートに誉めてくれるオトコノコってちょ~レアなのン♡ もぉっと若い情熱♡ をぶっつけまくって欲しいのォォン♡」
マジで~? 周りの人は面と向かってチヤホヤしてくれたりしね~の?
オレ、何かやっちゃいましたぁ? 他のオトコとは一味違うアピールを無自覚にやっちゃいましたぁ?
へへ、何か知らんがラッキー!
だってさぁ、こ~んなセクシーキレイな人はグラビアとかでもなかなか見ないよ?
仲良くなるチャンスをみすみす棒に振るなんて、周りの男達はバカだよ。草食系ってヤツ? 何で声をかけないんだろう?
「性格がイカレテルからだよぉぉぉ!」
「何言ってんのさ、湖宵! 見てごらんよ、エロ姉ぇの磨き抜かれたカラダを! ここまで研磨するには並大抵の努力じゃ不可能! 彼女の存在価値は肉体にこそあるのさ! 人格が多少ブッ壊れていたところでどうでもイイネ!」
「ンマッ♡ 世界最高の評価ねン♡ ウチのコト、そこまでわかってくれるなんて感激ィィン♡」
「オイオイオ~イ! 良いの!? アンタ、人格とかどうでも良いって言われてるケド!?」
会えばいつでも大盛り上がり、話せば笑いの花が咲く。
こんなに気が合う人、湖宵と彩戸さん以外では初めてだ。相性バッチリかも。
「三五きゅんにはウチのスペシャルダンスを見せてア ・ ゲ ・ ルン♪」
エロ姉ぇはダンスが得意なんだって。
放課後にレッスンの成果を披露してくれると言うので、ウッキウキで彼女の元へむかうのだ。
エロ姉ぇはちょ~気合いの入ったダンススタイルでオレを待ち構えていた。
フワフワロングヘアーをポニーテールに。
夏服シャツを裾結びTシャツにしてヘソ出しに。
ドキドキの超ミニはそのまま……だけどその下は紫ビキニの水着姿なのだとか! アガるぅぅ ⬆️ ⬆️
「おぉっ! 露出度更にUP! なのに爽やかスポーティーでクール! でもやっぱエロい! もうオレ、大満足!」
「三五きゅんたらせっかちさんなんだからン♪ お楽しみはこれからよ~ン♪ MUSIC START ♪」
ズッチャ♪ ズッチャ♪ ズッチャ♪
「Yeah♡ Fo ・ Fo ・ Fo ・ Fooo♡」
「うおぉ! スッゲぇ! ミッチミチに閉じ込められた胸がバインバイン爆発してる!」
今わかりました、セクシーダイナマイトはコレだったんですね! (超速理解)
「ウフフ~ン♡ 他のトコロももっと見てぇン♡ 三五きゅ~ん♡」
フリフリフリフリフリフリ♪ (超高速)
「こ、腰振りエゲツいィィ! ついつい目線が下がって……うおおっ♡」
ソコでクルンと一回転!?
超ミニスカがピラリ~ンとめくれ上がって、ビキニのお尻に視線がクギヅケ!
オレってば恥ずかしいくらいにエロ姉ぇの掌の上で転がされてる!
つ~か見所しかなくて目が過労死しそうだ。
乱れるポニテ! 艶かしいうなじ! スッキリしたお腹! てかおヘソ! 引き締まったフトモモ! 流麗なステップを刻む足!
意外や意外のストリートダンスで身体能力の高さを魅せつけてくるぅ! 絶対的な自信に裏付けされた表情の凛々しさよ。
クールだ。
格好良くて、ゴージャスで、セクシーで、たおやかで。
一言でまとめると……。
「エロ姉ぇの女体って、ホンッッットに綺麗だな……」
いや、最低か。
「アラァン♡♡ ンフフフフフフ~ン♡♡」
いやでもしかし、マジで掛け値無い感動であり、素直な気付きなんだよ。
下心ヌキでもエロ姉ぇの肢体は芸術品の様に美しいと思ったんだ。カットされた宝石や丹念に描かれた絵画みたいにさ。
そして言うまでもなくオレに下心はアリアリだ。(むしろ無いワケない!)
大興奮 & ドキドキが収まらない FEVER 連チャン状態さ!
芸術 × エロさ = 最強!!
エロ姉ぇのダンスは芸術的で神秘的で蠱惑的で扇情的で……カラフルで瑞々しい魅力がてんこ盛りでオレを飽きさせない! 惹き付けて止まない!
「堪んねぇよ……エロ姉ぇ、堪んねぇ!」
「ウチの踊り、ウチのカラダ、もっともぉ~っと愛でてぇぇン♡ 心行くまで二人っきりで♡ 愉しみまっしょぉぉ~ン♡」
……………………………………………………。
ふぅ~、満足満足。
ついつい時を忘れてハッスルしてしまったぜ。
下校時間だ。早く帰ろう。
カバンを取りに夕暮れの教室へ戻ってみると、湖宵が一人ポツンと立っていた。
「あれ? 待っててくれたの? 先に帰っててくれて良かったのに」
「三五……ボク、一生のお願いがあるんだ」
湖宵は思い詰めたような深刻な面持ちで、オレの顔を真っ直ぐに見つめてくる。
「ど、どうしたんだよ。何か悩みがあるなら、オレが何でも聞くよ?」
湖宵の悩みはオレの悩みも同然。それが当たり前だから。
「うん……三五、お願い。エロ姉ぇのことを、好きにならないで」