008
「全く、恥ずかしい姿を見られてしまったではないですか。」
「結局バレるんだから、 いいだろ。糞アテナ。」
リュウちゃん。ルシファー。アテナ。エンはソファに染まりながら喋っていた。
「まぁ、すぐバレるとは思っていましたが。それにしても、可愛いお嬢さんにしか見えないのですが。」
アテナは、エンを見つめながら、モモの、座っている。英雄の席に目を向けた。
「まぁ、さ、最初はそう思うかも、し、知らないけど、き、鍛えたらすぐにでも化けるよ。それは、アテナも魔力で分かっていると、お、思うけど。
モモは、見つめられたことにより、おどおどしながら、答えた。
「そうですね。間違いなく化けると思います。」
アテナは、包み隠さず答える。
「そ、そういえば、エン説明するね。」
モモは、おどおどしながら答えた。
「く、黒い翼を生やしているのが、ルシファー。こ、子供の格好をしているのがリュウちゃん。て、天使の輪っかをつけているのが、アテナ。あとは、外に出かけていたり、会議があったり、寝てたりしたりするので、そ、その時に言うよ。」
「ありがとうございます。モモ。」
エンは。モモに笑顔を向けて礼を言う。
「アテナさん。」
「アテナで結構ですよ。仲間には変わりありませんから。」
「はい!アテナ。よろしくお願いします。」
エンは嬉しそうに、アテナに礼をする。
「俺はルシファーだ。まぁ、特にねぇが、ウジウジした奴は大の苦手だ。」
その言葉に過剰なくらいの反応を示した。アテナ。
「え、あ、はい。」
ルシファーと、アテナの目で喧嘩をして、苦笑いのエンだった。
「もう一回言っとくと、リュウちゃんなのだ。よろしくお願いしますなのだ。」
リュウは、無邪気な笑顔を向けて言った。
「よろしくお願いします。リュウちゃん。」
モモは、仲良く交流を深めたところで、口を開く。
「エ、エンは、ど、ど、どうしてここに?」
「ギルドマスターの所に挨拶と、ついでに、英雄亭の中を見ようかなと。」
エンは正直に答える。
「そ、それなら、行こうか。」
モモは、魔力探知を広げる。モモはギルドマスターがいることを確認すると、少し、呆れたように、ため息をつく。
「ま、また、サボってる。」
モモはポツリと呟く。
エンは、頭にクエスチョンマークを置く。
「き、気にしなくても、だ、大丈夫だよ。」
モモは、エンに言うと、部屋を開け、5人は、ギルドマスターの部屋に続く、廊下を歩く。